スターズオンアイスジャパンツアー2011の
大阪公演初日を観戦してきました。
以下、レポートを書きます。
天井席というに相応しい、最後列の席からの観戦なので
毎度ながら非常にざっくりした味気ないレポートです。
<第一部>
客席の照明が消え、青いライトがリンクを照らす中、
英語で
「2010年オリンピック金メダリスト、
エヴァン・ライサチェックさん、ようこそ!」のコールが。
そしてリンクに人影が・・・
そう、まさに
エヴァンさんの姿。
うおおお、いきなり登場ですか!!
エヴァンさん、暗い中でマイクを持って英語でご挨拶。
「レディース&ジェントルメン、」から始まり
「スターズオンアイス25周年記念公演に参加できて光栄です」
などと話した後に「ではパーティーが始まります!」と締める。
彼が一旦引っ込むと、オープニングナンバーの曲がかかり
次々とSOIレギュラーキャストが登場。男女5名ずつ。
一人一人名前がコールされるのだが、コールのタイミングと
キャストの技のタイミングが噛み合わず
色々おかしなことになっていた(苦笑)
特にロシェット様は完全にタイミングを逃していた。さすが初回・・・
そして気づいたらエヴァンさんもその中に混じっている。
おおお、見逃してた! この間
完全に空気だったよエヴァンさん!!
一番最後にコールされて堂々の主役ポジションをアピール。
日本勢がいないので会場が今ひとつ盛り上がらなかったのは言うまでもない。
オープニングナンバーの出来は初回のわりには良く、
エヴァンさんも一応ちゃんと踊ってました。
でも踊ることにかけてはアイスダンサーに敵うはずもなく
男女組んだ中ではタニスとベンが圧倒的に上手かった。
もちろんジェフ君とかも上手なんですけどね。
魅せ方についてはやはりアイスダンサー、
とりわけ踊るのが上手いタニスとベンが一番わかってるな、と。
ちなみに他のメンバーの誰と誰が組んだか、というのは
私の天井席からはよく見えなかったので省略。
誰か他の人のレポートに期待します。
以下、ソロナンバーを簡単に。
○タケシホンダ
バラード番長(←勝手に命名)がトップバッター。
リリカルな『タメ』の効いた美しいナンバーを引っさげてきました。
ようやくおなじみの日本人の登場ということもあって会場も暖かかった。
それにしても選手時代と比べてスケーティングが
ものすごく上達したなあ、と感じるくらい伸びるスケーティングでした。
ジャンプも1つ抜けちゃったけど、もう1つはしっかり三回転やってた。
○ロシェット様
アルゼンチンタンゴから始まるナンバー(曲名なんだっけ)。
黒とオレンジの鮮やかな衣装が目に付きます。
かなり意欲的な振り付け、セクシーな雰囲気、
ノリノリの音楽に会場も目が釘付け・・・なんだけど
曲のタイミングと手拍子が噛み合ってなかった(苦笑)
身体がキレキレでジャンプも競技と同じくらいのクォリティで、
まだまだ選手としても活躍できそうな感じです。元気そうで何より!
○羽生くん
三味線アレンジのナンバー。
アップテンポな曲調に合わせてライトがピカピカ点滅する。
上半身の細かい振り付けが多く、非常に運動量が多そうなのだが
イマイチリンク栄えしないかなーと個人的には思う。
滑りながら踊れればいいのに!もったいない。
止まったときの身体の使い方が小さいのでさらに華奢に見えちゃう。
とはいえ、ビールマンもやってくれたし
滑っているときのスピード感や滑りの上手さは健在。今後に期待。
○マイケルワイス氏
コーラスの美しいバラードナンバーで登場(曲名はわからんがレトロなサウンドだった)。
曲の使い方がうまく、力強さとしっとりした雰囲気をよく出していた。
曲の盛り上がりにあわせてジャンプするのはお手の物、
そして彼おなじみのバックフリップも披露!
これには一般のお客さんも沸いていました。
やっぱりアピールしやすい技を持っているっていいですね~!
○タニスとベン
「Use somebody」のアコースティックバージョンを使ったナンバー。
薄紫がかって見えるタニスの衣装が素敵。
スカーフを多用し、広げて使ったり、引っ張ってみたり、
そんな演出で切ない恋愛模様を演じる・・・といった雰囲気。
最近は二人で練習することもあまりなかったという二人ですが
それを全く感じないくらい息ピッタリ。
非常に美しいナンバーで、いつまでも見ていられると思った。
そしてベンがやっぱりカッコいいの!!素敵すぎる!!
