2011年8月27日土曜日

フレンズオンアイス2011ざっくりガイド&感想

本日はフレンズオンアイス2011の土曜日公演でした!
管理人はお昼の部を観に行って参りました!


昨日の内容と合わせて感想がてら見どころガイドのようなものを
書こうと思います。今更だけどネタバレ注意!


○オープニング
照明が落ちると北側電光掲示板にテロップが流れる。
『2011年3月11日 東日本大震災 世界中が言葉を失った。
あれから5ヶ月 私達は少しずつ立ち直ろうとしている』
という字幕が流れた後、
キャストの名前がアルファベットで紹介される。
やはりFOIのお客さんは熱心な方が多いので
流れる名前一つ一つに大きな拍手が上がります。
エヴァンさんの名前が出てくるのは最後から二番目。
荒川さんの前に Evan. Lと出ますので、みんなで拍手しましょう♪

キャストの名前が出終わるとオープニングナンバーに入ります。
ここは全員登場しますので各自お気に入りの選手を見逃さないように!
ちなみに今回はアンドリュー・ポジェ君という
エヴァンさんより背の高いイケメンが出演しますので、間違えないでね!
出てくる順は最初に出たテロップ順で、羽生君からスタート。
一人ずつ出てきて、技をやって、次の人とバトンタッチという感じ。
昨日も書いたけどエヴァンさんはいつもより長いコンビネーションスピン。
個人的には佐藤有香さんの美しいスパイラル、シェイリーンのダンス、
ミヤケンさんのジャンプに行こうとするフリ(笑)、
ダイスケのコンビネーションジャンプ、ウィーバー&ポジェのリフトが印象的でした。

オープニングのダンスは回数を重ねるごとに良くなってるはずです。
少なくとも今日のは昨日より良かったですね!明日はもっと期待できそう!


○Hope for Sendai
荒川さんの地元、仙台のちびっこスケーター4人と
フレンズメンバー(荒川さん、ヤマトさん、タケシ・ホンダ、羽生君)による『Smile』。
最初はちびっこ4人が登場し、途中からフレンズメンバーがシルクハットを被って
一人ずつちびっことペアになって演技を披露します。
お互いに帽子を被ったり相手に渡したり、粋な演出です。
その後、荒川さんが一人残って優雅な演技を披露。非常に美しいです。
というか主演(というか大ボス?)がいきなりソロでこんなに出ちゃうなんて
さすがFOI、出し惜しみしないところが好感度大です。

○Get the chance
若いスケーターへの提供枠、第一部は石川翔子さん。
(casaverdeさまより補足:曲は『ミス・サイゴン』だそうです!)
今季NHK杯にエントリーされたそうです!めでたい!
しかも今季のフリープログラムを披露してくれました。
白地にピンクの花があしらわれた清楚な衣装で
曲も和風のエキゾチックな感じです。
コンビネーションジャンプ(今日のは3-3だった)も見せてくれます!
全体的に優雅で、ところどころハッとさせる振りがある意欲作。
NHK杯での登場が楽しみですね♪

○田村ヤマトさん
黒スーツにシルクハットという紳士スタイルで登場!
ジャズの曲に合わせて男らしさをアピール。
紳士スタイルでも彼特有のいたずらっぽさは忘れません。
帽子を効果的に使うなど、小道具にこなれているのはさすが。
もちろんお得意のジャンプもガッツリ跳びますよ!
最後は氷上に仰向けになるんですが、
曲〆のところで帽子で顔を隠しちゃうのがチャーミング♪

○シェイリーン
かなり派手で大胆なエスニックスタイルの衣装なんですが
それもそのはず、曲があの『Waka Waka』!
2010年FIFAワールドカップのテーマソングで、
あのヒップダンスで有名なシャキーラさんの曲なんですよ!
シャキーラさんと言えば代表曲『おしりは嘘つかない(Hips don't lie)』が
超有名で、このPVで披露したヒップダンスは全世界のおしりファンを
熱狂させたことで知られています。うちの妹も大好きです(笑)
で、そんなシャキーラさんの曲で滑ってくれるなんて
さすがシェイリーン! 抜群のアピールに加えて
氷上では非常に難しいヒップダンスも見せてくれます!要チェック!

