すでに男子シングルの結果が出た後ですが、今大会の有望選手について
ライサチェックが試合前後にどのようにコメントしていたかをご紹介します。
なんだかんだで、TBSでの『予言』も当たっていましたよね(笑)
発言のソースは主にNBCの五輪サイトにて。
それ以外は個別にリンクを貼っています。
羽生選手について:
“Hanyu has burst onto the scene in a big way by beating Chan at the Grand Prix Final, but he's been very consistent and was far and away the best in the team short program and has been looking the best in practice. He's young. I don't know if he's not feeling pressure or he's just so good at dealing with it but it'll be interesting to see how he takes that momentum from the team event into the individual competition.”
「羽生はグランプリファイナルでチャンを破るという偉業をもって、(金メダル争いに)突如現れました。しかし彼は非常に着実であり、団体戦のショートプログラムではダントツで素晴らしく、練習でも最高の状態を見せています。彼は若く、プレッシャーを感じていないのか、もしくは単にプレッシャーをかわすのが上手いのかはわかりませんが、団体戦から個人戦へ、あの勢いをどのように持って行くか、とても興味深いものになりそうです」
(羽生選手の優勝について)
Congratulations #YuzuruHanyu . Happy to pass the torch to you my friend. Very fine skating here in #Sochi
「羽生結弦選手、おめでとう。君に(五輪優勝の)バトンタッチが出来て嬉しく思っているよ。ここ、ソチではすごく良い滑りだった」
パトリックについて:
“Chan is the heavy favorite because he's won everything up to these Games, so we'll see if he can keep it together. But they always talk about the curse on the world champion going into the Olympics, and that could weigh on him. I sure hope not, though.”
「チャンは最有力候補ですね。五輪に至るまで全ての試合のタイトルを持っているわけですから。我々は彼がそれを続けられるかどうかを見るわけです。しかし世間はいつも世界チャンピオンの五輪の呪い(訳注:前シーズンの世界チャンピオンは五輪では優勝できないというジンクス。ライサチェックは前回大会でそれを打ち破った)のことを口にするので、それが彼にとっての重圧になるかもしれません。もちろん、そうでなければいいと思っていますが」
“Chan knows that his team short program score was reflective of the errors that he made out on the ice, that was uncharacteristic for Patrick, especially in the short program. It might be good for him in the sense that he feels like he didn't waste it, or leave his best skating in the team event. Chan has been very vocal about the individual medal – he wasn't worried about the individual event – he wants that gold on his own.”
「チャンは団体戦でのショートプログラムでの得点が、氷上でどうにか切り抜けたミスを反映したものだとよくわかっているはずです。特にショートプログラムにおいては、パトリックらしくない出来事でした。しかし彼が試合を無駄にせず、団体戦では最高のスケートをとっておいたのだと感じられる、という意味では彼にとって良かっただろうと思います。チャンは個人戦のメダルについては以前から熱心に語っていました。個人戦のことは心配ないということもね。彼は自力で金メダルを獲得したいと思っているはずです」
最終的な予想(管理人注:この記事ではパトリックが優勢だと発言しています):
“If everyone skates their best, it would come down to Hanyu and Chan, they are so different and I think the judges really like that. It's hard to compare them because they have different strengths and very few key weaknesses. It's all so complex what the judges are looking for. They’re both aggressive, fast skaters, but I would say that Chan overall has more finesse and valuable experience. If it comes down to the Grades of Execution like it did in Vancouver, in that case I would have to give it to Chan.”
「もし全員が最高の滑りをしたら、最終的には羽生とチャンの戦いになるでしょう。二人はかなり違うタイプだし、ジャッジもそれを好ましく思っているはずです。彼らを比較するのはとても難しいです。それぞれ異なる強さを持っていて、弱点がほんの少ししかありませんから。ジャッジはとても複雑な滑りを期待しています。両者ともにアグレッシブで素早いスケーターですが、全体的にはチャンの方が、より巧みにやってのける手腕と様々な経験を持っていると思います。バンクーバーのときのようにGOEで勝敗が決まるのだとしたら、チャンにより得点を与えないといけないでしょうね」
高橋選手について:
"He was third in Vancouver. He's got a lot of experience, he's been a world champion, and many times a national champion of Japan. He's been very consistent over the last decade."
「彼はバンクーバーで3位でした。たくさんの経験があり、世界チャンピオンになったこともあるし、全日本で何度も優勝しています。ここ10年以上、彼はずっと着実な成長を遂げてきました」
フェルナンデスについて:
“Javier is in that mix, there are just so many top-ranked guys, this is a deep field. This is going to come down to who can perform on the Olympic stage.”
「ハビエルは混戦の中にいますね。多くのトップ選手がいて、とにかく激戦です。最終的にはオリンピックのステージで、誰が自分の演技をやれるかというところにかかってくると思います」
アボットについて:
“Jeremy had a really good skate at Nationals, a short program like he had in Boston would put him in the mix; it would put him in the skating final group.”
「ジェレミーは全米でとても良い演技をしました。ボストンで見せたようなショートプログラムは彼を混乱させてしまうかもしれませんが、ああいう演技ができれば最終グループに入れるはずです」
ジェイソン・ブラウンについて:
"I'm from Chicago, so I'd love to see a Chicago guy be on that team. He's young, so whether or not he medals at this Olympics, I think either way it's going to be a great experience for him and we'll be looking, in 2018, for Jason to be a major contender. But who knows? I think if he does his best he could have a really strong result."
「僕はシカゴ出身なので、シカゴの選手が上位チームにいるのをぜひ見たいです。彼は若いので、今回のオリンピックで彼がメダルを取れるかどうかはどちらでもよく、彼にとってすごく良い経験になると思っています。僕らはみんな2018年にジェイソンは有力候補になれるかどうかを見定めているわけですから。でも、わからないですよ!彼がベストの演技をしたら、実際すごく良い結果を得られると思っています」
デニス・テンの銅メダルについて:
!!!!!!!! Congratulations! I told you that you could do it. Proud of you man!
「!!!!!!!!!! おめでとう!君ならできるって言ったよね!君のことを誇りに思うよ!」
プルシェンコについて:
“Everyone is talking about Yevgeny Plushenko and speculating whether he'll be able to keep his condition up through the team and individual events, in the team event he won the free skate, and you can't really argue with that because it's the more physically demanding of the two.”
「誰もがエフゲニー・プルシェンコについて話し、彼が団体戦と個人戦を通してコンディションを保てるかどうか思いめぐらせています。団体戦のフリーで彼が勝ったので、それを議論しないわけにはいかないでしょう。というのも、二試合は肉体的に非常にきついからです」
(バンクーバー後のプルシェンコとの四回転論争について)
"I definitely think I was a little bit surprised by some of his behavior, it's sort of an experience that I've been facing since I was a kid, competitors trying to get under your skin or into your head. I learned a long time ago to block all of that out. But mainly my reaction to the Plushenko situation was that I have a lot of respect for him and I really had nothing bad to say about him at all. Some of that mental play and those mind games that go on between athletes are very common in every sport, they're very prevalent in skating."
「当時は、間違いなく彼の言動に少しだけ驚いていたと思います。言うなれば、子供のときに直面した経験のようなものです。ライバル同士は互いにイライラさせようとしたり、お互いの考えを読もうとするものですから。僕はそういったものは全て遮断することを、ずっと昔に学んでいたのです。とはいえ、プルシェンコとの(四回転論争の)状況では、主に彼に対して大きな敬意を抱いているということを示しました。実際、彼について何一つ悪く言いたいことはなかったのです。どんな競技でもアスリートの間でああいった心理戦がよく見られますが、フィギュアスケートにおいてもかなり蔓延しているのが現状です」
(試合後、プルシェンコについて)
"His longevity was unbelievable, on a par with the greats of so many sports, not just figure skating, he was intense and always a tough competitor. I was so impressed that he stuck by this comeback and the way he handled the team competition and was able to win a gold medal. I don't think he's pleased this is the way for his career to end, but the pain was just too much."
「彼の長い選手生命は、フィギュアスケートだけでなく他の様々な競技の偉人達と同様に桁外れなものです。彼は非常に強い選手であり、いつもタフな競技者でした。今回の復帰で競技を続けたことや、団体戦をやってのけたこと、そして団体戦で優勝できたことに胸を打たれました。こんな形で競技生活を終えることを、彼自身が喜んでいるとは決して思いませんが、凄まじい痛みでそうせざるを得なかったのです」
(一方、試合後にクワンとライサチェックについてプルシェンコが感謝の意を表明)
He also was grateful for the support from a pair of American figure skating legends over the years. "Of course I would like to say a lot of thanks to Michelle Kwan,'' he said. "She supported me all the time, and I saw her here. (Also), thank you very much to Evan Lysacek, who also supported me."
プルシェンコは往年のアメリカフィギュアスケート・レジェンドである二人からの応援に、とても感謝しているとのことだ。「ミシェル・クワンにはたくさんのお礼を言いたいです。彼女はいつも僕を支えてくれたし、ここ(ソチ)でも彼女に会いました。また、僕のことを応援してくれたエヴァン・ライサチェックにも、心から感謝しています」
2014年2月16日日曜日
2014年2月12日水曜日
エヴァンさん、日本のメディアに『どこから来たの』と聞かれる
(2014年2月14日、ちょっと追記しました)
ソチ五輪が始まっております!
ライサチェックも現地に行って色々仕事しているようで、
案の定、情報に全く追いついていないのですが
ツイッターに実に(残念な意味で)ライサらしいエピソードが流れてきました。
2月12日付けのミシェル・クワンのツイートをご覧下さい(こちら)
訳:エヴァン・ライサチェックが日本のメディアに誰が優勝するか予想を聞かれていた。その後、記者は「それで、あなたはどこから来たの?」ですって!
HAHAHA!
・・・おっと、いつもの癖で空気ネタに笑ってしまいましたが
まさか日本のメディアが現地でやらかしてくれようとは思いませんでした(苦笑)
写真を見てもどこの局かわからないですし、
その後どういうやりとりがあったかも不明ですが
エヴァンさんのことだから大人の対応をしてくれたであろうと期待します。。。
それにしても、この局がどこなのか、そして何の番組なのか気になりますね。
別にクレームをつけたいわけではなく、単純に彼がどう答えたのかが気になります。
他の記事で各国の優勝候補について言及していた中では
高橋選手とパトリックを高く評価していたのを読みましたが。
せっかくソチにいるのだから、日本のカメラがどこかで姿を捉えてくれないかと
密かに期待していたんですけど、まさかの一般人扱いとは・・・(さすがライサ!)。
日本のファンとして、このファッキンマヌケ野郎の非礼を詫びたいところですが
彼があまり気にしていないことを祈ります。まあ、気にしてないでしょうが。
えーと、次はもっと良いネタでブログを更新したいです!(苦笑)
///////////// 以下、追記です /////////////
この記事を書いた次の日、TBSの「朝ズバ」と「ひるおび」にて
上記のインタビューの様子が放送されたという情報を見かけました。
「ひるおび」の方が某所にアップされていたのを見たところ
ナレーションでは「たまたま遭遇した、前回のバンクーバー五輪の金メダリスト、
エヴァン・ライサチェックさんが・・・」などと説明されていて
一応テロップでもそのような表記がありました。
おそらく「どこから来たの?」という質問をした際に
一緒にいたクワンがフォローしてくれたのでしょう、
インタビュアーの失態はテレビ上ではわからないような構成にしていましたが
先に上記のツイートが日本のスケートファンに広まっていたため
日刊SPA!がこの件を記事にしました。
(日本メディアがバンクーバー五輪金メダリストに「where are you from?」)
それがスケートファン以外の目にも留まったようで、
気づいたらあちこちのまとめサイトでも、この件が取り上げられていました。
バンクーバーでの優勝以来、日本で話題になることなど皆無だったエヴァンが
このような形で再び日本のネット上に名前が浮上することになろうとは!(苦笑)
バンクーバー以降、スケートファンを自称する人からも
何かと四回転論争のやり玉にあげられがちなライサチェックですが
さすがに今回ばかりは同情的な声が大きいようです。
日本のスケオタさん達って、普段からこんなにライサに優しかったっけ?と
バンクーバー後の殺伐とした空気の中を、居心地の悪い思いをしながら
このブログに記事を書いていた頃をぼんやり思い出してしまいました。
それよりも、この番組内で彼が何と言ったのか、
その発言が取り上げられたことがちょっと嬉しいですね。
「I have some predictions~」とか、彼のドライ・ユーモアセンスが光っていたし、
高橋選手が一番好きだと発言したのも、羽生選手の優勝を予想したのも、
日本向けにはパーフェクトな回答でした(だから採用されたのだと思いたい)。
もちろん、これ以外にも本国アメリカ向けに優勝者予想をしていたり
公式練習の様子をツイートしてくれたり、
todayに記事を寄稿していたり(後で訳します!)、
メディア関係者としての役割を果たしています。
他にもスポンサー関連の企画に参加したり、スポーツ大使として仕事したり
ライサチェック、バンクーバーのときより忙しそうです。
試合に出られないという件についての感傷的なコメントも見かけましたが、
それよりも、私は彼の現地での仕事ぶりの方が気になります。
皆さんに是非見てもらいたい彼の仕事を、
ゆっくりペースでもここで紹介できたらと思います。
(と言いつつ、多すぎてとても全て把握しきれないのですが)
では次の更新をもう少しお待ち下さい!
あ、もし優先して紹介したり訳したりして欲しい記事があったらお伝え下さい!(笑)
ソチ五輪が始まっております!
ライサチェックも現地に行って色々仕事しているようで、
案の定、情報に全く追いついていないのですが
ツイッターに実に(残念な意味で)ライサらしいエピソードが流れてきました。
2月12日付けのミシェル・クワンのツイートをご覧下さい(こちら)
.@EvanLysacek asked prediction on who'll win gold by Japanese press. After, the writer asks,"where are you from?" pic.twitter.com/v0Nt6IDhTi
— Michelle Kwan (@MichelleWKwan) 2014, 2月 12
訳:エヴァン・ライサチェックが日本のメディアに誰が優勝するか予想を聞かれていた。その後、記者は「それで、あなたはどこから来たの?」ですって!
HAHAHA!
・・・おっと、いつもの癖で空気ネタに笑ってしまいましたが
まさか日本のメディアが現地でやらかしてくれようとは思いませんでした(苦笑)
写真を見てもどこの局かわからないですし、
その後どういうやりとりがあったかも不明ですが
エヴァンさんのことだから大人の対応をしてくれたであろうと期待します。。。
それにしても、この局がどこなのか、そして何の番組なのか気になりますね。
別にクレームをつけたいわけではなく、単純に彼がどう答えたのかが気になります。
他の記事で各国の優勝候補について言及していた中では
高橋選手とパトリックを高く評価していたのを読みましたが。
せっかくソチにいるのだから、日本のカメラがどこかで姿を捉えてくれないかと
密かに期待していたんですけど、まさかの一般人扱いとは・・・(さすがライサ!)。
日本のファンとして、このファッキンマヌケ野郎の非礼を詫びたいところですが
彼があまり気にしていないことを祈ります。まあ、気にしてないでしょうが。
えーと、次はもっと良いネタでブログを更新したいです!(苦笑)
///////////// 以下、追記です /////////////
この記事を書いた次の日、TBSの「朝ズバ」と「ひるおび」にて
上記のインタビューの様子が放送されたという情報を見かけました。
「ひるおび」の方が某所にアップされていたのを見たところ
ナレーションでは「たまたま遭遇した、前回のバンクーバー五輪の金メダリスト、
エヴァン・ライサチェックさんが・・・」などと説明されていて
一応テロップでもそのような表記がありました。
おそらく「どこから来たの?」という質問をした際に
一緒にいたクワンがフォローしてくれたのでしょう、
インタビュアーの失態はテレビ上ではわからないような構成にしていましたが
先に上記のツイートが日本のスケートファンに広まっていたため
日刊SPA!がこの件を記事にしました。
(日本メディアがバンクーバー五輪金メダリストに「where are you from?」)
それがスケートファン以外の目にも留まったようで、
気づいたらあちこちのまとめサイトでも、この件が取り上げられていました。
バンクーバーでの優勝以来、日本で話題になることなど皆無だったエヴァンが
このような形で再び日本のネット上に名前が浮上することになろうとは!(苦笑)
バンクーバー以降、スケートファンを自称する人からも
何かと四回転論争のやり玉にあげられがちなライサチェックですが
さすがに今回ばかりは同情的な声が大きいようです。
日本のスケオタさん達って、普段からこんなにライサに優しかったっけ?と
バンクーバー後の殺伐とした空気の中を、居心地の悪い思いをしながら
このブログに記事を書いていた頃をぼんやり思い出してしまいました。
それよりも、この番組内で彼が何と言ったのか、
その発言が取り上げられたことがちょっと嬉しいですね。
「I have some predictions~」とか、彼のドライ・ユーモアセンスが光っていたし、
高橋選手が一番好きだと発言したのも、羽生選手の優勝を予想したのも、
日本向けにはパーフェクトな回答でした(だから採用されたのだと思いたい)。
もちろん、これ以外にも本国アメリカ向けに優勝者予想をしていたり
公式練習の様子をツイートしてくれたり、
todayに記事を寄稿していたり(後で訳します!)、
メディア関係者としての役割を果たしています。
他にもスポンサー関連の企画に参加したり、スポーツ大使として仕事したり
ライサチェック、バンクーバーのときより忙しそうです。
試合に出られないという件についての感傷的なコメントも見かけましたが、
それよりも、私は彼の現地での仕事ぶりの方が気になります。
皆さんに是非見てもらいたい彼の仕事を、
ゆっくりペースでもここで紹介できたらと思います。
(と言いつつ、多すぎてとても全て把握しきれないのですが)
では次の更新をもう少しお待ち下さい!