いつもタニスにうっかり目がいってしまうのだけど
このプログラムはベンにも目がいく。彼の演技は本当に素敵。
目立つ技がなくてもじっくり観られるプログラムはある、
それを実感させてくれるパフォーマンスでした。
○トッドさん
ピアノを利用したバラードナンバー。
美しいスケーティングを堪能できるのと同時に
このプログラムはスピンの入れどころがいい。
曲の良いところで回ってくれる。
回転速度やポジションの変更のタイミングが自在という感じで
うっとり魅入っていました。オッサンの魅力全開ですぜ!
と、ここでジェフ君登場。
マイクを持って
「みんな楽しんでるー?
このあと日本のヒーローが登場するよー!」と。
おお、日本のヒーローと言ったらダイスケ?と思いきや
彼がコールしたのはアラカワさんでした。なるほど(笑)
○アラカワさん
「日本のヒーロー」だけあって、会場が少し沸く。
やっぱり有名人ですね!
FOIのトリを飾った「Who wants to live forever?」。
この歌って元はクイーンの曲なんですね。
ブライトマンが歌っていると全然違う雰囲気だ・・・
それはともかく、ブライトマンの声同様に
透明感のあるアラカワさんのスケートが栄える。
ドラマチックな曲調のものを滑っても
くどく感じさせないのは才能だよね。
彼女の良さを最大限に生かしたナンバーといった感じでした。
○グループナンバー
第一部のトリを飾ったのはヒップホップメドレーのグループナンバー。
最初は男子4人、女子4人と出てきて
後からジェフ君とロシェット様が加わっていました。
他に誰が出ていたかは・・・うーん・・・(苦笑)
すみません、天井席からだとあまりわからなかった。
みんな同じような髪色、体型なんだもん。サーシャはわかったけど。
エヴァンさんはいたかって? うーん、それもわからなかった。
多分あの中にはいなかったんじゃないかなーと思うのだが確信は持てない。
他の皆様のレポートに頼ることにします。
キャストの詳細はともかく、グループナンバーにしては長く
かなり内容が詰め込まれていたと思います。
しかも初回なのにきっちり踊ってる!
ひょっとして他の北米公演のナンバーをそのまま持ってきたのかなと。
他のショーにはない本格的な群舞、これぞSOIの醍醐味ですよねー!
そのまま休憩タイム。
余談だけど休憩始まってすぐにかかった曲は
ガーシュインのピアノ協奏曲(キムユナ嬢の曲)。
これってエヴァンさんも「ラプソディーインブルー」で一部使ってるんですが
おかげでザンボニーが製氷している光景と微妙にマッチして
何ともシュールな雰囲気になっていました(苦笑)
<第二部>
○グループナンバー(男6人・・・多分)
帽子を被った男性陣が登場。
曲は・・・まさかの「Hey! みんな元気かい?」。
キンキキッズかよ! 懐かしすぎるよ!!(笑)
どう考えてもこれは日本オリジナルのナンバーでしょう(笑)
あまり練習時間がなかったと思いますが
みんなそれなりに踊れていました。
そしてやはり天井席からは誰が誰なのかよくわからず。
帽子のせいなのか、全体的に小柄で可愛い雰囲気でした。
と、ここでカート(多分・・・違ったらごめん)が登場。
「盛り上がってるー?」とか客席に聞いてるんだけど
英語がわからない観客の反応はイマイチ(苦笑)
誰か通訳つけてあげてー!
話の内容の中で「ダイスケが○○を日本語で言うと△△って
言うんだけどそれって本当?」(←よく聞き取れず)とあって
「あ、次はダイスケの出番じゃないよ(笑)」というオチも(笑)
○ミキちゃん
アランフェスのアレンジバージョンで登場。
やはり現役女子シングルの人気は違う(笑)。
それにしても夏にこれを見たときとはまた違った印象というか
滑りなれた円熟味があって非常にぐっとくるものがありました。
あの妖しい雰囲気の曲に、あの色気。
それだけでなく神聖な雰囲気さえも醸し出していて・・・
もはや技だけではなく、立ち姿それだけでも十分なくらい
良いパフォーマーになったなーと思います。
○ジェフ君
個人的に久しぶりのジェフ君。
昨年はざっと数えただけで4,5回来日していたような気がしますが
今年も年始から来日。日本好きだな(笑)
ソロナンバーではサングラスをかけて登場。
「Sunglasses At night」ですね!
