2009年1月31日土曜日

ライサに合いそうな曲特別編☆アランフェス協奏曲

タニス 「唐突だけどこんばんは! 管理人の日誌、

通称「毎日ブログ」に私たちがお邪魔しています!」


ベン 「ハーイ! いつもと違って変な感じかもしれないけど

これにはワケがあるのさ!」

タニス 「実は1月28日にweb拍手からのメッセージで

LN.奈々氏さんから『唐突過ぎますが、個人的にライサに

「アランフェス」をやって欲しくて仕方なくなっております。

ライサは割りとメジャー(過ぎる)選曲をするし、なら単純に

大好きな楽曲だから…なんですが…にだ、ダメですかね?』


ということだったのよ!」

ベン 「こういう話題はこっちのブログで気まぐれに出てくるから

あえてこちらで管理人に検討させることにしたよ! というわけで

なんと、僕らと管理人のまさかのコラボだよ!!

タニス 「考えてみればこういうことは今までやったことが

なかったわね・・・管理人、ちゃんと出てくるかしら・・・」

ベン 「引きこもってる可能性が高いよね! ひとまず呼んでみよう!

お~い、管理人~!


管理人 「ああもう、『ガラスの仮面』、マジ面白い!!


タニス&ベン、ずっこける。


タニス 「漫画読んでるわよこの人!!」

ベン 「オ~ウ! 人前だっていうのにだらしがないね!

管理人、出番だよ!」

管理人 「え? それより『ガラスの仮面』の続きが

読みたいんだけど・・・」

タニス 「エヴァンのことはどうでもいいっていうの!?」

管理人 「スミマセンそんなことないです」

ベン 「はいはい、『ガラスの仮面』の続きはこれが終わってからでも

じっくり見れるよね! というわけで早速だけど、エヴァンに

『アランフェス』
はどうかなっていう話が来たよ! どう思う?」

管理人 「『アランフェス』は二楽章しか知らなくて・・・」

タニス 「安心しなさい、みんな大体そうだと思うわ」

ベン 「多分、奈々氏さんが言ってるのも有名な二楽章のことだよね!

今季はジョアニーが使ってるけど、他にもタケシ・ホンダとか

実に多くのスケーターが使ってきた楽曲さ!」

管理人 「ライサに『アランフェス』・・・・(ぶつぶつ)」


管理人、考える。


タニス 「頭の中でシュミレーションしてるわね」

管理人 「(考えるのが終わって)いいんじゃないでしょーか」

ベン 「リアリィ!? その理由は?」

管理人 「スペイン系の音楽はライサに合うから」

タニス 「確かに、エヴァンは今まで『エスパーニャ・カーニ』とか

『カルメン』とか『ゾロ』とか、ラテン系の音楽を使ってきたわね」

ベン 「そしてどれもエヴァンに合っていたよね!」

管理人 「でも『アランフェス』は冒頭と終わりがゆっくりだから

振り付けを密度あるものにしないと、ライサじゃ雑さが目立つかもー

タニス 「痛いとこついてくるわね・・・そうなのよね。エヴァンは

テンポが速い方が魅せるのが上手なのよねー」

管理人 「中間部のアグレッシブなところは躍動感あっていいと思う」

ベン 「問題は後半かな? 転調したときに冒頭のメロディーに

戻るからねー。その部分をどうやるかだよね!」

管理人 「エキシビジョンならステップをどこでやるかとか

考えなくていいし、競技よりはそっちで見たいプログラムかと。

個人的には『しっとりライサ』も好きだからぜひ見たいっス」

タニス 「エヴァンはエキシビジョンではそんなにクラシックは

使わないしね。作りこめばいいものが出来そうだわ!」

ベン 「SPにして競技であえて使うのも違ったイメージを

魅せられていいと思うけどね~!」

管理人 「それより衣装難しいねー。黒じゃ芸がないねー」

タニス 「それは言えるわね。かといって派手な色を

使うような曲でもないと思うのよ」

ベン 「何を表現して滑るのかにもよるよね~。ここはエヴァンの

センスが試されるかな~」

管理人 「じゃあ期待できないね

タニス 「まあ・・・そうよね

ベン 「マイガッ!! タ~ニス~、管理人の毒舌に同調したら

ダメだよ~~!!」

タニス 「それじゃ、この『アランフェス』はエヴァンには合うけど

競技のプログラムとしては難しいかも
ってことでOK?」

管理人 「そんな感じ。いや、競技用に魅力的な振り付けができるなら

全然アリだけど、ラプソディー・イン・ブルーがあんな感じだっただけに

ゆったりめの曲はちょっと敬遠してるんだよねー」

ベン 「でもエキシビジョンにはOKなんだよね!」

管理人 「イエース。ぜひ作りこんだエキシビジョンを

魅せてもらいたいね。というわけで奈々氏さん、

どうもありがとうございました!