○鈴木明子さん
初日と2日目昼公演で披露したプログラムが違いました。
初回公演ではバレエの曲。「くるみ割り人形」・・・かな。
(casaverdeさまより補足:「こうもり」だそうです! スミマセン!)
彼女は女子シングルの中でも「踊れる」スケーターとして名を馳せてますが
ダンスの基礎と言われるバレエは如何に!?
清楚で可愛らしく、とってもチャーミングで彼女らしいプログラムです。必見!
2日目はヴァイオリンのメロディーにユーロビートを乗せた
不思議な曲のプログラムを披露していました。
これはこれでエキゾチックな彼女の魅力満載♪

○タケシ・ホンダ
映画『Shall we dance』で使われたというタンゴの曲。
(sakipediaさまより補足:Gotan Projectの「Santa Maria」でした!)
かなりタンゴを意識して作られた振り付けで
相手の女性と踊ってる!と感じられます。一人だけど!
先ほどの田村さんも男っぽいナンバーでしたが
あちらが紳士なら、こちらは情熱のダンサー。
よりエネルギッシュにエッジの効いた振り付けに
大人の雰囲気を堪能できます。

○佐藤有香さん
タケシ・ホンダのタンゴに続いて、大人のムードが続きます。
胸元の開いた赤いドレスを着たセクシーな有香さんが
色気をばんばん振りまくるという反則プログラム(笑)
なんだ、このテイストならタケシ・ホンダと一緒に
ペア組んでも良かったんじゃない?と思いきや
途中で燕尾服のうなだれる紳士が現れ・・・・
少しの時間だったのでミヤケンさんかアンドリューか
きちんと確認できなかったんですけど(誰か教えて!)
とにかくコラボは成立していたのでした♪

○エヴァンさん
昨日も書きましたが第一部は『The climb』です。
不思議なことに、初日はこちらが盛り上がったんですが
二日目昼はジャンプのミスがあったからなのか、
昨日ほどではなかったですね~、ちと残念!
とはいえ、登場時のコメントは聞き逃さないで下さいね!
何気に『Sendai』って言葉を入れてしゃべってくれていて
そのあたりも気を利かせてくれたんだなあ、と喜ばしいです。
ライサイドな皆さんは精一杯応援してあげてね♪

○イリーナ
直前に出演が発表されたイリーナ・スルツカヤ!
トリノまでのクワンとの名勝負など覚えている方も多いのでは。
引退後は出産したりロシアでの大会の解説をするなど
何かと噂は聞いていたものの、ショーに出演するのは久しぶりのようです。
髪を肩まで伸ばして後ろで束ねてたんですが、可愛かった!
あの元祖ロシアンアイドルスケーターの魅力がそのまま戻ってきた!
って感じで、ドラマチックなロシアンポップスに乗せて
元気な姿を見せてくれました!なんだか若返ったように見えましたよ♪

○ダイスケ
今季の競技新プロを披露です!ファンは必見!
民族楽器を多用したテクノっぽい曲(←説明が変だけどホントにそんな感じ)で、
衣装も黒地にゴールドのラインが入った、彼にしちゃ地味なタイプ。
地鳴りのような和太鼓にのせて疾走する姿に大和魂を感じます。
とても変わったタイプの曲なので競技でどう見えるのか楽しみですね~!

○抽選会
おなじみのプレゼント抽選会ですが、今や始まった途端に
トイレへ向う長い行列が出来るようになってしまいました(汗)
お急ぎの方はお早めにどうぞ!
抽選会のアシスタントは明子ちゃんと羽生君です♪

○第二部グループナンバー
おなじみのダイスケの昨シーズンのSP『マンボ』を
本人を含むフレンズ選抜チーム5人でまさかの再現!
出だしはダイスケと荒川さんからスタート。
二人が対になるように同じ振り付けをします。ペアみたい!
その後続々とフレンズ選抜メンバーが出てきます。
5人での「ウッ!」は壮観。そして爆笑。
あのピンク衣装を着たタカヒコヅカが登場するんですが
二日目はまさかのヒゲメイクと髪型に驚きました(爆)
一瞬誰かと思ったけど、おしりとスケーティングで彼とわかったときは
爆笑してしまった。振り付けも巧妙にマネしていてなかなかの役者ぶり。
そしてこれを振付けたシェイリーンもあのステップを
ダイスケとシンクロしながら披露してくれます。さすが!
盛り上がってどんどん踊りまくるのは明子ちゃん!
ここまでみんな、あのプログラムを全員が再現していて
これはスゴイなと。練習大変だったでしょうね~!
とにかく大歓声、大盛況ですが、まだハイライトが待ち構えています。

○Get the chance!
若手枠の二人目は中村さらちゃん
ディズニー映画『アラジン』メドレー。
まだ相当ちびっこだと思うのですが
衣装といい、振り付けといい、完全に『アラジン』とわかるもので
とても凝ったプログラムでした。
私はディズニー映画では『アラジン』が大好きなので
曲がかかっただけでウキウキするんですが、
曲に負けないパフォーマンスを堂々と披露。
ジャンプ中に片手を上げたり、技術的にもとてもアグレッシブ!
今からこんなにやれるなら、将来すごいスケーターになるでしょうね♪