カッコイイ&怪しい雰囲気満載のダンスナンバー。
ジェフ君ってこういうのも上手いんだ~!というのが感想。
選手時代はチャキチャキというよりしっとり、リリカルな振り付けが
多かっただけに、こういうパツパツしたダンスパンバーは新鮮。
その中に現役時代と同じクォリティのスピンを入れてきて
彼独自の変形高速A字スピンに個人的に胸が熱くなった(笑)
こういう面白いスピンが出来るのは新採点を経験した世代だからこそ。
そして海外勢の中では一番人気だったと思う。これはさすが!
女性陣の黄色い悲鳴に会場が逆にウケているという(笑)
○サーシャ
来たよちびっ子が・・・といいたいところなのだが
リンクでの存在感が圧倒的なので小さく感じない。
曲は「Nobody knows」。ピアノ伴奏のバラードナンバー。
彼女おなじみの高いバレエジャンプ、
シャーロットポジションのスパイラルなど見どころ満載。
ジャンプで変なこけ方をしていたけど(苦笑)それはご愛嬌。
何より技と技のつなぎの振り付けがいい。
全体で魅せることに長けているのはSOI主要キャストとしての
経験を積んできたから、というのもあるかな。
○カート
09年のFOIで美味しいところを全て持っていった感のあるカート、
今回の来日のソロは何をやってくれるのかと思いきや・・・
なんと、まさかのしっとり系! これにはビックリ!
サーシャに引き続き、ピアノ伴奏のバラードなのだけれども
彼のパフォーマンスはさらに格別。
珍しい技とかはないんだけど、一つ一つの動きに目が離せない。
個人的に、長い長いリリカルなイナバウアーが印象的だった。
サーシャ、カートが作り出した雰囲気の中、
突如アップテンポな曲が流れ出す。
タニスとベンともう一人(←誰かわからんかった)が
赤と白の衣装で登場し、可愛いダンスを披露。
タニスちゃん超カワイイ!
そういえばこのショーでカワイイ系ナンバーは珍しく
特に女の子のカワイイ系はここだけだったかもしれない。
そういう意味で貴重なインターバルでした。
○サレー&ペルティエ
02年ソルトレイクシティオリンピック金メダリストのペアが登場。
ペアのソロは今回この組だけということもあって
アクロバットなパフォーマンスに会場もビックリ。
っていうか現役時代よりよほどすごいリフトをやってるような気が・・・!
うまく言い表せないけど、現役でいうなら川口組のような
かなりアクロバット路線な技を惜しげもなく披露してビックリ。
引退してもなお、こういうのをやってくれるって嬉しいよね。
と、ここで今度は女性が登場。
多分サーシャイナ・キョウコさん(間違ってゴメン)。
少しカタコトな日本語で
「皆さん楽しんでいますかー?
次に登場するのは世界チャンピオン、オリンピック銅メダリストで
私のおともだち、タカハシダイスケさんです!」としゃべった!おお!
そしてダイスケ登場で会場の女性陣の多くがヒートアップ!
○ダイスケ
黄色い声援とともに登場(笑)。
プログラムは「マンボ」。おお! まさかのマンボ!
衣装は真っ赤なやつじゃなくて、柄モノの方でした。
この日登場した男子スケーターの中で唯一トリプルアクセルをやってみせたのと
コンビネーションジャンプの披露もあって「おおっ」という
観客の反応が面白かった。一般のお客さんが多い初回は
こういう素直な反応も味わえるよね!
