うっかり初日の試合も観戦してきたローズです。
だってペアの時間に間に合っちゃったんだもん!
ペアは豪華すぎて眩暈がしました・・・!
ジャン&ジャン組以外みんなスローで美しい曲揃いだったこともあり
胸に何かがこみ上げてくるような、そういう演技が続いて大変でした。
個人的に一番感動したのはサフチェンコ&ゾルコヴィー。
前から知ってるプログラムであっても
これほど胸を打たれる作品になっていたとは・・・!
音の取り方、表情のつけ方、間の取り方が素晴らしく
すごく感動しました。ソロジャンプ若干ずれたりもしたけど
それ以外はすごく良かったのではないでしょうか。
雪さんのところは「なんでこんなにさりげなく
難しいことヒョイヒョイやってるんだろう。
っていうかさりげなさすぎて、レベルの難易度とかわかんねー」
という感じ(笑)。息が合ってるとかそんなレベルじゃない。
ペア特有の動き合わせてます感がなく、
本当に一つ一つ自然に合ってるように見えて
彼ら自体が一つの作品のようでございました。
すごいチームですよ全く!
トランコフさんのチームは見ていて時間が過ぎるのが早かったです。
東洋系にはない華があって、技もダイナミックに見えた。
若干荒さも感じられるんですが、もう少し時間が経つと
より自然に、より巧いチームになりそうだなと。
悠子さんとスミルノフは、細かいミスが遠くからでもちょこちょこ見えて
62点台は出たものの6位に。60点台で6位か、さすがファイナル!
本当に些細な点ではありますが動きにズレがあって
タイミングがズレちゃったりして、このメンバーの中では
それが目立ってしまったかもしれないなあ。
でも良いところは良かったです、ソロスピンとか!
パン&トンはスムーズにやっていたように思います。
ソロジャンプの着氷ズレた?と思ったけど気のせいか。
このチームはスロージャンプの飛距離がありすぎて
それに目を見張ってしまいました・・・っていうか
すごい投げ方だなと。勢いつきすぎてないかと(笑)
ツイストの投げ方もなかなかすごい、リフトもダイナミック。
ペアのダイナミックな技を堪能できました。
ジャン&ジャンは唯一アップテンポな曲で第一滑走。
ちょっと曲のスピードに乗り切れてなかったですね~。
ステップとか失速してしまって残念。
しかし高ぇツイスト(笑)は思わず「うおっ」と
言ってしまうくらいの出来栄えでした。
その点では第一滑走で良い印象を与えてくれて感謝!
で、ペアの豪華さにクラクラして
ダンスはぼんやり見てました。
優勝争いはメリル&チャーリーとテッサ&スコットでしょうが
この上位二組のODは悲しいかな、あまり自分好みではなかった。
テレビや動画で見たときはどっちも好きだったんだけど
会場で見たら印象全然違いましたね・・・
ファンの方には申し訳ないけれども
メリル&チャーリーのプログラムには
トップチーム特有の気品が感じられなかった。
あと、あれだけダイナミックなリフトをしてるのに
会場では小さく見えちゃいましたね・・・なんでかな。
非常にユニークで楽しいプログラムなんだけど
個人的に思うアイスダンスのトップチームの理想とは違うな、と。
まあ個性派チームですから、そこは好き好きなのでしょうが。
でも個性派チームでもイザベルさんとオリビエ兄さんのところは
品があると思うんだ。
一方でテッサとスコットは非常に気品があり
まさにダンスの王道!というチームとプログラムなんですが
いかんせん、フラメンコとは相性の悪いプログラムだった。
なんていうか「この音の取り方はどうだろう」という感じなのですよ。
こういうプログラムに仕上げたから仕方が無いんでしょうが
あの音の取り方じゃ曲の良さがあまり伝わらないのではと。
フラメンコってもうちょっと、アクセントあるところで
ビシ!バシ!と決めるものですから、このチームの
このプログラムと振り付けにはかなり疑問を感じた。
動画で見たときは音の強弱まであまり気にしないから
特に感じなかったんだけど、会場で見たときに
音楽の強弱、リズムを大音量で聞くと
振り付けと音のタイミングが何かヘンだなと感じて
せっかくの素晴らしいパフォーマンスが楽しめなかった。
ステップとか圧巻だったんですよ。
でも音楽がない状態で練習してた(←彼ら陸上練習してたんですよ)
ときの方が、よく見えたというか音楽が(心の中で)
聞こえてきた感じがしたんですよねえ・・・
そういうわけで下位のチームの方が純粋に楽しめました。
ナタリーとファビアン、相変わらず楽しいチームです。
が、面白さではケア姉弟の方が観客を魅了してたので
若干かげが薄れてしまった感が。
曲のメリハリがもうちょっとあった方が
このチームは良さがでるな~なんて思いながら見てました。
ケアーズはさすがの大人気ですね~(笑)
遠くからでも小芝居がよく見えて楽しかった。
それと生で観るとスピード感が良いですね。
音楽が終わった後、お客さんに挨拶するところで
帽子を弟が取ったり、姉が取り戻したりして
そういう演出も楽しかったです。
でも小芝居と雰囲気を楽しんでしまうと
うっかり技の難易度を見極めるのを忘れてしまう(苦笑)
ダンスを観戦するのは難しいぜ・・・!
カッペリーニ&ラノッテは彼らによく似合うプログラムで。
曲が流れる前からちょっとした演出が効いてます。
終始曲の楽しい感じが伝わって、その流れを途切れさせず
滑りきったように見えましたね~、可愛かったです。
セリフしゃべりながら踊ってるみたいだったな。
ポール&ヴァネッサ、彼らは王道のフラメンコで
音の合わせ方も王道でした。
っていうか、彼らのプログラムを見た後だから
テッサとスコットに違和感を憶えたのか??
でもフラメンコの音の取り方はこっちが普通かと。
ただスピードがちょっとなくなってしまって
ステップとかもテッサたちに比べたら
まだまだだな、と思うところはあるのですが
全体的に気品のある良いチームだなという印象です。
妹もNHK杯で「なんていうか品があるよポールは」と
言ってたんですが、本当にそうだった。
こんな感じでざっと感想でした!
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