○ヤマト・ジェルソミーナ・田村&ダイスケ・ザンパーノ・高橋
またもダイスケ名プロ特集!早くも第二弾(笑)!
あの『道』が本人で再現・・・かと思いきや
最初に登場したのはヤマトさんの女装によるヒロイン!
ダイスケの『道』のオマージュとして
わかりやすく振り付けや小芝居を再現し
トリプルジャンプも意欲的に入れるなど凝ったプログラム。
しかし途中でつまずき、倒れてしまう(もちろん演出)。
そこへダイスケ本人がオリンピックの衣装で登場!
倒れたジェルソミーナに毛布をかけ、続きを自分で滑る(笑)。
そのままセルフカバーしきってフィニッシュ・・・のはずが
曲がまたかかり(笑)、ジェルソミーナは復活、
今度はダイスケに自分の毛布を被せて、彼女が最後の決めポーズ!
最終的には二人でリンクに寝そべってました。爆笑です。
司会も言ってましたが前代未聞のコラボレーション。
これもものすごく面白かったです。
それにしてもヤマトさん、昨年もそうでしたが
すっかり女装キャラになってますね♪

○羽生君
初日、二日目昼とで競技用プログラムを披露です!
SPはジョニーテイストな青の衣装(多分デザインしたのジョニーですよね)で
優雅でしなやか、そして強さも感じさせる美プロ。
しかも最初から四回転にトライ。ショーなのにトライ。すげえ!
FSはDOIで見たときと同じロミオ。
こちらに対しては「切ない気持ちを演じます」とのコメントでした。
やはりコンビネーションも入れて競技への意欲満々。
おしりと共に彼の成長ぶりが伺えます!
それにしても、彼は群舞でも細部にわたって
きっちりやっているのが印象的でした。
きっとこのショーに参加するのがとても楽しみだったんでしょうね!

○ウィーバー&ポジェ
まさかエヴァンさんより大きなスケーター(ちなみに193センチ)が
出てくるなんて予想外だったんですが、アンドリュー、男前です!
写真で見るより生で観た方が3倍くらいかっこいい。
タキシードの着こなしといい、素晴らしい笑顔といい、
私の中のフィギュアスケーター三大美男子に仲間入りしそうな勢いです(笑)
で、このチームが披露したのは1940年代くらいのゴージャスなナンバー。
最初は椅子に腰掛けたケイトリンを、アンドリューが誘惑して
ダンスに誘う・・・ってな雰囲気の大人っぽいプログラムです。
アンドリューが終始かっこいいです。それに尽きる(笑)

○二度目のタケシ・ホンダ
バラード番長、葉加瀬太郎の曲で真骨頂を見せます。
全体的に青い照明が当てられているんですが
その演出がまるで空の上にいるかのようで、
とても幻想的で美しいです。
そして彼のやわらかな動きとスピード感が
空の上を軽々と舞っているみたいで・・・
心が洗われるようなイメージで感動的でした!

○二度目のイリーナ
ポニーテールのイリーナ、今度のナンバーは
曲の出だしが織田君が使っていた方の『死の舞踏』に似ていて
(ちなみにトリノのときのイリーナのSPも『死の舞踏』)
わかる人は「おっ!?」と思ったはず。
で、死の舞踏と見せかけて、それに雰囲気の似た
女性ボーカルの壮大なポップスでした!やるなあ!
今度もイリーナの魅力炸裂なんですが、
アグレッシブでアーティスティックなスタイルに
アメリカや他の欧州とは違うカリスマ性を感じます。
最近の女子フィギュアスケーターに足りなかったものが、そこにあった。
今、ショーでこれだけやれる現役の女子シングルスケーターって
私は思い浮かばないな・・・(フミーはまた雰囲気が違うしな)
持って生まれたスター性、動き一つ一つの芸術性に
かげがえのない彼女というスケーターの存在を思い知らされました。

○タカヒコヅカ
初日は昨シーズンのSP、ソウルマンメドレーでしたが
紹介コメントで『なーんだ、と思ったそこのアナタ!
今までよりさらにパワーアップしてお届けします』と
見事な本人ツッコミが(笑)。
そして本人が言っていたように、競技のときとは違って
ボーカルがフルで入った本格バージョン!なるほど!
よりダンスの部分が強化されていて驚きました。
すごく踊れるようになりましたよね、彼!
そして二日目昼では今季の新プロを披露!
これまた不思議なテイストの曲でしたが、
音楽をこちらに体感させてくれるイメージです。
振り付けはデヴィッド・ウィルソンさん。
彼が今できるもの全てを詰め込んだ気合の入ったプログラムとのこと。
暗い照明の中と試合の明るい中では感じ方もまた違うことでしょう。
超絶技巧ステップ、A字スピン等見どころ満載です♪