あ、もし優先して紹介したり訳したりして欲しい記事があったらお伝え下さい!(笑)
2014年2月3日月曜日
ライサチェック、セサミストリートに出演
昨年の秋頃からライサチェックがセサミストリートに出演する、
と予告がありましたが、ようやく公開になりました(こちら)!
リンク先でiTunesを開いてご覧下さい!
(パソコン上での試聴を推奨します!)
(2月4日追記:こちらの公式サイトからも見られます!8日までトップにあるかと!)
(2月15日追記:YouTubeにあがっていました)
個人的に、アメリカ人なのにアメリカ人離れした、
超棒読みイングリッシュが特徴的な彼ですが
なんと、この番組ではきちんとアメリカ人ぽく、
かなりオーバーリアクションかつハキハキしゃべっています。
私もそれなりの年数でファンをやっていますが、
こんなエヴァンさんは初めて見たかもしれない(笑)。
さすがに子供向け番組では、元気いっぱいのお兄さん風に
演技せざるを得なかったのでしょうか。
話のテーマも「Confidence」ということだったので、
おそらく普段の何倍ものテンションでやったのでしょう。
それにしても、普段から(これほどじゃなくても)ハキハキしゃべってくれれば
もっと好印象だろうにと思わざるを得ませんが(苦笑)
とはいえ、トリノオリンピックの後に演劇を学んだこともあるし
ショートビデオにも出演していましたよね。
(あのときの演技もまあまあ棒読みだったけど・・・)
過去のインタビューで俳優の道はどうだろうかと真剣に考えた、
と言っていたほど、真面目に取り組んでいたことを思うと
今回のセサミストリートで披露できて良かったね!という感じです。
もう、こんなにキッチリ演技してると思ってなかったので
良い意味で驚かされました。
他のキャラがしゃべっているときに若干視線が泳いでたり、
一瞬、セリフを言うタイミングを間違えそうになってたり、
若干余裕がないところもまた笑えました(ごめんよ 笑)
さて、もうすぐソチ五輪開幕です。
我らがライサチェックも普通に解説するより、
今回のようにいつもと違う様子が見られたら良いですね!
と予告がありましたが、ようやく公開になりました(こちら)!
リンク先でiTunesを開いてご覧下さい!
(パソコン上での試聴を推奨します!)
(2月4日追記:こちらの公式サイトからも見られます!8日までトップにあるかと!)
(2月15日追記:YouTubeにあがっていました)
個人的に、アメリカ人なのにアメリカ人離れした、
超棒読みイングリッシュが特徴的な彼ですが
なんと、この番組ではきちんとアメリカ人ぽく、
かなりオーバーリアクションかつハキハキしゃべっています。
私もそれなりの年数でファンをやっていますが、
こんなエヴァンさんは初めて見たかもしれない(笑)。
さすがに子供向け番組では、元気いっぱいのお兄さん風に
演技せざるを得なかったのでしょうか。
話のテーマも「Confidence」ということだったので、
おそらく普段の何倍ものテンションでやったのでしょう。
それにしても、普段から(これほどじゃなくても)ハキハキしゃべってくれれば
もっと好印象だろうにと思わざるを得ませんが(苦笑)
とはいえ、トリノオリンピックの後に演劇を学んだこともあるし
ショートビデオにも出演していましたよね。
(あのときの演技もまあまあ棒読みだったけど・・・)
過去のインタビューで俳優の道はどうだろうかと真剣に考えた、
と言っていたほど、真面目に取り組んでいたことを思うと
今回のセサミストリートで披露できて良かったね!という感じです。
もう、こんなにキッチリ演技してると思ってなかったので
良い意味で驚かされました。
他のキャラがしゃべっているときに若干視線が泳いでたり、
一瞬、セリフを言うタイミングを間違えそうになってたり、
若干余裕がないところもまた笑えました(ごめんよ 笑)
さて、もうすぐソチ五輪開幕です。
我らがライサチェックも普通に解説するより、
今回のようにいつもと違う様子が見られたら良いですね!
2014年1月26日日曜日
ライサチェック、五輪解説に挑戦
ライサチェック、NBCのToday showで男子シングルと団体戦の
ソチ五輪解説役を務めることを発表しました。
以下、APによる記事を訳します。
Vancouver Olympics champion Evan Lysacek Sochi-bound, only not on the ice
Evan Lysacek will be in Sochi after all.
最終的に、エヴァン・ライサチェックはソチに行くことになった。
No, he won't be defending his gold medal after injuries curtailed his comeback last year. Instead, the Vancouver Olympic champion will be "wearing many hats" in Russia, and he might be more exhausted after these games than he was after competing four years ago.
とはいえ、昨年彼の復帰を奪った怪我の後に、金メダルを守りに行くのではない。その代わりに、バンクーバー五輪チャンピオンはロシアで『色々な仕事をする』ことになっているのだ。試合が幾つか終わった後には、四年前に自分の試合を終えた後よりもヘトヘトになっているかもしれない。
Lysacek will work as an analyst on NBC's "Today Show" for the men's and team figure skating events. He'll be involved with several of his sponsors, such as Citi with the "Every Step Of The Way" program in which he will raise funds for Figure Skating in Harlem, one of his favorite organizations.
ライサチェックはNBCのToday showで、男子シングルと団体戦の解説役を務めることになっている。また、Citiのような彼のスポンサーの活動(例えば、彼のとても気に入っている団体の一つ、フィギュアスケーティング・イン・ハーレムへの寄付金を募るための、Citiとの『Every Step Of The Way』プログラムなど)に携わる予定だ。
Lysacek is aiding Procter and Gamble with its "Thank You Mom" campaign through which his mother "was able to get pampered, which she doesn't get to do too often," for the Vancouver Games. He'll "help out" with social media for Smucker's and will make appearances for Ralph Lauren and Deloitte.
彼はP&Gの『Thank You Mom』キャンペーンも手伝っている。これは彼の母に『(バンクーバー五輪のために)普段できなかったことをやってもらって、手厚くもてなすため』とのことだ。また、スムッカーズのソーシャルメディアへの支援や、ラロフローレン、デロイトへの出演も行うことになっている。
After the Olympics, he'll serve as a sports envoy for the U.S. State Department, journeying to St. Petersburg to work with some Russian sports organizations.
オリンピックの後は、アメリカ国務省のスポーツ大使として任務を行い、ロシアの複数のスポーツ団体と活動すべくサンクトペテルブルクへ向かうことになっているそうだ。
The one thing he won't be doing is skating.
彼がロシアでやる予定のないものは、スケートくらいだろう。
So keeping busy is a must.
というわけで、多忙でいることが必須なのだ。
"I am still focused on healing and processing that I am not competing in Sochi," the 28-year-old Lysacek told The Associated Press on Friday. "It is hard for me to watch Olympic commercials and hear athletes talking about it; it is all of the things I want.
金曜日、APに対して「今はソチに出場しないことに対する精神面での回復と気持ちの整理に集中しています」と28歳のライサチェックは言った。「オリンピックのコマーシャルを見たり、選手達が五輪について話しているのを聞くのはとてもつらいです。まさに、僕も出場選手として話したいからです」
"For the last three years I fully expected I would be the one talking about it and feeling that," he said.
「この3年間、僕もそうやって五輪のことや感じていることを話す選手の一人になれるのだとばかり思っていました」
He's not because Lysacek, who has not competed since winning the Olympic title, tore the labrum in his left hip last fall. After two months of aggressive treatment, doctors told him in December he was risking permanent damage by continuing to train.
バンクーバー後に試合をしていないライサチェックが今回出場できなかったのは、昨年の秋に負った関節唇損傷が原因だ。二ヶ月にも及ぶ熱心な治療の後、12月に医師は彼にトレーニングを続けることによる永続的な損傷の危険性を伝えたのだった。
That pain eventually will disappear as the injury heals. The emotional hurt remains, and Lysacek is uncertain when it will subside.
その痛みも、怪我が回復するにつれていずれは解消されると思われる。とはいえ心の傷は癒えず、ライサチェックはそれがいつ消えるかは定かではないと言う。
"My heart was broken and mostly because I was on the right track," he said. "In July 2012, I think I could have competed in the Olympics if they were then and done quite well. The way things spiraled downward from there was very hard to handle."
「気持ちはほとんどボロボロになってしまいました。全てうまく行っていたはずだからです。2012年の7月に五輪が開催されていたら出場できただろうし、すごくうまく行っていたと思うんです。物事はそこから負のスパイラルに陥って、ほとんど対処できなくなってしまいました」
Lysacek is uncertain how he'll feel when he touches down in Sochi, saying "hopefully once I get to the Olympics my mind will go to Vancouver and it will be in a celebratory frame."
「一旦、会場に着いてしまったら、気持ちがバンクーバーへ飛んでお祝い気分になっていれば良いのですが」と言いつつも、彼はソチに到着した際に自分がどんな気持ちになるか確信がないようだ。
But he knows he will be plenty busy during the games.
しかし、試合中は十分忙しくなることはわかっているという。
Lysacek seems most excited about being part of the "Today Show." NBC has hired a slew of Olympic champions for Sochi, including Scott Hamilton and Tara Lipinski. It also has one of Lysacek's main rivals through the last decade or so, Johnny Weir, on its team.
ライサチェックはToday Showに参加することが一番楽しみなようだ。NBCはすでにソチ向けにスコット・ハミルトンやタラ・リピンスキーを含むオリンピックチャンピオンを豊富に雇っている。また、ライサチェックの10数年来もの主要なライバルの一人であった、ジョニー・ウィアーもそのチームの一員だ。
"Their presence at the Olympics is so special," he said of the morning show. "A lot of athletes have such great memories of winning and appearing on the show the next day. I can go back to Torino and the next day after competing going on the show and talking to Katie Couric when she was still with them. It was really the first time I was able to relax and have fun.
この朝の番組について、「オリンピックでの彼らの出演は格別です。優勝した次の日にこの番組に出演した素晴らしい思い出を持っている選手がたくさんいるんです。僕もトリノのときに出場した次の日にTodayに出て、ケイティ・クーリックと話したのを覚えています。彼女がまだ出演していた頃のことでした。この時の出演が、はじめてリラックスできて楽しめたものだったんですよ」とライサチェック。
"Fast forward four years, and my whirlwind after winning just really began with the 'Today Show.' "
「このあっという間の四年間、(バンクーバーで)優勝してからの目まぐるしい日々は、まさにTodayから始まったんです」
After the free skate and the medals ceremony in Vancouver, Lysacek went to USA House and presented his coach, Frank Carroll, with his medal. Carroll has worked with some of the sport's greats through the decades, including Michelle Kwan, and Lysacek's win was the first at the games for a Carroll student.
バンクーバーでフリーと表彰式を終えた後、ライサチェックはアメリカの選手村へ行き、コーチであるフランク・キャロルにメダルを見せた。キャロルは数十年に渡ってミシェル・クワンを含むこの競技の名選手達と活動してきたが、彼の生徒にとってはライサチェックの優勝が初めてのオリンピック優勝だったのだ。
Then it was straight to the TV set.
それからは、テレビ局のセットへ直行だったのだという。
"We were on the West Coast, of course, so they would start to broadcast at 4 a.m.," Lysacek said. "As I waited to be interviewed, that was the first time to really sit and look at the medal around my neck and let that experience sink in. It was an incredible moment for me that continued on and on.
「西海岸にいたので、放送は朝4時開始だったんです。インタビューを待っている時に、初めて首にかかっているメダルを座りながら眺めて、この経験を実感することができました。そんな時間がずっと続いて、本当に信じられないほど素晴らしいひとときでした」
"My first stop — and I think a lot of athletes, too — had their first celebratory moments through the years on the show," he added. "America wakes up to the 'Today Show' and the folks on it are like family to Americans. And now I get to work with that show."
「多くの選手もそうだと思いますが、Todayは僕が(勝利の後に)最初に訪れた番組で、もう何年も選手達のお祝いの最初の瞬間がこの番組で放送されてきたわけです。アメリカ人は皆、Todayで目を覚ますし、番組に出ている人達はアメリカ人にとって家族同然です。だからこそ、今度は僕がこの番組に協力するんですよ」
ソチ五輪解説役を務めることを発表しました。
以下、APによる記事を訳します。
Vancouver Olympics champion Evan Lysacek Sochi-bound, only not on the ice
Evan Lysacek will be in Sochi after all.
最終的に、エヴァン・ライサチェックはソチに行くことになった。
No, he won't be defending his gold medal after injuries curtailed his comeback last year. Instead, the Vancouver Olympic champion will be "wearing many hats" in Russia, and he might be more exhausted after these games than he was after competing four years ago.
とはいえ、昨年彼の復帰を奪った怪我の後に、金メダルを守りに行くのではない。その代わりに、バンクーバー五輪チャンピオンはロシアで『色々な仕事をする』ことになっているのだ。試合が幾つか終わった後には、四年前に自分の試合を終えた後よりもヘトヘトになっているかもしれない。
Lysacek will work as an analyst on NBC's "Today Show" for the men's and team figure skating events. He'll be involved with several of his sponsors, such as Citi with the "Every Step Of The Way" program in which he will raise funds for Figure Skating in Harlem, one of his favorite organizations.
ライサチェックはNBCのToday showで、男子シングルと団体戦の解説役を務めることになっている。また、Citiのような彼のスポンサーの活動(例えば、彼のとても気に入っている団体の一つ、フィギュアスケーティング・イン・ハーレムへの寄付金を募るための、Citiとの『Every Step Of The Way』プログラムなど)に携わる予定だ。
Lysacek is aiding Procter and Gamble with its "Thank You Mom" campaign through which his mother "was able to get pampered, which she doesn't get to do too often," for the Vancouver Games. He'll "help out" with social media for Smucker's and will make appearances for Ralph Lauren and Deloitte.
彼はP&Gの『Thank You Mom』キャンペーンも手伝っている。これは彼の母に『(バンクーバー五輪のために)普段できなかったことをやってもらって、手厚くもてなすため』とのことだ。また、スムッカーズのソーシャルメディアへの支援や、ラロフローレン、デロイトへの出演も行うことになっている。
After the Olympics, he'll serve as a sports envoy for the U.S. State Department, journeying to St. Petersburg to work with some Russian sports organizations.
オリンピックの後は、アメリカ国務省のスポーツ大使として任務を行い、ロシアの複数のスポーツ団体と活動すべくサンクトペテルブルクへ向かうことになっているそうだ。
The one thing he won't be doing is skating.