そういうわけで大人気のダイスケのマンボでしたが
会場で見るとそれほどアクが強くないというか、
まだまだシャイな部分も隠せないなという印象。
それでも会場はヒートアップしてましたが。
その後、またジェフ君が登場。
また「ジャパニーズヒーロー」って言ってたような気が(笑)。
「いよいよマオちゃんの登場だよー」と言わんばかりに
会場に呼びかけていました。
○真央ちゃん
登場した途端に会場が「どっ」と沸く。
おお、こんなにお客さんがいたのかってくらい(笑)
子供らの声援も多く、さすがの大人気。待ってましたと言わんばかり。
プログラムは「バラード一番」、衣装は白い襟の黒いワンピース。
白い衣装よりこっちのが氷上で栄えていいかも。
さて、パフォーマンスそのものは・・・おお、絶好調。
ショーのプログラムとしては異例の、ジャンプが多い内容だけど
どれもこれも普通にこなしていました。苦手だったサルコーさえも。
他にもこれでもかっていうくらい動くステップ、連続ツイズル、
シャーロットポジションのスパイラルなど、
とにかく彼女の得意技を詰め込んだ内容にお客さんも息を呑む。
私、ジャンプ成功させて「ヒュー!」って声をあげたのだけど
周囲はとてもそんな雰囲気じゃなかった。あまりに真剣に見ていて。
場違いな声あげてスミマセン・・・・(苦笑)
ともかく、従来は会場での人気こそが彼女の出番の全てで
パフォーマンスにおいては他の人と見劣りしたショーもあったけど
今回は間違いなく内容と人気が一致する良いパフォーマンスでした。
○エヴァンさん
大トリがエヴァンさんですよ。うおおおお!!
よりによって真央ちゃんの後かよ、どうしてくれよう・・・と思いつつ。
やっぱり登場しても歓声も少ない(苦笑)。
あのー、一応このショーの主役ポジションなんですけどー・・・。
とはいえ、曲がかかれば完全に彼の世界。
この日披露したのは「ロクサーヌ」。
赤いライトに、おなじみ真っ黒衣装。
このショーの大トリに相応しい、ゴージャスに圧倒してくる音楽、
それによく合わせた『タメ』の効いたキビキビした動き。
長いイーグル、何の問題もなく決めるジャンプ。
事前にこのプログラムをきっちり予習してなかったこともあって
最初から最後までとにかく目が離せなかった。
とにかくあの曲のエネルギッシュで華々しい雰囲気が
会場全体を圧倒していたと思う。
まだ新しいプログラムだけれど完成度はハンパない。
それでもまだ向上しそうな予感がする。半年後にまた観たい。
個人的にものすごく感動したのだが、
会場の盛り上がらなさに凹んだ。
「このショーの主賓なのに、こんなに素晴らしいのに、
どうして日本で不人気なんだ・・・」と思うとやりきれなくて涙が出た。
でもパフォーマンス自体はとにかく素晴らしかったです。
少数民族はエキサイトしてたよね!? ね!?
あと、余談だけどお辞儀の順序をフツーに間違えていて
私が座っていた側(試合でいうジャッジ側)に先にお辞儀をしていた。
他の人はみんな逆からだったんですがね。
っていうか先にこっち向いてくれてありがとうエヴァンさん(笑)
○みんなでフィナーレ
大トリの後はいよいよフィナーレ。
出演者全員が白い衣装に着替えて登場。
エヴァンさんはこのとき完全に空気化していたようで
いつの間にか着替えて中に加わっていた。それもセンターに。
主賓なだけあっていつもより熱心に会場に手を振っていたように思います。
うんうん、これからもそんな感じで頼むよ(笑)
と、ここで出演者全員が退場してお客さんも退場しかけたとき
突如出演者がリンクに戻ってくる。WHY!?
○みんなで写真撮影
どうやらリンク上でキャスト全員の集合写真を撮影することに
なっていたらしい。全員が戻ってくる(笑)
エヴァンさんはこのときは端っこに追いやられていました。デカイからな。
写真撮影が終わると、今度こそキャスト勢は帰っていきましたとさ。
それと会場の終了のアナウンスで
「明日の公演では
今日とは違うプログラムも披露されます」と。
おお、日替わりプログラム!
というわけで次の日にキャストが何を披露したのか
それも楽しみですね!!
ショー全体としては全体的に完成度が高かったし
グループナンバーもそこそこ多かったけれど
ソロナンバーが一人1つずつということもあって
時間的には他のショーより短いものとなりました。
確かにあっという間だったかな。良くも悪くも。
ただ、観客層を思うとこのくらいの長さで良かったのかもしれない。
地元の人がスケートファンの数よりも圧倒的に多かったし
何より真冬のリンクって寒いし。天井席でも凍えるし。
チケットの高さは会場代とスターズオンアイス名義のせいでもあるだろう。
ただ東京と大阪ではキャストが若干違うし
ショーというのは回数を重ねるにつれて内容も変わってくるので
今後どうなっていくのかが楽しみでもあります。
全部終わった後にまた全体の感想が書ければと。
以上、ざっとで申し訳ないけど初日公演のレポートでした。
読者の皆様からのレポートもお待ちしております。