○パン&トン
各地で披露して名作と名高い『愛の夢』。
もうね、現実のカップルがこんなのやっちゃうなんて反則!(笑)
このプログラムを生で観たのは初めてですが
リストの曲をフルで使って、存分に音楽を表現していて
本当に素晴らしいです。ショーだからこそのプログラム。
最初は反対方向へと離れて動いていた二人が
次第に手を取り合って動きをシンクロさせていく姿に
思わず目頭が熱くなります。
曲のハイライトでのツイストジャンプなど感動必至!
存分にロマンティックな雰囲気を味わいましょう。

○美姫ちゃん
『千の風になって』、英語バージョンです。
すっかり名スケーターとして風格の出ている彼女ですが
このプログラムは特に秀逸だと思います。
個人的に注目すべきは、手先ですね。
最初から最後まで指先の神経が行き届いた振り付けをされていて
そういうプログラムっていうのはなかなか見られないです。
彼女が曲に合わせてるんじゃなくて、
曲が彼女に合わせてるんじゃないの、っていう感じ。
DOIの頃から名作度がさらに上がっています。
スケーターとしての円熟味も感じさせ、とても感慨深いです。

○二度目のエヴァンさん
『ロクサーヌ』、初日ではバテバテでしたが
二日目昼公演ではキレキレでした。ジャンプもバッチリ!
その代わり黄色い歓声は昨日の方が多かったんですが
盛り上がりとしては今日の方が大きかったです。
私の周囲の席は見事にダイスケートフレンズだらけでしたが
皆さんとても暖かい拍手をくれて嬉しかった。
もちろんスタオベして下さった方もいました♪
この日のライサイドな会合で話題に出たんですけど
このプログラム、最初から最後まで気が抜けなくて
ヒューとかキャーとか入れづらいですよね(苦笑)
唯一のチャンスは北側・南側それぞれで止まったときなので
ショートサイドで見られる方は是非!宜しくです!!

○荒川さん
大トリはもちろん荒川さん!
リンク中央のドライアイスのカーテンを突っ切って登場。
ケルティック・ウーマンの『I am the voice』で、
まあイメージとしてはガラスの仮面の『紅天女』といった感じ。
(↑もっと良い例えがなかったのか 笑)
震災があった年だからこそ、あえて自然をテーマにした曲で
プログラムを作ったのでしょうか。
スピード感と透明感に溢れ、精霊や巫女のように
とても神々しい、人間ではないもののようなオーラをもって
堂々の大トリを飾ってくれました。
衣装も荒川さんしてはおとなしめな、清楚なデザインで好感度アップ。

○フィナーレ
お揃いの黒いTシャツで全員集合!
今日はエヴァンさんが見えやすい位置だったのでじっくり観察しましたが
ほどほどに踊れてましたよ!(練習しまくったに違いない)
それにしてもエヴァンさん、頭を抱えて上半身をひねるの、
もうちょっと柔らかくできないかなあ(←余計なツッコミ)
ちなみに出だしはダイスケがこちら側で出番待ちだったので
周囲のダイスケートフレンズがこぞって近づいていました。
ダイスケ、近くで見るとかっこいいですね!(←今更すぎないか?)


以上、色々不十分なところもあるかと思いますが
ざっくりとした感想と見どころガイドでした!
明日の公演に行かれる方、後日テレビ放送で映像をチェックなさる方、
あるいは既に行かれて復習がてら読んでくださった皆様、
少しでも参考になれば幸いです!


もちろん、皆さんからのご感想やレポートもお待ちしております!
長文ならメール、面倒ならコメント欄に投稿すると
後日自動的にブログの記事としてアップさせていただきます♪
こぞってご参加くださいませ!!

2 件のコメント:

sakipedia さんのコメント...

金曜日公演しか観ておらず、超絶うろ覚えですが、タケシ・ホンダさんの1回めはGotan Projectの「Santa Maria (Del Buen Ayre)」でしょうか。違ったらごめんなさい(テヘ) http://www.youtube.com/watch?v=e7xTPVihFFk

casaverde さんのコメント...

補足ですが、石川さんの曲は「ミス・サイゴン」、鈴木さんのフリーの曲は「こうもり」だと思います。どちらも素敵なプログラムでしたね。

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