彼がロシアでやる予定のないものは、スケートくらいだろう。
So keeping busy is a must.
というわけで、多忙でいることが必須なのだ。
"I am still focused on healing and processing that I am not competing in Sochi," the 28-year-old Lysacek told The Associated Press on Friday. "It is hard for me to watch Olympic commercials and hear athletes talking about it; it is all of the things I want.
金曜日、APに対して「今はソチに出場しないことに対する精神面での回復と気持ちの整理に集中しています」と28歳のライサチェックは言った。「オリンピックのコマーシャルを見たり、選手達が五輪について話しているのを聞くのはとてもつらいです。まさに、僕も出場選手として話したいからです」
"For the last three years I fully expected I would be the one talking about it and feeling that," he said.
「この3年間、僕もそうやって五輪のことや感じていることを話す選手の一人になれるのだとばかり思っていました」
He's not because Lysacek, who has not competed since winning the Olympic title, tore the labrum in his left hip last fall. After two months of aggressive treatment, doctors told him in December he was risking permanent damage by continuing to train.
バンクーバー後に試合をしていないライサチェックが今回出場できなかったのは、昨年の秋に負った関節唇損傷が原因だ。二ヶ月にも及ぶ熱心な治療の後、12月に医師は彼にトレーニングを続けることによる永続的な損傷の危険性を伝えたのだった。
That pain eventually will disappear as the injury heals. The emotional hurt remains, and Lysacek is uncertain when it will subside.
その痛みも、怪我が回復するにつれていずれは解消されると思われる。とはいえ心の傷は癒えず、ライサチェックはそれがいつ消えるかは定かではないと言う。
"My heart was broken and mostly because I was on the right track," he said. "In July 2012, I think I could have competed in the Olympics if they were then and done quite well. The way things spiraled downward from there was very hard to handle."
「気持ちはほとんどボロボロになってしまいました。全てうまく行っていたはずだからです。2012年の7月に五輪が開催されていたら出場できただろうし、すごくうまく行っていたと思うんです。物事はそこから負のスパイラルに陥って、ほとんど対処できなくなってしまいました」
Lysacek is uncertain how he'll feel when he touches down in Sochi, saying "hopefully once I get to the Olympics my mind will go to Vancouver and it will be in a celebratory frame."
「一旦、会場に着いてしまったら、気持ちがバンクーバーへ飛んでお祝い気分になっていれば良いのですが」と言いつつも、彼はソチに到着した際に自分がどんな気持ちになるか確信がないようだ。
But he knows he will be plenty busy during the games.
しかし、試合中は十分忙しくなることはわかっているという。
Lysacek seems most excited about being part of the "Today Show." NBC has hired a slew of Olympic champions for Sochi, including Scott Hamilton and Tara Lipinski. It also has one of Lysacek's main rivals through the last decade or so, Johnny Weir, on its team.
ライサチェックはToday Showに参加することが一番楽しみなようだ。NBCはすでにソチ向けにスコット・ハミルトンやタラ・リピンスキーを含むオリンピックチャンピオンを豊富に雇っている。また、ライサチェックの10数年来もの主要なライバルの一人であった、ジョニー・ウィアーもそのチームの一員だ。
"Their presence at the Olympics is so special," he said of the morning show. "A lot of athletes have such great memories of winning and appearing on the show the next day. I can go back to Torino and the next day after competing going on the show and talking to Katie Couric when she was still with them. It was really the first time I was able to relax and have fun.
この朝の番組について、「オリンピックでの彼らの出演は格別です。優勝した次の日にこの番組に出演した素晴らしい思い出を持っている選手がたくさんいるんです。僕もトリノのときに出場した次の日にTodayに出て、ケイティ・クーリックと話したのを覚えています。彼女がまだ出演していた頃のことでした。この時の出演が、はじめてリラックスできて楽しめたものだったんですよ」とライサチェック。
"Fast forward four years, and my whirlwind after winning just really began with the 'Today Show.' "
「このあっという間の四年間、(バンクーバーで)優勝してからの目まぐるしい日々は、まさにTodayから始まったんです」
After the free skate and the medals ceremony in Vancouver, Lysacek went to USA House and presented his coach, Frank Carroll, with his medal. Carroll has worked with some of the sport's greats through the decades, including Michelle Kwan, and Lysacek's win was the first at the games for a Carroll student.
バンクーバーでフリーと表彰式を終えた後、ライサチェックはアメリカの選手村へ行き、コーチであるフランク・キャロルにメダルを見せた。キャロルは数十年に渡ってミシェル・クワンを含むこの競技の名選手達と活動してきたが、彼の生徒にとってはライサチェックの優勝が初めてのオリンピック優勝だったのだ。
Then it was straight to the TV set.
それからは、テレビ局のセットへ直行だったのだという。
"We were on the West Coast, of course, so they would start to broadcast at 4 a.m.," Lysacek said. "As I waited to be interviewed, that was the first time to really sit and look at the medal around my neck and let that experience sink in. It was an incredible moment for me that continued on and on.
「西海岸にいたので、放送は朝4時開始だったんです。インタビューを待っている時に、初めて首にかかっているメダルを座りながら眺めて、この経験を実感することができました。そんな時間がずっと続いて、本当に信じられないほど素晴らしいひとときでした」
"My first stop — and I think a lot of athletes, too — had their first celebratory moments through the years on the show," he added. "America wakes up to the 'Today Show' and the folks on it are like family to Americans. And now I get to work with that show."
「多くの選手もそうだと思いますが、Todayは僕が(勝利の後に)最初に訪れた番組で、もう何年も選手達のお祝いの最初の瞬間がこの番組で放送されてきたわけです。アメリカ人は皆、Todayで目を覚ますし、番組に出ている人達はアメリカ人にとって家族同然です。だからこそ、今度は僕がこの番組に協力するんですよ」
ラベル:
Evan's words,
ライサチェックトーク
2013年12月28日土曜日
ライサチェックのinstagramアカウント
2013年12月19日木曜日
napervillesun.suntimes.com (2013/12/12) - Q&A: Naperville's 'Sports Doctor' discusses Evan Lysacek bowing out of Sochi Olympics
ライサチェックと長年付き合いのあるスポーツドクター、
ロバート・ウェイル氏のインタビューを訳します。
(元記事はライサチェックの地元紙ネイパーヴィル・サンです)
Q&A: Naperville's 'Sports Doctor' discusses Evan Lysacek bowing out of Sochi Olympics
Dr. Robert A. Weil met Evan Lysacek in 1996, when the Olympic champion was then a 10-year-old kid skating at All Seasons Ice Rink in Aurora under the guidance of coach Candy Brown Burek. “Evan was already special at that age,” said Weil, a specialty-sports podiatrist, who has crafted Lysacek’s custom orthotics for nearly two decades, a vital item which helps to keep a skater’s lower body in alignment.
ドクター・ロバート・A・ウェイルは、1996年にエヴァン・ライサチェックと知り合った。オリンピックチャンピオンがまだ10歳のときであり、当時、彼はオーロラにある一年中開催しているリンクでコーチのキャンディ・ブラウン・ブレクに指導されていた。「エヴァンはその頃からすでに特別な存在でしたよ」と語るウェイルはスポーツ専攻の足の専門医であり、20年近くにわたってライサチェックの特注矯正器具を手がけてきた。これはスケーターの下半身を一直線に保つために必要不可欠なものだ。
On Tuesday, Lysacek, the Naperville native, announced that he would not compete in the 2014 Sochi Olympics because of a torn labrum in his left hip that resulted from a fall on Aug. 21 as Lysacek attempted a quadruple jump.
12月10日の火曜日、ネイパーヴィル出身のライサチェックは、8月21日に四回転ジャンプを試みて失敗したことに由来する左股関節の関節唇損傷のため、2014年ソチ五輪に出場しないことを発表した。
When did you know that Evan wouldn’t compete in the Sochi games?
エヴァンがソチ五輪に出場しないと知ったのはいつですか?
I officially knew when I saw [Today]. I sent Evan a text telling him how proud I was of him and he replied with something along the lines of “Thanks Doc, tough day.” He’s a man of few words when he’s locked in.
正式に知ったのはTodayを見たときです。エヴァンに、どれだけ私が誇りに思ってきたかをメールしたら、「ありがとう、ドクター。しんどい一日です」と返信が来ましたよ。彼は内にこもっているときは、口数が少なくなるタイプなんです。
But I knew the reality after I had been in contact with him over the last few months. His progress was slow. He was hurting and trying to fight through it.
とはいえ、ここ2、3ヶ月に彼と接触してきたので、現実で何が起こっているかは知っていたわけです。彼の進捗は遅れていました。苦しみながらも、その中で闘っていたのです。
What went through your mind when you heard the news?
彼の(ソチ五輪断念の)ニュースを聞いたとき、あなたの胸に去来したものは何でしょうか?
The end of an era. Our entire past flashed through my mind when it all became real. Specifically, I remember the picture of him as a 10-year-old boy when he said, “Thanks Dr. Weil for my new feet.”
一つの時代の終わった、ということですね。そのときが来てしまったのだと思うと、私たちのこれまでの記憶が過りました。特に、彼が10歳の少年だったとき、私に「新しい足を(=足を治してくれて)ありがとう、ウェイル先生」と私に言ったのは忘れられません。
Prior to Evan’s injury, what has the last few years been like for him after winning the gold in Vancouver?
エヴァンが怪我をする前、バンクーバーで優勝した後のここ数年間は彼にとってどんなものだったのでしょう?
He thought he’d wait for a year or two, then he decided ‘If I lose I lose, I’m not done competing.’ That was this journey for the past year and a half: to try to get to Sochi, Russia.
彼は1年か2年は心が決まるのを待っていて、その後「試合に負けて迷うようなら、まだ試合を心行くまでやっていないということだ」と決断しました。彼のソチ五輪出場への挑戦は、ここ一年半のことでしたね。
What factor do you most attribute Evan’s recent injury to?
エヴァンの直近の怪我の、一番の要因は何だとお考えですか?
Lousy luck. Had it not been for this, I think he would have made it back.
ひどい不運です。それさえなければ、彼は復帰できたはずだと思います。
Evan had a surgical procedure to correct a sports hernia last year and he recovered well, but he was never 100 percent and was in a hurry to get back.
エヴァンは去年スポーツヘルニア矯正の外科処置を行い、回復状態は良好でしたが100%の状態までは戻らず、復帰を焦っていました。
The three major points for whether Evan would be able to get to Sochi were: 1.) Could he hold up to super intensive training? (And he really, really couldn’t after the fall). 2.) Could he qualify? 3.) Could he win? This time, he ran out of time.
エヴァンがソチへ出場できるかどうか、3つの重要なポイントがありました。まず第一に、凄まじく強烈なトレーニングに持ちこたえることができるか(そして彼は、実際、怪我の後は持ちこたえられなくなってしまった)。第二に、出場権を得られるか。第三に、勝つことができるか。今回は、時間切れでした。
How long would Evan have needed to recuperate if he was to compete at Sochi?
彼がソチに出場するのであれば、どのくらいの期間で回復しなければならなかったのでしょう?
He needed a couple more months of time. He’s got to heal. We probably needed a month or two of slowing down. There was just too much intensity considering the injury. It was untenable.
あと2、3ヶ月は必要でした。とにかく回復しないことにはね。1ヶ月か2ヶ月、ペースを落とす必要があったでしょう。怪我の割に(トレーニングが)激しすぎました。その点については擁護できませんね。
Have you ever treated Evan for an injury?
これまでにエヴァンの怪我を治療したことはあったのですか?
Evan had a lingering foot problem after winning the world championship and leading up to the Vancouver Olympics. Part of his visit was to update his orthotics and part was to talk strategy about not doing the quadruple jump.
エヴァンが世界選手権で優勝してバンクーバー五輪へと向かっていたとき、彼は足の故障を長引かせていました。矯正器具を改良しに来たり、四回転ジャンプを飛ばない戦略について話に来たり、という感じでしたね。
On top of that was his rapid growth. He’s a tremendous lever system and we knew there would be lots of stress on hips. But this latest injury was acute and it was more bad luck than his hips wearing, which in some ways is harder to take.
それに加えて、彼の急速な成長の件でも相談に来ていました。彼の身体はとても大きなレバー・システム(訳注:要するに手足が長過ぎるということ)があり、皆さんのご想像通り、股関節に大きな負担がかかります。とはいえ、直近の怪我はかなり深刻で、股関節の消耗よりも不運の方が大きく、その意味では抗い難いものでした。
Having known Evan for nearly two decades, what’s your understanding of how he made the decision to bow out of the Sochi games?
20年近くにわたってエヴァンと交流してきた中で、彼がソチ五輪から身を引く決断をどのようにしたとお考えですか?
Evan is tough as they come, but he couldn’t work through the discomfort. Doctors, I think, were saying it could do permanent damage. He’s had so many disruptions in his training, He doesn’t want to embarrass himself.
エヴァンは起きてしまった物事に対してはタフな方ですが、不快な症状の中で練習し続けることができなかったのだと思います。医師達はそれが永久的な損傷を引き起こすと言ったのでしょう。トレーニングは何度も突然止まっていたし、醜態を晒したくもないはずです。
Do you think Evan will compete again?
エヴァンは再び競技に戻ると思われますか?
I don’t know if he’ll compete. He might see that his whole reasons to compete was the Olympics. Of course he’ll be back in ice shows. Maybe he’ll be commentator in Sochi. We would expect if anyone can comeback, it would be Evan. The question is what does someone feel in their heart, is it worth it to compete again at 28, already old in some ways?
今後、彼が競技するかどうかはわかりません。彼の競技を行う理由は全て五輪だったと考えていたかもしれないですし。アイスショーには確実に戻るでしょうね。ソチではコメンテーターをやるかもしれないですよ。誰かが復帰できるかどうかとなると期待してしまうものですが、エヴァンについても同じことが言えますね。問題は、28歳で再び競技を行う価値があるか、ある意味では年をとりすぎていないか、といったことを皆さんが内心どのように思うかということです。
What is the bigger challenge of Evan’s recovery, the mental or physical aspect?
エヴァンの回復のより大きな挑戦は、精神面、あるいは肉体面のどちらでしょうか?
It’s both an issue of mind and body. He has standards of excellence as does any champion. Evan has always been an overachiever in training. You have to hold this kid back. If the Olympics were in the spring…
心と身体、両方の問題ですね。エヴァンはチャンピオンが持つ美点の水準を持っています。トレーニングでは彼はいつも頑張り屋さんです。練習を引き止めなければならないほどです。オリンピックの開催が春だったらよかったのですが・・・・
But for him its been a question of “Hey, how much pain can you handle?” The mental side is huge and right now Evan is reeling with the reality of this situation because it’s been his whole life.
しかし、彼にとっては「やあ、痛みはどうなってる?」ということが、ずっと大きな問題だったのです。精神面の問題はとても大きく、今はこの状況の現実に混乱しているでしょうね。(スケート人生が)彼の人生全てだったわけですから。
If you were speaking with Evan today, what would you tell him, both as a doctor and as a friend?
もし、今日エヴァンと話すならば、医師、そして友人として彼に何と言いますか?
Listen man, we love you, we understand and you’re a great champion. He’s always been a tremendous optimist. He’ll shine wherever he goes.
「聞いてくれ、私たちは君のことが大好きだ。みんな理解しているし、君は素晴らしいチャンピオンなんだよ。これまでいつも、驚くほど前向きだったし、どこに行っても輝いているだろう」
ロバート・ウェイル氏のインタビューを訳します。
(元記事はライサチェックの地元紙ネイパーヴィル・サンです)
Q&A: Naperville's 'Sports Doctor' discusses Evan Lysacek bowing out of Sochi Olympics
Dr. Robert A. Weil met Evan Lysacek in 1996, when the Olympic champion was then a 10-year-old kid skating at All Seasons Ice Rink in Aurora under the guidance of coach Candy Brown Burek. “Evan was already special at that age,” said Weil, a specialty-sports podiatrist, who has crafted Lysacek’s custom orthotics for nearly two decades, a vital item which helps to keep a skater’s lower body in alignment.
