「難しい理屈なしに、音の編集ができませんか?」
大丈夫、特別な知識がなくても録音はできます。
「難しそう」とか「とっつきにくい」とか、
そんな理由でせっかくの興味の芽を潰さないために
一緒にPC上での録音や編集を体験していきましょう!
ようこそ、当ブログの謎の部門「ローズさんの音響講座」へ。
このブログの管理人及び、(本職は)音響技師のローズです。
今回のタイトルは「web上の動画から音声を録音する☆実践編」。
ここから先は「web上の動画から音声を録音する☆準備編」ならびに
「web上の動画から音声を録音する☆テスト録音編」を
皆様がすでに読まれていることを前提に話を進めます。
いつも通りですが、興味のない方はスルーしてくださいませ。
さて、前回はためしにテスト録音というのをやってみました。
よって、「一応、ちゃんと録音できたっぽい」ということを前提に
話を進めます。(できてなかった人、後日一緒に考えましょう)
まずは、もう一度録音した音を聞いてみてください。
頭出し再生は、下記の赤く囲んだボタンを先に、
次に青く囲んだボタンを押せばOKです。

・・・ボリュームが少し小さかったり
あるいは大きすぎて割れてたりしませんか?
「いや、これでちょうどいいぜ」という方は、それでOKなんですけど
ちょうどよくないな、と少しでも思う方、
再度、画面を最初の状態、つまりブラウザとAudacityを
横に並べている状態にしてください。
そして動画を再生させた状態で、下記で赤く囲った部分に注目。
右下のボリュームコントロールを手動で動かしてみてください。
動画の再生音が大きくなったり小さくなったりするにつれて
メーターの振れ幅も上下します。
このメーターが右端の「0」を超えない程度に
ボリュームコントロールのメーターを適度な位置に変えてください。

ちょうどよい音量に調整できました? OK?
あるいは最初から音量がちょうどよかった?
だったら、本番行きましょう、本番!
次は動画の録音したい部分を最初から最後まで録ります。
とりあえず「テスト録音」した音は、この後は使わないから破棄しましょう。
破棄するには下記で赤く囲った×印の部分をクリックすれば一発♪

破棄しました? OK?
ちゃんと破棄しないと後で厄介なことになるので、ここで必ず破棄してね。
じゃ、前回やったようにAudacityと動画を再生するブラウザを
横に並べましょうね。

並べました?
それじゃあ準備はいいですか?
「テスト録音編」のときとやり方は一緒です。
まず、先にAudacityの録音ボタンを押しましょう。
次に目的の動画を再生しましょう。
録音が始まるはずです。
この順序(「先にAudacityの録音ボタン」を押し、次に「動画を再生」)は
必ず守ってくださいね。
逆だと動画の途中から録音になっちゃうので。
録音が始まったら、動画の録音したい部分が終わるまで待ちましょう。
(この場合、動画の再生が終わるまで待つことになります)
録音をしている最中は、PCで他の動作をしないでください。
録音はPCにとって非常に負荷のかかる作業です。
録音中に他の作業をすると並みのPCならフリーズします。
ですので、5分でも10分でも30分でも、
とにかく録音中はPCで他の作業をしないでください。
・・・で、動画の再生も終わり、ここらで録音終了というところで
前回やったのと同じく、ストップボタンで録音を止めてください。
そして前回同様、録音した音を聞いてみてください。
問題なく再生されます? 変な音とか混じってないですか?
特に問題なさそうであれば、次は前後の空白部分をカットしてみましょう。
(最初と最後の空白部分が1秒~2秒程度で、特に支障がない場合は
この作業は飛ばしても結構ですが、念のためご一読ください)
まず、頭出し再生できる状態にして最初の空白部分を消します。
下記で赤く囲んだ部分が空白部分です。

ここを消去するには、下記で赤く囲んだボタンが押してあるのを確認し・・・

マウスのドラッグ&ドロップで選択しましょう。
(カーソルを合わせて1クリックした後、「CTRL+←」でも選択できます)
下記で示したように、選択されている部分は色が濃くなります。
ちなみに言い忘れたけど、この波形は横軸が時間を表していて
数字は秒数です。今更ですみません。

そして、選択された状態で「Delete」キーを押すとその部分が消えます。
↓消えるとこんな感じに。

同じ要領で、録音した音の後ろの部分も空白を消しましょう。
(録音ボタンの隣の「>>」ボタンを押すと
録音の終わり部分まで行けます。)

↑ いらない部分、消しましたか?
じゃあ余計な空白部分を消したところで、
あとは音を保存するだけ!
このとき、うっかり「プロジェクトを保存」を選ぶと
莫大な容量を使うことになるので気をつけましょう。
じゃあ音はどうやって保存するのか?
まず、下記で示した部分(特にボタンなどはないところ)をクリック。
そうすることで、録音した音全体を選択します。

↑ この、なんともいえない部分をクリックすると・・・

音全体を選択できるのです。「Ctrl+A」でもできますが。
で、こうやって音全体を選択している状態で、
「ファイル」の「選択範囲を書き出し」を選択。(下図参照)

これを選ぶと「メタデータを編集」と出てきますが、
特に記入せず「OK」を押してください。(下図参照)
記入してもいいけど特に必要ないかと。

そしてOKを押した後、「ファイルの書き出し」画面になります。
よくあるファイルを保存するときの画面ですね。(下図参照)

このとき、形式を「MP3」もしくは「Wav」にしてください。
MP3は容量は軽いけど音質が悪い、
Wavは音質は良いけど容量が重い、そんな感じです。
お好みの方を選び、適当に名前をつけて保存しましょう。
(私はとりあえず「EvanTest」とつけてみた)
自分のPCのわかりやすいところに保存してくださいね。
(私はとりあえず「Evan」フォルダを作ってみた)
名前を書いたら、いつも通り「保存」をクリック。
そうすると・・・・

↑「書き出し」の画面が出てきます。
自分でつけたファイル名が出てくるので確認を。
そして、これが終わるといよいよ音の保存終了です!
つまり、目的の動画から音を録音して保存が完了したってことですよ奥様!!
ためしに先ほど保存したファイルがあるかどうか確認しましょう。

↑あったー!!
似たような名前のファイルがありますが、気にしない(苦笑)
あとは、これをi-tunesなりメディアプレイヤーなりで
再生できれば終了です!お疲れ様!!
・・・これにて「web上の動画から音声を録音する☆実践編」は
一応は終了ってことでOK?
「途中でうまくいかなかったー!」、
「失敗しまくってカオスです」という方もいるとは思いますが・・・
ひとまず「Web上の動画から音声を録音する」シリーズは一段落と
させていただきます。
質問などありましたら、どうぞお気軽に!
2 件のコメント:
これは大変ありがたい記事です!
ロシア語の勉強にとても役立ちます~。
ニュースなどを録音してがんばりますね。
おロシア人さま:
わー!!お役に立てているなら大変光栄です! やっぱり語学学習って音声のサンプルを何回でも、そしていつでも聞けるような環境を作ることって大事ですよね。ぜひお使いのオーディオプレイヤーなどで録音した音声をご活用くださいね!
何かわからないことがありましたら、いつでも何回でも質問してくださいませ!
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