ドクター・ロバート・A・ウェイルは、1996年にエヴァン・ライサチェックと知り合った。オリンピックチャンピオンがまだ10歳のときであり、当時、彼はオーロラにある一年中開催しているリンクでコーチのキャンディ・ブラウン・ブレクに指導されていた。「エヴァンはその頃からすでに特別な存在でしたよ」と語るウェイルはスポーツ専攻の足の専門医であり、20年近くにわたってライサチェックの特注矯正器具を手がけてきた。これはスケーターの下半身を一直線に保つために必要不可欠なものだ。
On Tuesday, Lysacek, the Naperville native, announced that he would not compete in the 2014 Sochi Olympics because of a torn labrum in his left hip that resulted from a fall on Aug. 21 as Lysacek attempted a quadruple jump.
12月10日の火曜日、ネイパーヴィル出身のライサチェックは、8月21日に四回転ジャンプを試みて失敗したことに由来する左股関節の関節唇損傷のため、2014年ソチ五輪に出場しないことを発表した。
When did you know that Evan wouldn’t compete in the Sochi games?
エヴァンがソチ五輪に出場しないと知ったのはいつですか?
I officially knew when I saw [Today]. I sent Evan a text telling him how proud I was of him and he replied with something along the lines of “Thanks Doc, tough day.” He’s a man of few words when he’s locked in.
正式に知ったのはTodayを見たときです。エヴァンに、どれだけ私が誇りに思ってきたかをメールしたら、「ありがとう、ドクター。しんどい一日です」と返信が来ましたよ。彼は内にこもっているときは、口数が少なくなるタイプなんです。
But I knew the reality after I had been in contact with him over the last few months. His progress was slow. He was hurting and trying to fight through it.
とはいえ、ここ2、3ヶ月に彼と接触してきたので、現実で何が起こっているかは知っていたわけです。彼の進捗は遅れていました。苦しみながらも、その中で闘っていたのです。
What went through your mind when you heard the news?
彼の(ソチ五輪断念の)ニュースを聞いたとき、あなたの胸に去来したものは何でしょうか?
The end of an era. Our entire past flashed through my mind when it all became real. Specifically, I remember the picture of him as a 10-year-old boy when he said, “Thanks Dr. Weil for my new feet.”
一つの時代の終わった、ということですね。そのときが来てしまったのだと思うと、私たちのこれまでの記憶が過りました。特に、彼が10歳の少年だったとき、私に「新しい足を(=足を治してくれて)ありがとう、ウェイル先生」と私に言ったのは忘れられません。
Prior to Evan’s injury, what has the last few years been like for him after winning the gold in Vancouver?
エヴァンが怪我をする前、バンクーバーで優勝した後のここ数年間は彼にとってどんなものだったのでしょう?
He thought he’d wait for a year or two, then he decided ‘If I lose I lose, I’m not done competing.’ That was this journey for the past year and a half: to try to get to Sochi, Russia.
彼は1年か2年は心が決まるのを待っていて、その後「試合に負けて迷うようなら、まだ試合を心行くまでやっていないということだ」と決断しました。彼のソチ五輪出場への挑戦は、ここ一年半のことでしたね。
What factor do you most attribute Evan’s recent injury to?
エヴァンの直近の怪我の、一番の要因は何だとお考えですか?
Lousy luck. Had it not been for this, I think he would have made it back.
ひどい不運です。それさえなければ、彼は復帰できたはずだと思います。
Evan had a surgical procedure to correct a sports hernia last year and he recovered well, but he was never 100 percent and was in a hurry to get back.
エヴァンは去年スポーツヘルニア矯正の外科処置を行い、回復状態は良好でしたが100%の状態までは戻らず、復帰を焦っていました。
The three major points for whether Evan would be able to get to Sochi were: 1.) Could he hold up to super intensive training? (And he really, really couldn’t after the fall). 2.) Could he qualify? 3.) Could he win? This time, he ran out of time.
エヴァンがソチへ出場できるかどうか、3つの重要なポイントがありました。まず第一に、凄まじく強烈なトレーニングに持ちこたえることができるか(そして彼は、実際、怪我の後は持ちこたえられなくなってしまった)。第二に、出場権を得られるか。第三に、勝つことができるか。今回は、時間切れでした。
How long would Evan have needed to recuperate if he was to compete at Sochi?
彼がソチに出場するのであれば、どのくらいの期間で回復しなければならなかったのでしょう?
He needed a couple more months of time. He’s got to heal. We probably needed a month or two of slowing down. There was just too much intensity considering the injury. It was untenable.
あと2、3ヶ月は必要でした。とにかく回復しないことにはね。1ヶ月か2ヶ月、ペースを落とす必要があったでしょう。怪我の割に(トレーニングが)激しすぎました。その点については擁護できませんね。
Have you ever treated Evan for an injury?
これまでにエヴァンの怪我を治療したことはあったのですか?
Evan had a lingering foot problem after winning the world championship and leading up to the Vancouver Olympics. Part of his visit was to update his orthotics and part was to talk strategy about not doing the quadruple jump.
エヴァンが世界選手権で優勝してバンクーバー五輪へと向かっていたとき、彼は足の故障を長引かせていました。矯正器具を改良しに来たり、四回転ジャンプを飛ばない戦略について話に来たり、という感じでしたね。
On top of that was his rapid growth. He’s a tremendous lever system and we knew there would be lots of stress on hips. But this latest injury was acute and it was more bad luck than his hips wearing, which in some ways is harder to take.
それに加えて、彼の急速な成長の件でも相談に来ていました。彼の身体はとても大きなレバー・システム(訳注:要するに手足が長過ぎるということ)があり、皆さんのご想像通り、股関節に大きな負担がかかります。とはいえ、直近の怪我はかなり深刻で、股関節の消耗よりも不運の方が大きく、その意味では抗い難いものでした。
Having known Evan for nearly two decades, what’s your understanding of how he made the decision to bow out of the Sochi games?
20年近くにわたってエヴァンと交流してきた中で、彼がソチ五輪から身を引く決断をどのようにしたとお考えですか?
Evan is tough as they come, but he couldn’t work through the discomfort. Doctors, I think, were saying it could do permanent damage. He’s had so many disruptions in his training, He doesn’t want to embarrass himself.
エヴァンは起きてしまった物事に対してはタフな方ですが、不快な症状の中で練習し続けることができなかったのだと思います。医師達はそれが永久的な損傷を引き起こすと言ったのでしょう。トレーニングは何度も突然止まっていたし、醜態を晒したくもないはずです。
Do you think Evan will compete again?
エヴァンは再び競技に戻ると思われますか?
I don’t know if he’ll compete. He might see that his whole reasons to compete was the Olympics. Of course he’ll be back in ice shows. Maybe he’ll be commentator in Sochi. We would expect if anyone can comeback, it would be Evan. The question is what does someone feel in their heart, is it worth it to compete again at 28, already old in some ways?
今後、彼が競技するかどうかはわかりません。彼の競技を行う理由は全て五輪だったと考えていたかもしれないですし。アイスショーには確実に戻るでしょうね。ソチではコメンテーターをやるかもしれないですよ。誰かが復帰できるかどうかとなると期待してしまうものですが、エヴァンについても同じことが言えますね。問題は、28歳で再び競技を行う価値があるか、ある意味では年をとりすぎていないか、といったことを皆さんが内心どのように思うかということです。
What is the bigger challenge of Evan’s recovery, the mental or physical aspect?
エヴァンの回復のより大きな挑戦は、精神面、あるいは肉体面のどちらでしょうか?
It’s both an issue of mind and body. He has standards of excellence as does any champion. Evan has always been an overachiever in training. You have to hold this kid back. If the Olympics were in the spring…
心と身体、両方の問題ですね。エヴァンはチャンピオンが持つ美点の水準を持っています。トレーニングでは彼はいつも頑張り屋さんです。練習を引き止めなければならないほどです。オリンピックの開催が春だったらよかったのですが・・・・
But for him its been a question of “Hey, how much pain can you handle?” The mental side is huge and right now Evan is reeling with the reality of this situation because it’s been his whole life.
しかし、彼にとっては「やあ、痛みはどうなってる?」ということが、ずっと大きな問題だったのです。精神面の問題はとても大きく、今はこの状況の現実に混乱しているでしょうね。(スケート人生が)彼の人生全てだったわけですから。
If you were speaking with Evan today, what would you tell him, both as a doctor and as a friend?
もし、今日エヴァンと話すならば、医師、そして友人として彼に何と言いますか?
Listen man, we love you, we understand and you’re a great champion. He’s always been a tremendous optimist. He’ll shine wherever he goes.
「聞いてくれ、私たちは君のことが大好きだ。みんな理解しているし、君は素晴らしいチャンピオンなんだよ。これまでいつも、驚くほど前向きだったし、どこに行っても輝いているだろう」
2013年12月17日火曜日
サマンサ・カソラーリによる映像と写真
Port Magazineという雑誌の今月号にライサチェックが登場するようです。
この写真撮影と映像制作を、イタリアの写真家サマンサ・カソラーリさんが行い、
その写真と映像が公開されています。
(写真はこちらとこちらからどうぞ)
以下はPort Magazineのサイトで公開されている映像です。
スケート関連にしてはめずらしく、かなりサイケデリックな作品です。
何より、久々に氷上で滑っているエヴァンさんが見られます。
(怪我の影響もあってか、軽くならしてる程度ですが、、、)
このときのセッションについて、カソラーリさんのコメントを紹介します。
“Shooting with Evan was one of the most magical experiences I have ever had on a set. His stunning presence, concentration and athleticism, combined with an incredible sense of grace, sensitivity and elegance turned it into a quasi-mystical experience. There was something almost spiritual in the light and delicate movements, and I felt that it was the most important part that needed to be captured in the film. This is what I have tried to convey whilst shooting and editing the footage.”
– Samantha Casolari
「エヴァンとの撮影は、これまで経験した現場の中でもっとも魔法のような経験の一つでした。彼の驚くべき存在感と集中力、活動性が素晴らしい優美さと感受性、美しさのセンスと相まって、ちょっとした神秘的な経験をもたらしたのです。光の下で、ほぼ霊的な現象と繊細な動きがあり、この映像の中にもっとも捕らえておくべき重要な部分だと感じました。今回の撮影と編集では、それを伝えることに挑戦しています」
- サマンサ・カソラーリ
この写真撮影と映像制作を、イタリアの写真家サマンサ・カソラーリさんが行い、
その写真と映像が公開されています。
(写真はこちらとこちらからどうぞ)
以下はPort Magazineのサイトで公開されている映像です。
スケート関連にしてはめずらしく、かなりサイケデリックな作品です。
何より、久々に氷上で滑っているエヴァンさんが見られます。
(怪我の影響もあってか、軽くならしてる程度ですが、、、)
このときのセッションについて、カソラーリさんのコメントを紹介します。
“Shooting with Evan was one of the most magical experiences I have ever had on a set. His stunning presence, concentration and athleticism, combined with an incredible sense of grace, sensitivity and elegance turned it into a quasi-mystical experience. There was something almost spiritual in the light and delicate movements, and I felt that it was the most important part that needed to be captured in the film. This is what I have tried to convey whilst shooting and editing the footage.”
– Samantha Casolari
「エヴァンとの撮影は、これまで経験した現場の中でもっとも魔法のような経験の一つでした。彼の驚くべき存在感と集中力、活動性が素晴らしい優美さと感受性、美しさのセンスと相まって、ちょっとした神秘的な経験をもたらしたのです。光の下で、ほぼ霊的な現象と繊細な動きがあり、この映像の中にもっとも捕らえておくべき重要な部分だと感じました。今回の撮影と編集では、それを伝えることに挑戦しています」
- サマンサ・カソラーリ
2013年12月16日月曜日
NBCシカゴ インタビュー
Today show出演後、NBCシカゴで行われたインタビューの映像です。
基本的には、先のインタビューと殆ど同じ内容ですが
一つ、とても興味深い番組オリジナルの質問がありました。
「五輪チャンピオン、もしくは世界レベルのアスリートという以外に
将来、皆さんにどんな形で思い出してもらいたいですか」というものです。
それについての返答が、下記。
I always want to be remembered as a tough competitor. And I want people to think of me as a serious athlete, and a tough competitor, and perhaps on top of that a gentleman and a good sport. You know those are the things that have always driven me. It's not always winning. It's nice to see those titles add up and to collect medals and trophies and awards, but I think being a classy athlete and a good ambassador for a city, a state, a country -- on top of that is what makes the difference between a great athlete and a champion.
強い選手として思い出してもらいたいと、いつも思っています。真面目なアスリートであり、強い競技者であり、それに加えて紳士で、フェアに戦う人だと思ってもらえたらいいな(ここでウインク)。そういったことがいつも僕を駆り立ててくれているんです。勝利することがいつも大事だというわけではありません。これまでのタイトルをじっくり眺めたり、メダルやトロフィー、賞を集めるのは気分の良いことです。でも一流のアスリートかつ、国や州、街の良き大使でいることこそが、単なるチャンピオンと偉大なアスリートの違いを生み出すのだと考えています。
基本的には、先のインタビューと殆ど同じ内容ですが
一つ、とても興味深い番組オリジナルの質問がありました。
「五輪チャンピオン、もしくは世界レベルのアスリートという以外に
将来、皆さんにどんな形で思い出してもらいたいですか」というものです。
それについての返答が、下記。
I always want to be remembered as a tough competitor. And I want people to think of me as a serious athlete, and a tough competitor, and perhaps on top of that a gentleman and a good sport. You know those are the things that have always driven me. It's not always winning. It's nice to see those titles add up and to collect medals and trophies and awards, but I think being a classy athlete and a good ambassador for a city, a state, a country -- on top of that is what makes the difference between a great athlete and a champion.
強い選手として思い出してもらいたいと、いつも思っています。真面目なアスリートであり、強い競技者であり、それに加えて紳士で、フェアに戦う人だと思ってもらえたらいいな(ここでウインク)。そういったことがいつも僕を駆り立ててくれているんです。勝利することがいつも大事だというわけではありません。これまでのタイトルをじっくり眺めたり、メダルやトロフィー、賞を集めるのは気分の良いことです。でも一流のアスリートかつ、国や州、街の良き大使でいることこそが、単なるチャンピオンと偉大なアスリートの違いを生み出すのだと考えています。
ラベル:
Evan's words,
ライサチェックトーク
2013年12月15日日曜日
icenetwork.com (2013/12/10) - Lysacek finds himself at a career crossroads
次は、icenetworkの記事を訳します。
Lysacek finds himself at a career crossroads
For most of Evan Lysacek's skating career, he has moved in one direction, mainly with the end game being the Olympic Winter Games. But now, at 28, having spent much of the last four years trying to reach the pinnacle of his sport once more, he has instead reached a crossroads. Because of a torn labrum in his left hip, Lysacek announced Tuesday that he has ended his comeback attempt for the Olympic Games in February.
冬季五輪への出場への終局によって、エヴァン・ライサチェックのスケート人生の大部分の方向が決定づけられた。とはいえ、現在28歳のライサチェックはここ4年間の内に再びこの競技で頂点に立つために過ごしており、代わりに人生の岐路へ辿り着いてしまったのである。左股関節の関節唇損傷のため、ライサチェックは2月のオリンピックへの復帰への試みが終わったことを火曜に発表した。
An emotional Lysacek, who has not competed since winning the gold medal in Vancouver nearly four years ago, has not ruled out skating again, but he is unsure at what capacity he might be able to do so.
感情的になっていたライサチェックは、ここ四年間ではバンクーバーで優勝して以来競技に出場していない。再び競技スケートを行うかについては否定していないが、そうする可能性がどのくらいあるかもはっきりわかっていないのだという。
"Fortunately, I have had a great career," said Lysacek, who in addition to winning an Olympic gold medal also has a world title and two U.S. titles to his credit. "I hope that it doesn't end this way. I hope that it doesn't end on this note."
オリンピックでの優勝に加え、世界選手権のタイトルと二度の全米タイトルの称号も持っているライサチェックは「幸運にも、これまで素晴らしいキャリアに恵まれてきました。それが、このような形で終わらないことを望んでいます。記録の上でもです」
Lysacek first made his announcement on NBC's TODAY show, saying it was difficult walking into a studio he has visited many other times under much happier circumstances.
今回、最初の声明をNBCのTODAY内で行ったライサチェックは、これまでずっと素晴らしい境遇で何度も訪れていたスタジオへ足を運ぶのはとてもつらかったと話していた。
Lysacek's attempt to reach Sochi has endured its share of ups and downs. Following his victory in Vancouver, where he beat Russia's Evgeni Plushenko for the gold medal, Lysacek took some time away from competitive skating. His most notable endeavor was being a contestant on Dancing with the Stars, where he finished runner-up. He tried to jump back into skating, but one injury after another kept him sidelined from competitions.
ライサチェックのソチ出場への試みは、浮き沈みのせめぎ合いの中で持ちこたえていた。ロシアのエフゲニー・プルシェンコを破って金メダルを獲得したバンクーバー五輪の後、彼は競技スケートからしばらく離れていた。もっとも有名な活躍はダンシング・ウィズ・ザ・スターズの出演で、彼はここで2位にまで上り詰めた。その後、スケートの世界へ戻ろうと試みたが、次々と負った怪我によって競技への出場を妨げられ続けた。
While training in late August, Lysacek tore the labrum in his left hip. He took time off the ice, strictly followed his doctors' orders and endured grueling physical therapy. In October, he managed to return to training and said he believed he was on track to make his competitive return.
8月後半のトレーニングの最中に、ライサチェックは左股関節の関節唇を損傷した。しばらく氷上から離れ、医師の支持をきちんと守り、厳しい運動療法に耐えていた。10月に入り、どうにかトレーニングに戻ることができ、順調に競技への復帰が進んでいるものと信じていたと言う。
"But in recent weeks, the pain has become excruciating," Lysacek said.
「しかしここ数週間で、痛みは手に負えないほど酷くなってしまったのです」とライサチェック。
What he thought were initial signs of healing were in fact anything but, and he said doctors told him to shut down his training. According to Lysacek, doctors warned that if he continued training at the level he was, he could suffer "severe and permanent damage."
彼はこの痛みを回復の初期兆候だと考えたが、実際はそんなものではなく、医師は彼にトレーニングをやめるように告げたのだという。ライサチェックによると、医師は「このまま今のレベルでのトレーニングを続けると、『恒久的で深刻な損傷』に苦しむことになる」と警告したとのことだ。
"I felt I had no choice," a subdued Lysacek said.
「選択の余地はないと感じました」と、静かにライサチェックは言った。
Lysacek said he made his decision to end his comeback training last week. Knowing he needed to post an international score in order to be eligible for the Olympics, he said he had planned to compete in an event in Ukraine later this month, but, he said, he knew "time was ticking." In the end, the pain proved to be too much.
彼曰く、復帰へのトレーニングを停止するという決断は先週にしたということだ。オリンピックへの出場資格を得るために、国際試合での得点を提示しなければならないと知っていたため、彼は今月後半のウクライナの試合に出場する予定だった。とはいえ、「時間が迫っている」ことはわかっており、最終的には痛みがあまりに酷く、出場できないとわかったのだ。
As disappointed as Lysacek was in making his announcement regarding Sochi, he did not go so far as to say he was retiring from the sport. When asked about how he viewed his skating career in the future, he said he is trying to understand the magnitude of the announcement of the day.
ソチについての発表をすることに失望していたが、ライサチェックはこの競技から引退するとは明言しなかった。将来的にスケートのキャリアをどう捉えているかと聞かれた際、彼はこの日の発表の重大さを理解しようと努めるとだけ述べた。
"At what capacity," he said, in reference to his future skating, "I don't know yet."
将来の自分のスケート人生について「どんな可能性があるのか、まだわかりません」とライサチェック。
"This has been my whole life," he added.
「スケートは、僕の人生そのものなんです」と彼は付け加えた。
Lysacek began skating when he was 8 after his grandmother bought him a pair of skates for Christmas, and he has spent almost his entire life around ice rinks. Known for his intense dedication to training, his longtime coach, Frank Carroll, often had to force Lysacek to take time off the ice. (Lysacek would even sometimes travel to other nearby rinks in search of additional ice time.)
ライサチェックは8歳のクリスマスに、祖母からスケート靴をプレゼントしてもらったことをきっかけにスケートを始め、人生の大部分をスケートリンクで過ごしてきた。熱心に練習に打ち込むことで知られ、長年のコーチであるフランク・キャロルは度々彼を氷上から離さなくてはならなかったという。(しかしライサチェックは、氷上でさらに練習するために、他の近隣のリンクを求めて転々とすることさえあった)
It was this work ethic that helped make him into the champion he became. He won national titles at the juvenile, novice, junior and senior levels, earned two world medals and competed in two Olympic Winter Games, finishing fourth in 2006 and first in 2010.
この練習への意欲こそが、彼をチャンピオンに押し上げた。彼はジュブナイル、ノーヴィス、ジュニア、そしてシニアレベルでの全米選手権で優勝し、2つの世界選手権のメダル(訳注:実際は2005年、2006年、2009年の3つです・・・)を獲得し、オリンピックには二度出場している。2006年は4位で、2010年は1位だ。
Lysacek said he has been touched by the outpouring of support and encouragement he has received from friends, fans and sponsors in the wake of his news.
今回の発表の後に、友人やファン、スポンサー達による励ましと応援がどっと押し寄せたことに、彼はとても感動しているとのことだ。
He is not sure what his future plans might include or whether he would be attending either the 2014 U.S. Figure Skating Championships in Boston or the Olympic Games in Sochi in a capacity other than "athlete."
彼の今後の計画は、ボストンでの2014年全米選手権やソチ五輪に、『アスリート』以外の立場で出席するのかどうかも含めて、はっきりしていないそうだ。
"I haven't really thought that far (ahead)," Lysacek said. "It's been a blow for me, and I'm crushed. Because I'm an athlete, I never let my mind go there. I'm still processing things."
「実際、そこまで考えてはいませんでした。(今回の件が)ずっとショックだったし、今も打ちのめされていますから。僕はアスリートなので、そんなことを考えるはずはないんです。まだ気持ちの整理の最中にいます」
Lysacek finds himself at a career crossroads
For most of Evan Lysacek's skating career, he has moved in one direction, mainly with the end game being the Olympic Winter Games. But now, at 28, having spent much of the last four years trying to reach the pinnacle of his sport once more, he has instead reached a crossroads. Because of a torn labrum in his left hip, Lysacek announced Tuesday that he has ended his comeback attempt for the Olympic Games in February.
冬季五輪への出場への終局によって、エヴァン・ライサチェックのスケート人生の大部分の方向が決定づけられた。とはいえ、現在28歳のライサチェックはここ4年間の内に再びこの競技で頂点に立つために過ごしており、代わりに人生の岐路へ辿り着いてしまったのである。左股関節の関節唇損傷のため、ライサチェックは2月のオリンピックへの復帰への試みが終わったことを火曜に発表した。
An emotional Lysacek, who has not competed since winning the gold medal in Vancouver nearly four years ago, has not ruled out skating again, but he is unsure at what capacity he might be able to do so.
感情的になっていたライサチェックは、ここ四年間ではバンクーバーで優勝して以来競技に出場していない。再び競技スケートを行うかについては否定していないが、そうする可能性がどのくらいあるかもはっきりわかっていないのだという。
"Fortunately, I have had a great career," said Lysacek, who in addition to winning an Olympic gold medal also has a world title and two U.S. titles to his credit. "I hope that it doesn't end this way. I hope that it doesn't end on this note."
オリンピックでの優勝に加え、世界選手権のタイトルと二度の全米タイトルの称号も持っているライサチェックは「幸運にも、これまで素晴らしいキャリアに恵まれてきました。それが、このような形で終わらないことを望んでいます。記録の上でもです」
Lysacek first made his announcement on NBC's TODAY show, saying it was difficult walking into a studio he has visited many other times under much happier circumstances.
今回、最初の声明をNBCのTODAY内で行ったライサチェックは、これまでずっと素晴らしい境遇で何度も訪れていたスタジオへ足を運ぶのはとてもつらかったと話していた。
Lysacek's attempt to reach Sochi has endured its share of ups and downs. Following his victory in Vancouver, where he beat Russia's Evgeni Plushenko for the gold medal, Lysacek took some time away from competitive skating. His most notable endeavor was being a contestant on Dancing with the Stars, where he finished runner-up. He tried to jump back into skating, but one injury after another kept him sidelined from competitions.
ライサチェックのソチ出場への試みは、浮き沈みのせめぎ合いの中で持ちこたえていた。ロシアのエフゲニー・プルシェンコを破って金メダルを獲得したバンクーバー五輪の後、彼は競技スケートからしばらく離れていた。もっとも有名な活躍はダンシング・ウィズ・ザ・スターズの出演で、彼はここで2位にまで上り詰めた。その後、スケートの世界へ戻ろうと試みたが、次々と負った怪我によって競技への出場を妨げられ続けた。
While training in late August, Lysacek tore the labrum in his left hip. He took time off the ice, strictly followed his doctors' orders and endured grueling physical therapy. In October, he managed to return to training and said he believed he was on track to make his competitive return.
8月後半のトレーニングの最中に、ライサチェックは左股関節の関節唇を損傷した。しばらく氷上から離れ、医師の支持をきちんと守り、厳しい運動療法に耐えていた。10月に入り、どうにかトレーニングに戻ることができ、順調に競技への復帰が進んでいるものと信じていたと言う。
"But in recent weeks, the pain has become excruciating," Lysacek said.
「しかしここ数週間で、痛みは手に負えないほど酷くなってしまったのです」とライサチェック。
What he thought were initial signs of healing were in fact anything but, and he said doctors told him to shut down his training. According to Lysacek, doctors warned that if he continued training at the level he was, he could suffer "severe and permanent damage."
彼はこの痛みを回復の初期兆候だと考えたが、実際はそんなものではなく、医師は彼にトレーニングをやめるように告げたのだという。ライサチェックによると、医師は「このまま今のレベルでのトレーニングを続けると、『恒久的で深刻な損傷』に苦しむことになる」と警告したとのことだ。
"I felt I had no choice," a subdued Lysacek said.
「選択の余地はないと感じました」と、静かにライサチェックは言った。
Lysacek said he made his decision to end his comeback training last week. Knowing he needed to post an international score in order to be eligible for the Olympics, he said he had planned to compete in an event in Ukraine later this month, but, he said, he knew "time was ticking." In the end, the pain proved to be too much.
彼曰く、復帰へのトレーニングを停止するという決断は先週にしたということだ。オリンピックへの出場資格を得るために、国際試合での得点を提示しなければならないと知っていたため、彼は今月後半のウクライナの試合に出場する予定だった。とはいえ、「時間が迫っている」ことはわかっており、最終的には痛みがあまりに酷く、出場できないとわかったのだ。
As disappointed as Lysacek was in making his announcement regarding Sochi, he did not go so far as to say he was retiring from the sport. When asked about how he viewed his skating career in the future, he said he is trying to understand the magnitude of the announcement of the day.
ソチについての発表をすることに失望していたが、ライサチェックはこの競技から引退するとは明言しなかった。将来的にスケートのキャリアをどう捉えているかと聞かれた際、彼はこの日の発表の重大さを理解しようと努めるとだけ述べた。
"At what capacity," he said, in reference to his future skating, "I don't know yet."
将来の自分のスケート人生について「どんな可能性があるのか、まだわかりません」とライサチェック。
"This has been my whole life," he added.
「スケートは、僕の人生そのものなんです」と彼は付け加えた。
Lysacek began skating when he was 8 after his grandmother bought him a pair of skates for Christmas, and he has spent almost his entire life around ice rinks. Known for his intense dedication to training, his longtime coach, Frank Carroll, often had to force Lysacek to take time off the ice. (Lysacek would even sometimes travel to other nearby rinks in search of additional ice time.)
ライサチェックは8歳のクリスマスに、祖母からスケート靴をプレゼントしてもらったことをきっかけにスケートを始め、人生の大部分をスケートリンクで過ごしてきた。熱心に練習に打ち込むことで知られ、長年のコーチであるフランク・キャロルは度々彼を氷上から離さなくてはならなかったという。(しかしライサチェックは、氷上でさらに練習するために、他の近隣のリンクを求めて転々とすることさえあった)
It was this work ethic that helped make him into the champion he became. He won national titles at the juvenile, novice, junior and senior levels, earned two world medals and competed in two Olympic Winter Games, finishing fourth in 2006 and first in 2010.
この練習への意欲こそが、彼をチャンピオンに押し上げた。彼はジュブナイル、ノーヴィス、ジュニア、そしてシニアレベルでの全米選手権で優勝し、2つの世界選手権のメダル(訳注:実際は2005年、2006年、2009年の3つです・・・)を獲得し、オリンピックには二度出場している。2006年は4位で、2010年は1位だ。
Lysacek said he has been touched by the outpouring of support and encouragement he has received from friends, fans and sponsors in the wake of his news.
今回の発表の後に、友人やファン、スポンサー達による励ましと応援がどっと押し寄せたことに、彼はとても感動しているとのことだ。
He is not sure what his future plans might include or whether he would be attending either the 2014 U.S. Figure Skating Championships in Boston or the Olympic Games in Sochi in a capacity other than "athlete."
彼の今後の計画は、ボストンでの2014年全米選手権やソチ五輪に、『アスリート』以外の立場で出席するのかどうかも含めて、はっきりしていないそうだ。
"I haven't really thought that far (ahead)," Lysacek said. "It's been a blow for me, and I'm crushed. Because I'm an athlete, I never let my mind go there. I'm still processing things."
「実際、そこまで考えてはいませんでした。(今回の件が)ずっとショックだったし、今も打ちのめされていますから。僕はアスリートなので、そんなことを考えるはずはないんです。まだ気持ちの整理の最中にいます」
ラベル:
Evan's words,
ライサチェックトーク
2013年12月13日金曜日
abcnews.go.com (2013/11/10) - Figure Skating Champ Lysacek out of Sochi Games
APに語られたインタビューを翻訳します。
今回の件については、なるべく本人の言葉をたくさん紹介したいです。
Figure Skating Champ Lysacek out of Sochi Games
Evan Lysacek woke up every morning praying this would be the day the excruciating pain in his left hip — "like you're being electrocuted" — would subside. And every day when he stepped on the ice, the searing throb of pain reminded him that passion alone can't fuel a dream.
エヴァン・ライサチェックは、左股関節の「まるで感電しているかのような」堪え難い痛みが今日こそは治まるよう祈りながら、毎朝目を覚ましていたのだという。
The reigning Olympic figure skating champion announced Tuesday that a torn labrum in his left hip will keep him from competing in Sochi. After two months of aggressive treatment, doctors told Lysacek last week the injury was not going to improve and he was risking permanent damage if he kept training.
現オリンピックフィギュアスケートチャンピオンは、火曜に左股関節唇損傷によってソチ五輪出場を断念することを発表した。2ヶ月にも及んだ積極的な治療の後、医師が彼に先週伝えたのは「この怪我は快方には向かっていないし、トレーニングを続けるならば永続的な損傷のリスクを負うことになる」ということだった。
"This has been my entire life, training and representing my country," Lysacek told The Associated Press, pausing to fight back tears. "So it's just kind of difficult. As much as I knew it could go either way, I never accepted it wouldn't. I always thought it would work out. I was crushed. I am crushed."
彼はAPに対して、「スケートは僕の人生そのものなんです。トレーニングも、国の代表選手でいることも」と語り、涙をこらえるために一息おいて続けた。「だから、ただ辛くて。状況がどうなるのかわからないと知ってはいましたが、こうなってしまった現実はとても受け入れられなかったです。いつだってどうにか解決するはずだって思っていましたから。完全に打ちのめされました。今だってそうです」
Lysacek said he will have to take time off the ice for the injury to completely heal, and surgery remains a possibility.
ライサチェックによると、怪我から完全に回復するには氷上から一時離れなくてはならず、手術の可能性もあるとのことだ。
"I'm going to have to put the same focus on recovery and getting healthy that I put into training," he said.
「今までトレーニングに集中していたのと同じくらい、回復と健康を取り戻すことに専念しなければならなくなると思います」
Lysacek hasn't competed since the 2010 Vancouver Games, where he became the first American man to win the Olympic title since Brian Boitano in 1988. A torn abdominal muscle derailed his comeback last season, but he was healthy and in great shape when he went to U.S. Figure Skating's "Champs Camp" to get feedback on his Olympic year programs. His return would have been a huge boost for the American men, who have disappeared from the international scene in the last four years.
ライサチェックは1988年のブライアン・ボイタノ以来のアメリカ人優勝者となった2010年バンクーバー五輪以来、競技に出場していなかった。昨シーズンは腹筋の損傷で復帰の延期を余儀なくされたものの、全米スケート連盟による五輪シーズンのプログラムの意見を得るための「チャンプス・キャンプ」に向かったときはまだ健康であり、とても良い状態だった。彼の復帰は。ここ4年間の国際試合で存在感を失っていたアメリカ人男子シングル選手達にとって、大きな後押しになるはずだった。
No U.S. man has been better than fifth at the world championships — Lysacek's worst finish at either worlds or the Olympics — since he won the title in 2009. For the third time in four years, no American man qualified for the Grand Prix final.
ライサチェックが2009年の世界選手権で優勝して以来、アメリカの男子シングル選手は世界選手権で5位より上の成績を得られなかった。5位は、ライサチェックにとっては世界選手権、もしくはオリンピックにおいて、最も低い成績だ。一方、アメリカ男子シングル勢は四年間の中で三回、グランプリファイナルの進出を逃している。
As Lysacek performed his short program Aug. 21, he took a "violent" fall on a quadruple jump. He was initially diagnosed with another abdominal tear, and stayed off the ice for a month. He continued to have pain when he returned, and tests on Sept. 26 revealed the torn labrum.
8月21日にライサチェックがショートプログラムを行った際に、彼は四回転ジャンプで「激しく」転倒した。最初は別の筋肉の損傷であると診断され、一ヶ月ほど氷上から離れていた。その後氷上に戻っても痛みは続き、9月26日の検査で関節唇損傷と判明した。
"It was frustrating. But I was optimistic," Lysacek told the AP. "I just really believed this was going to work out. Honestly, I liked my chances a lot. Before all these injuries, I was skating the best of my life. Better than Vancouver. I was excited to show people I was better than I was before. That's what being an athlete is all about, right?"
「ストレスのたまる日々でした。だけど楽観的に考えていました。この怪我も何とか良くなるだろうと、ただ信じていましたから。率直に言うと、こうしたいちかばちかの可能性さえ、すごく好きだったんです。こうした怪我を負う前は、人生で最高の滑りが出来ていたんです、バンクーバーの時よりもね。以前より巧くなった自分を皆さんに見せることを楽しみにしていました。アスリートって、そういうものですよね?」
Lysacek told his doctors he needed to be healthy enough by December to compete at an international event, which he had to do to obtain the minimum technical scores required for Sochi. He was put on an aggressive program of rehab and physical therapy, and Lysacek said he was optimistic when he was able to return to the ice in October and do double and triple jumps.
ライサチェクは医師に、12月までに回復しなければならないと告げていた。ソチ五輪出場資格となるミニマムスコアを獲得すべく12月の国際イベントに出場しなくてはならなかった。彼はリハビリプログラムと運動療法を積極的に行い、10月に氷上に戻って、ダブルジャンプとトリプルジャンプが出来た際には、まだ楽観的に捉えていたのだという。
As his training intensified, though, so did the pain.
しかしトレーニングが激しくなるにつれて、痛みが再発した。
The location of the injury is what made it particularly devastating. The hip, as well as the rest of the core, are central to everything a skater does — jumps, spins, footwork, even simple footwork — and the injury was never going to improve so long as Lysacek kept training. The more he pushed, the more it strained other parts of his body, like his groin and hamstrings.
怪我を負った個所が、事を重大にした。股関節は、それ以外の身体の中心部と同様に、スケーターが行う技(ジャンプ、スピン、ステップ、単純な軌道を描くことさえも含む)すべての中心となる場所だ。そのため、この怪我はライサチェックがトレーニングを続ける限り、一向に回復しなかったのである。彼が無理に練習すればするほど、身体の他の部分(足の付け根や膝腱)に負担がかかってしまった。
"In the last couple of weeks, the pain has become unmanageable," Lysacek said, comparing it to an unrelenting toothache. "I'm really not a weak guy. I have a pretty high pain threshold. This has proved to be too much, even for me, the level of pain."
「ここ数週間で、痛みは手の施しようがなくなってしまいました」と、その痛みを弱まることのない歯痛と比べながら彼は言った。「僕は軟弱なタイプでは決してありません。(我慢出来る)痛みの閾値は高い方なんです。今回の怪我は、その僕にとってさえも堪え難いレベルの痛みだったのです」
That pain is now matched by an ache to the depths of his soul.
今となっては、彼の心の奥底の苦悩が怪我の痛みに匹敵するのであった。
Lysacek loves being an athlete. He's a gym rat who thrives on the routine and discipline of training, as well as the uncompromising evaluation it gives of his efforts and accomplishments. He loves to compete, too; just watching the video feed of a low-level competition this fall sent his adrenaline surging.
ライサチェックはアスリートとして生きることを心の底から好んでいる。彼はジムに入り浸るタイプであり、一連のトレーニングの鍛錬で成長し、妥協を許さない自己評価で努力と能力を惜しみなく費やす人物なのだ。彼はまた、競技をすることも大好きだ。秋に下位レベルの試合のビデオ放送を見ただけでも、アドレナリンの波が押し寄せるほどに。
But what he loves most is representing his country, a privilege that still gives the two-time U.S. champion chills.
しかし、彼が最も愛するのは国の代表選手になることであり、その名誉が未だに二度の全米チャンピオンを興奮させる。
"I love competing. And I love to ..." Lysacek said, his voice breaking again. "It's all I've known."
「試合に出るのが大好きなんです、それに・・・」と、言いかけると彼の声色は再び変わった。「僕が知っているのは、スケートだけなんです」
Sochi was almost certainly going to be the last Olympics for the 28-year-old Lysacek. But he's not certain if this is the end of his competitive career.
ソチ五輪は28歳のライサチェックにとって、ほぼ確実に最後のオリンピックのチャンスだった。しかし、彼はこれが自身の競技生活の終わりであるとは確信していない。
He won't know that until his hip — and his heart — heal.
おそらく、彼の股関節と心が回復するまではわからないだろう。
"I'm focused on recovery right now. But I really don't want this to be how my career ends," Lysacek told the AP. "The last week has been so painful. But I don't want this to be my last moments on the ice."
「今は治療に焦点を絞っていますが、こんなキャリアの終わらせ方は全く望んでいません。先週は本当につらかったです。だけど、こんな状態で氷上での最後の瞬間を迎えたくはありません」
今回の件については、なるべく本人の言葉をたくさん紹介したいです。
Figure Skating Champ Lysacek out of Sochi Games
Evan Lysacek woke up every morning praying this would be the day the excruciating pain in his left hip — "like you're being electrocuted" — would subside. And every day when he stepped on the ice, the searing throb of pain reminded him that passion alone can't fuel a dream.
エヴァン・ライサチェックは、左股関節の「まるで感電しているかのような」堪え難い痛みが今日こそは治まるよう祈りながら、毎朝目を覚ましていたのだという。
The reigning Olympic figure skating champion announced Tuesday that a torn labrum in his left hip will keep him from competing in Sochi. After two months of aggressive treatment, doctors told Lysacek last week the injury was not going to improve and he was risking permanent damage if he kept training.
現オリンピックフィギュアスケートチャンピオンは、火曜に左股関節唇損傷によってソチ五輪出場を断念することを発表した。2ヶ月にも及んだ積極的な治療の後、医師が彼に先週伝えたのは「この怪我は快方には向かっていないし、トレーニングを続けるならば永続的な損傷のリスクを負うことになる」ということだった。
"This has been my entire life, training and representing my country," Lysacek told The Associated Press, pausing to fight back tears. "So it's just kind of difficult. As much as I knew it could go either way, I never accepted it wouldn't. I always thought it would work out. I was crushed. I am crushed."
彼はAPに対して、「スケートは僕の人生そのものなんです。トレーニングも、国の代表選手でいることも」と語り、涙をこらえるために一息おいて続けた。「だから、ただ辛くて。状況がどうなるのかわからないと知ってはいましたが、こうなってしまった現実はとても受け入れられなかったです。いつだってどうにか解決するはずだって思っていましたから。完全に打ちのめされました。今だってそうです」
Lysacek said he will have to take time off the ice for the injury to completely heal, and surgery remains a possibility.
ライサチェックによると、怪我から完全に回復するには氷上から一時離れなくてはならず、手術の可能性もあるとのことだ。
"I'm going to have to put the same focus on recovery and getting healthy that I put into training," he said.
「今までトレーニングに集中していたのと同じくらい、回復と健康を取り戻すことに専念しなければならなくなると思います」
Lysacek hasn't competed since the 2010 Vancouver Games, where he became the first American man to win the Olympic title since Brian Boitano in 1988. A torn abdominal muscle derailed his comeback last season, but he was healthy and in great shape when he went to U.S. Figure Skating's "Champs Camp" to get feedback on his Olympic year programs. His return would have been a huge boost for the American men, who have disappeared from the international scene in the last four years.
ライサチェックは1988年のブライアン・ボイタノ以来のアメリカ人優勝者となった2010年バンクーバー五輪以来、競技に出場していなかった。昨シーズンは腹筋の損傷で復帰の延期を余儀なくされたものの、全米スケート連盟による五輪シーズンのプログラムの意見を得るための「チャンプス・キャンプ」に向かったときはまだ健康であり、とても良い状態だった。彼の復帰は。ここ4年間の国際試合で存在感を失っていたアメリカ人男子シングル選手達にとって、大きな後押しになるはずだった。
No U.S. man has been better than fifth at the world championships — Lysacek's worst finish at either worlds or the Olympics — since he won the title in 2009. For the third time in four years, no American man qualified for the Grand Prix final.
ライサチェックが2009年の世界選手権で優勝して以来、アメリカの男子シングル選手は世界選手権で5位より上の成績を得られなかった。5位は、ライサチェックにとっては世界選手権、もしくはオリンピックにおいて、最も低い成績だ。一方、アメリカ男子シングル勢は四年間の中で三回、グランプリファイナルの進出を逃している。
As Lysacek performed his short program Aug. 21, he took a "violent" fall on a quadruple jump. He was initially diagnosed with another abdominal tear, and stayed off the ice for a month. He continued to have pain when he returned, and tests on Sept. 26 revealed the torn labrum.
8月21日にライサチェックがショートプログラムを行った際に、彼は四回転ジャンプで「激しく」転倒した。最初は別の筋肉の損傷であると診断され、一ヶ月ほど氷上から離れていた。その後氷上に戻っても痛みは続き、9月26日の検査で関節唇損傷と判明した。
"It was frustrating. But I was optimistic," Lysacek told the AP. "I just really believed this was going to work out. Honestly, I liked my chances a lot. Before all these injuries, I was skating the best of my life. Better than Vancouver. I was excited to show people I was better than I was before. That's what being an athlete is all about, right?"
「ストレスのたまる日々でした。だけど楽観的に考えていました。この怪我も何とか良くなるだろうと、ただ信じていましたから。率直に言うと、こうしたいちかばちかの可能性さえ、すごく好きだったんです。こうした怪我を負う前は、人生で最高の滑りが出来ていたんです、バンクーバーの時よりもね。以前より巧くなった自分を皆さんに見せることを楽しみにしていました。アスリートって、そういうものですよね?」
Lysacek told his doctors he needed to be healthy enough by December to compete at an international event, which he had to do to obtain the minimum technical scores required for Sochi. He was put on an aggressive program of rehab and physical therapy, and Lysacek said he was optimistic when he was able to return to the ice in October and do double and triple jumps.
ライサチェクは医師に、12月までに回復しなければならないと告げていた。ソチ五輪出場資格となるミニマムスコアを獲得すべく12月の国際イベントに出場しなくてはならなかった。彼はリハビリプログラムと運動療法を積極的に行い、10月に氷上に戻って、ダブルジャンプとトリプルジャンプが出来た際には、まだ楽観的に捉えていたのだという。
As his training intensified, though, so did the pain.
しかしトレーニングが激しくなるにつれて、痛みが再発した。
The location of the injury is what made it particularly devastating. The hip, as well as the rest of the core, are central to everything a skater does — jumps, spins, footwork, even simple footwork — and the injury was never going to improve so long as Lysacek kept training. The more he pushed, the more it strained other parts of his body, like his groin and hamstrings.
怪我を負った個所が、事を重大にした。股関節は、それ以外の身体の中心部と同様に、スケーターが行う技(ジャンプ、スピン、ステップ、単純な軌道を描くことさえも含む)すべての中心となる場所だ。そのため、この怪我はライサチェックがトレーニングを続ける限り、一向に回復しなかったのである。彼が無理に練習すればするほど、身体の他の部分(足の付け根や膝腱)に負担がかかってしまった。
"In the last couple of weeks, the pain has become unmanageable," Lysacek said, comparing it to an unrelenting toothache. "I'm really not a weak guy. I have a pretty high pain threshold. This has proved to be too much, even for me, the level of pain."
「ここ数週間で、痛みは手の施しようがなくなってしまいました」と、その痛みを弱まることのない歯痛と比べながら彼は言った。「僕は軟弱なタイプでは決してありません。(我慢出来る)痛みの閾値は高い方なんです。今回の怪我は、その僕にとってさえも堪え難いレベルの痛みだったのです」
That pain is now matched by an ache to the depths of his soul.
今となっては、彼の心の奥底の苦悩が怪我の痛みに匹敵するのであった。
Lysacek loves being an athlete. He's a gym rat who thrives on the routine and discipline of training, as well as the uncompromising evaluation it gives of his efforts and accomplishments. He loves to compete, too; just watching the video feed of a low-level competition this fall sent his adrenaline surging.
ライサチェックはアスリートとして生きることを心の底から好んでいる。彼はジムに入り浸るタイプであり、一連のトレーニングの鍛錬で成長し、妥協を許さない自己評価で努力と能力を惜しみなく費やす人物なのだ。彼はまた、競技をすることも大好きだ。秋に下位レベルの試合のビデオ放送を見ただけでも、アドレナリンの波が押し寄せるほどに。
But what he loves most is representing his country, a privilege that still gives the two-time U.S. champion chills.
しかし、彼が最も愛するのは国の代表選手になることであり、その名誉が未だに二度の全米チャンピオンを興奮させる。
"I love competing. And I love to ..." Lysacek said, his voice breaking again. "It's all I've known."
「試合に出るのが大好きなんです、それに・・・」と、言いかけると彼の声色は再び変わった。「僕が知っているのは、スケートだけなんです」
Sochi was almost certainly going to be the last Olympics for the 28-year-old Lysacek. But he's not certain if this is the end of his competitive career.
ソチ五輪は28歳のライサチェックにとって、ほぼ確実に最後のオリンピックのチャンスだった。しかし、彼はこれが自身の競技生活の終わりであるとは確信していない。
He won't know that until his hip — and his heart — heal.
おそらく、彼の股関節と心が回復するまではわからないだろう。
"I'm focused on recovery right now. But I really don't want this to be how my career ends," Lysacek told the AP. "The last week has been so painful. But I don't want this to be my last moments on the ice."
「今は治療に焦点を絞っていますが、こんなキャリアの終わらせ方は全く望んでいません。先週は本当につらかったです。だけど、こんな状態で氷上での最後の瞬間を迎えたくはありません」
ラベル:
Evan's words,
ライサチェックトーク
2013年12月12日木曜日
Today show (2013/12/10) - Exclusive: Olympian Evan Lysacek: 'My road to Sochi ends here'
10日に放送されたToday showのインタビューをまとめた記事を訳します。
Olympian Evan Lysacek: 'My road to Sochi ends here'
American figure skater Evan Lysacek, a two-time U.S. champion and a 2010 Olympic gold medalist, told Matt Lauer on TODAY Tuesday that he will not attempt to qualify for the upcoming Winter Olympics in Sochi.
火曜のTodayで、2010年オリンピック金メダリストであり、二度の全米チャンピオンでもあるアメリカ人フィギュアスケーター、エヴァン・ライサチェックが、来るソチオリンピックの出場資格を得るための挑戦(試合出場)を行わない旨を、マット・ラウアーに打ち明けた。
"It's very difficult for me to say that, but my road to Sochi ends here,'' Lysacek said in an emotional interview.
感情に訴えるインタビューの中、ライサチェックは「言うのがとても辛いですが、僕のソチへの道はここまでなんです」と語っていた。
Lysacek, 28, last competed in the 2010 Olympics in Vancouver, but has since battled injuries. His last chance to qualify for January’s U.S. Championships would have been Dec. 18 at the Ukrainian open. Lysacek withdrew from a competition on Sept. 30 after tearing a labrum in his left hip on the ice. Before that, he battled a groin injury and a sports hernia. Despite his aggressive approach to treatment and physical therapy, the labrum injury proved to be too much to overcome in time to make a push for Sochi, becoming "unmanageable" in recent weeks, he said.
28歳のライサチェックが最後に試合に出場したのが2010年のバンクーバー五輪だが、その後の彼は長らく怪我と闘っていた。1月の(五輪選考会の)全米選手権に出場するための最後のチャンスは12月18日のウクライナ・オープンの予定だった。氷上で左股関節唇損傷を煩ってから、9月30日には別の試合を棄権しており、その前にも股関節の怪我とスポーツヘルニアに悩まされていた。治療と運動療法にも積極的に取り組んだにもかかわらず、関節唇の怪我はここ最近で手に負えないほど大きくなってしまい、ソチへ間に合わせるべく乗り越えることが出来ないことがわかったのだという。
"A lot of what played into that decision (to not attempt to qualify) was that my doctor warned me that if I continued to train with 100 percent certainty the (labrum) injury would get worse, the pain would get worse every single day and I could be doing permanent and severe damage," Lysacek told Lauer.
「今回の(五輪出場資格を得ることをあきらめる)決断に至るまで、頭の中で何度も繰り返されたのは、『もしこのままトレーニングを続ければ100%確実に(関節唇損傷の)怪我を悪化させ、痛みは日に日に強くなり、延々と続く深刻な損傷を与えてしまう可能性がある』という、ドクターの警告でした」
Still, he plans to return to figure skating.
それでも、彼はフィギュアスケートの世界に戻るつもりなのだという。
"This has been my whole life so...it's a difficult decision for sure,'' he told Lauer. "Right now my focus has to shift from training and preparing for Sochi to getting healthy and trying to heal this injury once and for all. The last several weeks have been so painful for me that I don't want those to be my last moments on the ice after such a great career. I love to represent my country, and I'm determined to be healthy and skate again and really be the one that decides when it's over."
「(スケートは)僕の人生そのものだったので・・・難しい決断であったことは確かです。今は焦点をトレーニングとソチ五輪への準備から、健康を取り戻し、この怪我から一旦完全に回復するということに変えなければなりません。ここ数週間は、素晴らしいキャリアの後に氷上での最後の瞬間をこんな状態で迎えたくなくて、本当につらかったです。国を代表することが本当に好きだから、健康な状態になって再び氷上に戻り、本当に終わったと言えるようになるまで続けようと決めています」
The decision was an emotional one as much as a physical one for Lysacek.
ライサチェックにとって、この決断は身体的な話であると同時に、精神面のことでもあったようだ。
“It was easy for me to make the decision and hide from it in a way because I went right from training to here,'' he told TODAY.com. "But being on the show this morning, seeing photos, talking to Matt about it, it’s difficult. It’s clear I have a lot to process. The future is all unknown.”
彼がToday.comに語ったところによると、「決断して、雲隠れしてしまうという点ではやりやすかったです。ここにだって、トレーニングの直後に来たわけですから。でも、いざ今朝の番組に出演して、写真を撮り、マットとこの件について話していたら、すごく大変で。まだ通過しなくてはならないものがたくさんあるのだと、はっきりしました。将来のことは、全くわからないです」ということだ。
The physical demands of figure skating at the Olympic level are rigorous, he told Lauer.
彼は、ラウアーにオリンピックレベルのフィギュアスケートにおける身体的要求は、非常に厳格なものだと話していた。
"The jumps and the physicality of the sport are incredible, and I think people don't know that,'' Lysacek said. "They think it looks like ballet, but really it is among the most difficult and physical sports in the world. The torque is immense. It's sometimes up to 100 times your body weight in torque. The training and the discipline that it takes are incredible, and people expect that to be an Olympic gold medalist you have to work hard and be dedicated, but the level of sacrifice and discipline to live that lifestyle are immense.
「この競技のジャンプや選手の体つきは本当に素晴らしいものですが、皆さんが(フィギュアスケートが本当はどんなものか)わかっているとは思いません。皆さんはバレエに似ていると思っているみたいですが、実際はこの世で最も難しく、荒々しい競技です。回転力は途方もないもので、回っている間に体重の100倍に跳ね上がるときもあります。信じられないほどのトレーニングと自制心を必要とし、人々にはオリンピックの金メダリストになることを期待されるので、一生懸命練習し、専念しなければなりません。ですが、オリンピックレベルでスケートに人生を捧げ、鍛錬する生活は、想像を絶するものなんです」
"I can't even put it into words, but it is what I love, and I've had some of the best moments of my life representing the United States. It's what gives me such pride."
「言葉で表すことさえできないけれど、こうした(スケーターとしての)人生こそ僕が愛するものなんです。アメリカ代表として出場することで、人生の中で最高の瞬間を何度も経験しました。スケートは、そういった誇りを与えてくれるんです」
Johnny Weir, a three-time U.S. national champion who took sixth in the 2010 Olympics, expressed his support for Lysacek on Tuesday. Weir, who announced his retirement from competitive skating in October, will be a figure skating analyst as part of NBC's Olympic coverage in Sochi.
2010年五輪6位で、三度の全米チャンピオンであるジョニー・ウィアーは、ライサチェックへの支持を表明した。(ウィアーは10月に競技スケートからの引退を発表し、ソチ五輪のNBCのフィギュアスケート解説役を務めることになっている)
Very proud of a great champion, @EvanLysacek and his graceful bow-out of the Sochi Olympics this morning on @TODAYshow.
「素晴らしいチャンピオンのエヴァン・ライサチェックと、今朝のToday showで彼が見せた潔いソチ五輪辞退に、心からの敬意を表します」
Between 2005 and 2010, Lysacek reached the podium in 20 of 22 events between the Olympics, world championships and major international competitions. His stretch of success was by far the best of any U.S. male figure skating competitor during that time or since. In August of 2012, Lysacek announced on TODAY that he planned to make a run at a spot in Sochi, which would have made him the first American male skater to try to defend his Olympic gold since Dick Button in 1952.
オリンピック、世界選手権、そして主要な国際大会において2005年から2010年の間に、ライサチェックは22回中20回、表彰台に上がった。彼の長く続いた成功は、彼と同世代、そしてそれ以前の男子フィギュアスケーターの中でも群を抜いて優れたものだった。2012年8月、ライサチェックはTodayでソチ五輪の代表の一人になるべく急いでいると話していた。(実現していれば、彼は1952年のディック・バトン以来のアメリカ人男子シングル連続金メダル獲得の挑戦者となっていたであろう)
Immediately after the Vancouver Olympics, Lysacek took some time off, joining the cast of "Dancing with the Stars," where he finished as a runner-up.
バンクーバー五輪の直後は、ライサチェックは休暇を少し取り、『ダンシング・ウィズ・ザ・スターズ』にキャストとして出演し、2位となった。
Since making his decision, he's "beginning now just to come out of shock and start to process this," he said, adding that he'll lean on family and friends "a considerable amount."
今回の決断をしてからの心境については、「今まさに、ショックから抜け出す最初の地点にいて、気持ちの整理を始めるところです」と語り、今後は家族や友人が「とてつもなく」支えになってくれるだろう、と付け加えた。
Olympian Evan Lysacek: 'My road to Sochi ends here'
American figure skater Evan Lysacek, a two-time U.S. champion and a 2010 Olympic gold medalist, told Matt Lauer on TODAY Tuesday that he will not attempt to qualify for the upcoming Winter Olympics in Sochi.
火曜のTodayで、2010年オリンピック金メダリストであり、二度の全米チャンピオンでもあるアメリカ人フィギュアスケーター、エヴァン・ライサチェックが、来るソチオリンピックの出場資格を得るための挑戦(試合出場)を行わない旨を、マット・ラウアーに打ち明けた。
"It's very difficult for me to say that, but my road to Sochi ends here,'' Lysacek said in an emotional interview.
感情に訴えるインタビューの中、ライサチェックは「言うのがとても辛いですが、僕のソチへの道はここまでなんです」と語っていた。
Lysacek, 28, last competed in the 2010 Olympics in Vancouver, but has since battled injuries. His last chance to qualify for January’s U.S. Championships would have been Dec. 18 at the Ukrainian open. Lysacek withdrew from a competition on Sept. 30 after tearing a labrum in his left hip on the ice. Before that, he battled a groin injury and a sports hernia. Despite his aggressive approach to treatment and physical therapy, the labrum injury proved to be too much to overcome in time to make a push for Sochi, becoming "unmanageable" in recent weeks, he said.
28歳のライサチェックが最後に試合に出場したのが2010年のバンクーバー五輪だが、その後の彼は長らく怪我と闘っていた。1月の(五輪選考会の)全米選手権に出場するための最後のチャンスは12月18日のウクライナ・オープンの予定だった。氷上で左股関節唇損傷を煩ってから、9月30日には別の試合を棄権しており、その前にも股関節の怪我とスポーツヘルニアに悩まされていた。治療と運動療法にも積極的に取り組んだにもかかわらず、関節唇の怪我はここ最近で手に負えないほど大きくなってしまい、ソチへ間に合わせるべく乗り越えることが出来ないことがわかったのだという。
"A lot of what played into that decision (to not attempt to qualify) was that my doctor warned me that if I continued to train with 100 percent certainty the (labrum) injury would get worse, the pain would get worse every single day and I could be doing permanent and severe damage," Lysacek told Lauer.
「今回の(五輪出場資格を得ることをあきらめる)決断に至るまで、頭の中で何度も繰り返されたのは、『もしこのままトレーニングを続ければ100%確実に(関節唇損傷の)怪我を悪化させ、痛みは日に日に強くなり、延々と続く深刻な損傷を与えてしまう可能性がある』という、ドクターの警告でした」
Still, he plans to return to figure skating.
それでも、彼はフィギュアスケートの世界に戻るつもりなのだという。
"This has been my whole life so...it's a difficult decision for sure,'' he told Lauer. "Right now my focus has to shift from training and preparing for Sochi to getting healthy and trying to heal this injury once and for all. The last several weeks have been so painful for me that I don't want those to be my last moments on the ice after such a great career. I love to represent my country, and I'm determined to be healthy and skate again and really be the one that decides when it's over."
「(スケートは)僕の人生そのものだったので・・・難しい決断であったことは確かです。今は焦点をトレーニングとソチ五輪への準備から、健康を取り戻し、この怪我から一旦完全に回復するということに変えなければなりません。ここ数週間は、素晴らしいキャリアの後に氷上での最後の瞬間をこんな状態で迎えたくなくて、本当につらかったです。国を代表することが本当に好きだから、健康な状態になって再び氷上に戻り、本当に終わったと言えるようになるまで続けようと決めています」
The decision was an emotional one as much as a physical one for Lysacek.
ライサチェックにとって、この決断は身体的な話であると同時に、精神面のことでもあったようだ。
“It was easy for me to make the decision and hide from it in a way because I went right from training to here,'' he told TODAY.com. "But being on the show this morning, seeing photos, talking to Matt about it, it’s difficult. It’s clear I have a lot to process. The future is all unknown.”
彼がToday.comに語ったところによると、「決断して、雲隠れしてしまうという点ではやりやすかったです。ここにだって、トレーニングの直後に来たわけですから。でも、いざ今朝の番組に出演して、写真を撮り、マットとこの件について話していたら、すごく大変で。まだ通過しなくてはならないものがたくさんあるのだと、はっきりしました。将来のことは、全くわからないです」ということだ。
The physical demands of figure skating at the Olympic level are rigorous, he told Lauer.
彼は、ラウアーにオリンピックレベルのフィギュアスケートにおける身体的要求は、非常に厳格なものだと話していた。
"The jumps and the physicality of the sport are incredible, and I think people don't know that,'' Lysacek said. "They think it looks like ballet, but really it is among the most difficult and physical sports in the world. The torque is immense. It's sometimes up to 100 times your body weight in torque. The training and the discipline that it takes are incredible, and people expect that to be an Olympic gold medalist you have to work hard and be dedicated, but the level of sacrifice and discipline to live that lifestyle are immense.
「この競技のジャンプや選手の体つきは本当に素晴らしいものですが、皆さんが(フィギュアスケートが本当はどんなものか)わかっているとは思いません。皆さんはバレエに似ていると思っているみたいですが、実際はこの世で最も難しく、荒々しい競技です。回転力は途方もないもので、回っている間に体重の100倍に跳ね上がるときもあります。信じられないほどのトレーニングと自制心を必要とし、人々にはオリンピックの金メダリストになることを期待されるので、一生懸命練習し、専念しなければなりません。ですが、オリンピックレベルでスケートに人生を捧げ、鍛錬する生活は、想像を絶するものなんです」
"I can't even put it into words, but it is what I love, and I've had some of the best moments of my life representing the United States. It's what gives me such pride."
「言葉で表すことさえできないけれど、こうした(スケーターとしての)人生こそ僕が愛するものなんです。アメリカ代表として出場することで、人生の中で最高の瞬間を何度も経験しました。スケートは、そういった誇りを与えてくれるんです」
Johnny Weir, a three-time U.S. national champion who took sixth in the 2010 Olympics, expressed his support for Lysacek on Tuesday. Weir, who announced his retirement from competitive skating in October, will be a figure skating analyst as part of NBC's Olympic coverage in Sochi.
2010年五輪6位で、三度の全米チャンピオンであるジョニー・ウィアーは、ライサチェックへの支持を表明した。(ウィアーは10月に競技スケートからの引退を発表し、ソチ五輪のNBCのフィギュアスケート解説役を務めることになっている)
Very proud of a great champion, @EvanLysacek and his graceful bow-out of the Sochi Olympics this morning on @TODAYshow.
「素晴らしいチャンピオンのエヴァン・ライサチェックと、今朝のToday showで彼が見せた潔いソチ五輪辞退に、心からの敬意を表します」
Between 2005 and 2010, Lysacek reached the podium in 20 of 22 events between the Olympics, world championships and major international competitions. His stretch of success was by far the best of any U.S. male figure skating competitor during that time or since. In August of 2012, Lysacek announced on TODAY that he planned to make a run at a spot in Sochi, which would have made him the first American male skater to try to defend his Olympic gold since Dick Button in 1952.
オリンピック、世界選手権、そして主要な国際大会において2005年から2010年の間に、ライサチェックは22回中20回、表彰台に上がった。彼の長く続いた成功は、彼と同世代、そしてそれ以前の男子フィギュアスケーターの中でも群を抜いて優れたものだった。2012年8月、ライサチェックはTodayでソチ五輪の代表の一人になるべく急いでいると話していた。(実現していれば、彼は1952年のディック・バトン以来のアメリカ人男子シングル連続金メダル獲得の挑戦者となっていたであろう)
Immediately after the Vancouver Olympics, Lysacek took some time off, joining the cast of "Dancing with the Stars," where he finished as a runner-up.
バンクーバー五輪の直後は、ライサチェックは休暇を少し取り、『ダンシング・ウィズ・ザ・スターズ』にキャストとして出演し、2位となった。
Since making his decision, he's "beginning now just to come out of shock and start to process this," he said, adding that he'll lean on family and friends "a considerable amount."
今回の決断をしてからの心境については、「今まさに、ショックから抜け出す最初の地点にいて、気持ちの整理を始めるところです」と語り、今後は家族や友人が「とてつもなく」支えになってくれるだろう、と付け加えた。
ラベル:
Evan's words,
ライサチェックトーク
2013年12月11日水曜日
ライサチェック、ソチを断念
現地時間12月10日のToday showにて、
ライサチェックがソチ五輪を断念する旨が伝えられました。
取り急ぎ、YouTubeに上がっていたインタビュー動画を貼付けます。
(管理人注:12月15日に公式YouTube版に差し替えました)
詳しい記事なども幾つかありますので、なるべく近日中に訳を載せます。
ライサチェックがソチ五輪を断念する旨が伝えられました。
取り急ぎ、YouTubeに上がっていたインタビュー動画を貼付けます。
(管理人注:12月15日に公式YouTube版に差し替えました)
詳しい記事なども幾つかありますので、なるべく近日中に訳を載せます。
ラベル:
Evan's words,
ライサチェックトーク
2013年11月4日月曜日
(写真)ラルフローレンのモデルを務めるライサチェック
ライサチェックの情報がいきなり増えて、追いついていない管理人です。
さて、スケート界隈はグランプリシリーズで盛り上がっていますが
このブログは空気を読まずにライサチェックの写真でも貼付けようと思います。
記事のタイトルにもあるように、我らがライサチェック、
ラルフローレンの米代表オリンピックチームウェアのモデルを務めています。
(大きい写真が欲しい奇特な方はこちらからどうぞ!)
私服も衣装も黒ばかり、しかも最近の私服は大抵スーツだったりで
このところ外に出てもあまり目の保養にならなかったエヴァンさんですが
今回のこのラルフローレンの代表ウェアはいい感じだと思います!
五輪用なので、普段着には難しそうですけど
普通のジャケットよりお洒落だし、インナーも目立ちそう。
何より、エヴァンさん、無駄にこのウェアが似合う(笑)。
いつもかっちりまとめてしまっている髪が、
帽子で隠れているため、(本当は)端正な顔立ちが強調されているではないですか!
この帽子もまた、少し子供っぽいんですけど
男女兼用で着用できるし、ちょっと強面の選手もこれを着用すれば
不思議と可愛らしく見えるという、大変面白いデザインですね。
以上、ライサにしては少しレアな写真でした。
五輪に出場できたら、開会式はこれを着て出てくるのでしょうか!(笑)
さて、スケート界隈はグランプリシリーズで盛り上がっていますが
このブログは空気を読まずにライサチェックの写真でも貼付けようと思います。
記事のタイトルにもあるように、我らがライサチェック、
ラルフローレンの米代表オリンピックチームウェアのモデルを務めています。
私服も衣装も黒ばかり、しかも最近の私服は大抵スーツだったりで
このところ外に出てもあまり目の保養にならなかったエヴァンさんですが
今回のこのラルフローレンの代表ウェアはいい感じだと思います!
五輪用なので、普段着には難しそうですけど
普通のジャケットよりお洒落だし、インナーも目立ちそう。
何より、エヴァンさん、無駄にこのウェアが似合う(笑)。
いつもかっちりまとめてしまっている髪が、
帽子で隠れているため、(本当は)端正な顔立ちが強調されているではないですか!
この帽子もまた、少し子供っぽいんですけど
男女兼用で着用できるし、ちょっと強面の選手もこれを着用すれば
不思議と可愛らしく見えるという、大変面白いデザインですね。
以上、ライサにしては少しレアな写真でした。
五輪に出場できたら、開会式はこれを着て出てくるのでしょうか!(笑)
2013年10月30日水曜日
(動画)P&G:Raising an Olympian
P&Gによるライサチェックの動画が公開されています。
こちらは良い内容なので必見。
お母様のターニャさんも出演しています!
子供時代の朝練のエピソードから、トリノ五輪4位の苦い思い出、
それからバンクーバー五輪で掴んだ栄光・・・
それをずっと見守ってきたのが他ならぬお母様です。
正直、エヴァン本人が淡々と喋っている姿よりも
最後の方でお母様が感極まって言葉に詰まっているシーンの方がぐっとくるというか。
彼のこれまでの道のりには、ターニャさんの存在がいかに大きかったか、
そんな親子の絆を感じる映像でした。
こちらは良い内容なので必見。
お母様のターニャさんも出演しています!
子供時代の朝練のエピソードから、トリノ五輪4位の苦い思い出、
それからバンクーバー五輪で掴んだ栄光・・・
それをずっと見守ってきたのが他ならぬお母様です。
正直、エヴァン本人が淡々と喋っている姿よりも
最後の方でお母様が感極まって言葉に詰まっているシーンの方がぐっとくるというか。
彼のこれまでの道のりには、ターニャさんの存在がいかに大きかったか、
そんな親子の絆を感じる映像でした。
2013年10月29日火曜日
nbcsports.com (2013/10/26) - Evan Lysacek unsure when he will return to competition
ライサチェックの怪我やその後の状況についての記事を紹介します。
元記事はnbcsports.comより。
Evan Lysacek unsure when he will return to competition
Evan Lysacek is back on the ice doing light training but said he couldn't speculate on a return from a hip injury.
エヴァン・ライサチェックは氷上での軽いトレーニングに戻ってはいるが、股関節の怪我の回復はまだ予測できないと話している。
Lysacek, 28, hasn't competed since his 2010 Olympic title, his comeback delayed and delayed and delayed by injuries. The latest, a torn labrum in his left hip, forced him to withdraw from last week’s Skate America.
28歳のライサチェックはバンクーバー五輪での優勝以来、試合に出場しておらず、彼の復帰戦は怪我によって何度も遅れてしまっている。最近では左股関節の関節唇損傷によって、先週のスケートアメリカを欠場せざるを得なくなった。
He fell on a quadruple toe loop at Champs Camp in Colorado Springs, Colo., on Aug. 21 and stayed off the ice for about a month with what he thought was a torn abdominal muscle. On Sept. 26, an MRI revealed the torn labrum.
8月21日にコロラドスプリングスで行われたチャンプス・キャンプにて、彼は四回転トウループに失敗し、腹筋部に損傷を起こしたと考え、一ヶ月ほど氷上から遠ざかった。しかし9月26日にMRI検査によって関節唇損傷が判明したのである。
Now Lysacek is in a race against time. He must post a minimum score in an international competition before the U.S. Championships (Jan. 9-12) to be eligible for the Sochi Olympics. The two-man U.S. team will be named after the U.S. Championships in Boston.
ライサチェックは今、時間との戦いの最中だ。彼は来年1月9日から12日にかけて行われる全米選手権前に、ソチ五輪の出場資格を得るために国際試合でミニマムスコアを得なくてはならない。ボストンで行われる全米選手権の後、二人の男子選手が五輪選手として指名される。
Lysacek said he has a list of possible events in November and December to enter and achieve that score, but he doesn't know when he will be in competition shape.
国際試合に出場してミニマムスコアを得るために、ライサチェックは11月と12月に行われるイベントを幾つか有力候補として挙げているが、いつ自分が競技の状態に戻れるのかはわからないのだという。
“I'm back to training, light training, so I'm happy to be back on the ice,” Lysacek said at a Citibank in Union Square on Saturday as dozens of children from the Figure Skating in Harlem program gathered for a meet-and-greet event. ”It's pretty diverse at this point, a lot of physical therapy, some off ice, a little bit of on ice. Just kind of getting back slowly into training, trying my best to obey doctors’ orders.”
「練習には戻っています。軽いトレーニングではありますが、それでも氷上に戻れて嬉しいです」と、土曜日にミート&グリートに集まったフィギュアスケーティング・イン・ハーレムの大勢の子供達に囲まれながら、ユニオンスクエアのシティバンクでライサチェックは話してくれた。「現時点ではかなり様々なことをやっています。たくさんの運動療法に、オフアイストレーニングを少し、氷上での練習をほんの少し、といった具合に。まさにゆっくりとトレーニングに戻り、ドクターの指示に従うことに全力を尽くしているという感じなんです」
He'll spend the next few days in New York for events surrounding 100 days out from the Olympics and shooting a commercial for Citi through Wednesday before flying back to his training base in California.
その後2・3日ほど、ライサチェックはニューヨークに滞在し、ソチ五輪まで100日前後のイベントに出席する予定だ。また、トレーニング拠点であるカリフォルニア州に飛行機で戻る前に、水曜日にシティのCMを撮影することにもなっている。
On Sept. 30, Lysacek said at the U.S. Olympic Media Summit that he had specific goals and a timetable he'd like to hit that he made known to doctors. On Saturday, he said the healing process is out of his control.
9月30日、全米オリンピックメディアサミットにてライサチェックは明確な目標があり、そこへ到達するための予定表もあり、医師にも知らせていると話していた。しかし土曜日には、彼の治癒過程は自分の力の及ぶところにないとのことである。
“It's just going to be dependent on the rate I can heal,” Lysacek said while wearing his 2010 Olympic gold medal as Katy Perry's “Roar” played over a sound system. ”No one, including doctors, can really predict healing. … Patience has never been a virtue that I've possessed.”
ケイティ・ペリーの『Roar』がサウンドシステム越しに流れている間、2010年五輪の金メダルを身につけつつ、ライサチェックはこう続けている。「とにかく、回復できる割合にかかっているんです。誰も、ドクターも含めて、正確に回復を予想できる人がいなくて・・・これまで、こんなにもじっと待っていたことなんてありません」
Lysacek's coach, Frank Carroll, told Icenetwork.com at Skate Canada that Lysacek had medical treatment Monday and, about his recovery, ”I don't know about Evan at all.”
月曜日、ライサチェックのコーチ、フランク・キャロル氏はスケートカナダでのicenetwork.comの取材に対して、ライサチェックは薬での治療を受けたと話していたが、彼の回復については「エヴァンについては全くわからないです」とのことだった。
Lysacek remains hopeful that he will heal quickly. But just how quick is the answer he can't provide yet.
ライサチェックは自分が早く回復するのだと、依然として希望を持っている。しかしどのくらい早く回復できるかは、彼自身言えないのである。
“I can't speculate,” he said, “though I wish I could. I'm just trying to obey doctors' orders because I'd like to nip this in the bud now instead of having it be a lingering injury.”
「予想がつかないんです。予想できればいいのにと思いますが、今はただドクターの指示に従うことにします。いつまでも長引く怪我にならないよう、今のうちに早めに治したいですから」
元記事はnbcsports.comより。
Evan Lysacek unsure when he will return to competition
Evan Lysacek is back on the ice doing light training but said he couldn't speculate on a return from a hip injury.
エヴァン・ライサチェックは氷上での軽いトレーニングに戻ってはいるが、股関節の怪我の回復はまだ予測できないと話している。
Lysacek, 28, hasn't competed since his 2010 Olympic title, his comeback delayed and delayed and delayed by injuries. The latest, a torn labrum in his left hip, forced him to withdraw from last week’s Skate America.
28歳のライサチェックはバンクーバー五輪での優勝以来、試合に出場しておらず、彼の復帰戦は怪我によって何度も遅れてしまっている。最近では左股関節の関節唇損傷によって、先週のスケートアメリカを欠場せざるを得なくなった。
He fell on a quadruple toe loop at Champs Camp in Colorado Springs, Colo., on Aug. 21 and stayed off the ice for about a month with what he thought was a torn abdominal muscle. On Sept. 26, an MRI revealed the torn labrum.
8月21日にコロラドスプリングスで行われたチャンプス・キャンプにて、彼は四回転トウループに失敗し、腹筋部に損傷を起こしたと考え、一ヶ月ほど氷上から遠ざかった。しかし9月26日にMRI検査によって関節唇損傷が判明したのである。
Now Lysacek is in a race against time. He must post a minimum score in an international competition before the U.S. Championships (Jan. 9-12) to be eligible for the Sochi Olympics. The two-man U.S. team will be named after the U.S. Championships in Boston.
ライサチェックは今、時間との戦いの最中だ。彼は来年1月9日から12日にかけて行われる全米選手権前に、ソチ五輪の出場資格を得るために国際試合でミニマムスコアを得なくてはならない。ボストンで行われる全米選手権の後、二人の男子選手が五輪選手として指名される。
Lysacek said he has a list of possible events in November and December to enter and achieve that score, but he doesn't know when he will be in competition shape.
国際試合に出場してミニマムスコアを得るために、ライサチェックは11月と12月に行われるイベントを幾つか有力候補として挙げているが、いつ自分が競技の状態に戻れるのかはわからないのだという。
“I'm back to training, light training, so I'm happy to be back on the ice,” Lysacek said at a Citibank in Union Square on Saturday as dozens of children from the Figure Skating in Harlem program gathered for a meet-and-greet event. ”It's pretty diverse at this point, a lot of physical therapy, some off ice, a little bit of on ice. Just kind of getting back slowly into training, trying my best to obey doctors’ orders.”
「練習には戻っています。軽いトレーニングではありますが、それでも氷上に戻れて嬉しいです」と、土曜日にミート&グリートに集まったフィギュアスケーティング・イン・ハーレムの大勢の子供達に囲まれながら、ユニオンスクエアのシティバンクでライサチェックは話してくれた。「現時点ではかなり様々なことをやっています。たくさんの運動療法に、オフアイストレーニングを少し、氷上での練習をほんの少し、といった具合に。まさにゆっくりとトレーニングに戻り、ドクターの指示に従うことに全力を尽くしているという感じなんです」
He'll spend the next few days in New York for events surrounding 100 days out from the Olympics and shooting a commercial for Citi through Wednesday before flying back to his training base in California.
その後2・3日ほど、ライサチェックはニューヨークに滞在し、ソチ五輪まで100日前後のイベントに出席する予定だ。また、トレーニング拠点であるカリフォルニア州に飛行機で戻る前に、水曜日にシティのCMを撮影することにもなっている。
On Sept. 30, Lysacek said at the U.S. Olympic Media Summit that he had specific goals and a timetable he'd like to hit that he made known to doctors. On Saturday, he said the healing process is out of his control.
9月30日、全米オリンピックメディアサミットにてライサチェックは明確な目標があり、そこへ到達するための予定表もあり、医師にも知らせていると話していた。しかし土曜日には、彼の治癒過程は自分の力の及ぶところにないとのことである。
“It's just going to be dependent on the rate I can heal,” Lysacek said while wearing his 2010 Olympic gold medal as Katy Perry's “Roar” played over a sound system. ”No one, including doctors, can really predict healing. … Patience has never been a virtue that I've possessed.”
ケイティ・ペリーの『Roar』がサウンドシステム越しに流れている間、2010年五輪の金メダルを身につけつつ、ライサチェックはこう続けている。「とにかく、回復できる割合にかかっているんです。誰も、ドクターも含めて、正確に回復を予想できる人がいなくて・・・これまで、こんなにもじっと待っていたことなんてありません」
Lysacek's coach, Frank Carroll, told Icenetwork.com at Skate Canada that Lysacek had medical treatment Monday and, about his recovery, ”I don't know about Evan at all.”
月曜日、ライサチェックのコーチ、フランク・キャロル氏はスケートカナダでのicenetwork.comの取材に対して、ライサチェックは薬での治療を受けたと話していたが、彼の回復については「エヴァンについては全くわからないです」とのことだった。
Lysacek remains hopeful that he will heal quickly. But just how quick is the answer he can't provide yet.
ライサチェックは自分が早く回復するのだと、依然として希望を持っている。しかしどのくらい早く回復できるかは、彼自身言えないのである。
“I can't speculate,” he said, “though I wish I could. I'm just trying to obey doctors' orders because I'd like to nip this in the bud now instead of having it be a lingering injury.”
「予想がつかないんです。予想できればいいのにと思いますが、今はただドクターの指示に従うことにします。いつまでも長引く怪我にならないよう、今のうちに早めに治したいですから」
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ライサチェックトーク
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