タニス 「じゃあ、私たちとは本家ライサイドブログでお会いしましょう!」

ベン 「またねー! シーユーアゲイン!」

管理人 「管理人とはここ、『毎日ブログ』でまた後でお会いしましょー!

では失礼して『ガラスの仮面』の続きを・・・」

タニス 「まだ言ってるわこの人!!」

ベン 「よっぽど好きなんだね!(笑)」

【全米】衣装アワードにまさかのライサ

全米が終わったということで
icenetwork毎年おなじみの衣装(私服も含む)が出てます。(ここ


とは言っても、このサイトでおなじみのライター、SarahとDrewの
独断と偏見だったりしますが(笑)

一応結果の一部を書くと、


【ベストファー賞】 ジョニー(二年連続)
【最も(衣装が)向上した人】 ライサのフリー
  だってさ。

「ランバンのファッションショーの舞台から出てきたような、
非常に美しい紺色のクラシックなタキシード」に向上したとのこと。
・・・・褒めすぎじゃ(以下略)
まあ前回のやつと比べたらず~~~っといいけどね。


個人的に黒じゃないことが一番意外だったかなあ。
(とは言ってもテレビ画面でも目を凝らさないと
黒だか紺だかわかりづらいんですがね)
あと、腕と足の横にある謎のライン、
これはない方がいいと思うんだ。


以上、ライサチェックニュースでした!

2009年1月28日水曜日

ライサに合いそうな曲②「愛の夢」

このシリーズ、早く続きが書きたかったのに
忙しくて今まで書けませんでした。


第二回は手がライサイズだったという作曲家の
リストのピアノ曲をセレクト!
(たぶん)みんな知ってる「愛の夢」第三番です。


あの有名な冒頭のメロディーが非常にロマンチックで
どっちかっていうと他のメダリスターの方が
いいんじゃない?って思う方がたくさんいるかもしれません。
私も最初はライサ向けじゃないと思ってたくらいですし。


では何故これをセレクトしたのかといいますと
この曲、中間部がものすごく盛り上がって
激しくなるんですよ。
「激しさ」、これはライサのパフォーマンスで
特徴的なキーワードの一つだと思うのです。

管理人の個人的な贔屓目ですが
今、男子フィギュアで一番「激しさ」を
表現するのが巧いのはライサだと思う。
手足の長さがここで長所として爆発的な威力を発揮するし
ライサ自身も感情を入れやすいみたい。
他の選手は内に秘める表現が巧い人が多いんだけど
ライサはもっとストレートな情熱とか、激情を
そのまま演技にぶつけてきます。
さすが演劇学校に行ってまで演技を勉強しただけある。
そしてその「激しさ」は、私が彼のスケートで
最も好きな感情の一つです。
(他のライサイドな方はどうなんでしょう・・・?)


ただ、プログラムとして「激しい」だけじゃ
見てる側も審査員も疲れるので(笑)
穏やかで美しいパートもあった方がいい。
そしてそのパートはできるだけ美しい方がいい。

ならば、冒頭と終わりがロマンチックで
中間でものすごい激しさを見せるこの曲は
その条件にピッタリなのではないかと思ったわけですよ。
ライサはみなさんご存知の通り、美しい旋律で
しっとり魅せることもできる選手ですから。
(そりゃー、ランビ君やジョニー、ジェフ君には
滑りの美しさではかなわないかもしれないけど
ライサにはライサなりの美しさがあるんだぜ。
ほら、見た目のおかげで手を伸ばすだけで絵になるし)


まあ、リズムは取りづらいけど
メロディーに合わせて動けば
自然と彼らしさが出るプログラムになるんじゃないかなあ。
ぜひ「愛」を表現してもらいたいッス。
「恋愛」というよりは、単純に「愛」そのものを。
(書いてて宝塚のベルばらのテーマを思い出した・・・ 笑
ってか、母親の世代の曲だっての)


あと、もちろんだけどピアノ版でお願いしたい。
リストの曲は個人的にピアノ版を聴くのがもっとも良いと思う。
彼自身が偉大なピアニストだったこともあって
ピアノ版が最も技術的に優れていて
作曲家の意図を表現してるように思うので。
ライサもピアノの音、意外と合うんじゃないかな。

というか、私がピアノを弾く人間なので
ライサにもいつか全編ピアノの曲を
プログラムに使ってほしいというだけなんですが(苦笑)


ちなみにこの曲は管理人が高校の頃に弾いてた曲でもあります。
聴くとちょっと懐かしい気持ちになる(笑)
中間部の激しい部分は弾いていて気持ちが良かったです。
でも冒頭のロマンチックな部分を表現しきれず
人前では殆ど披露せずに終わったんですけどね。


こんな感じで、第二回は「愛の夢 第三番(リスト)」でした!
おっと、これ書いてたら「ライサにこんな曲どうですか?」って
メッセージが来てる♪ ヒュー!
近々ご紹介します☆
では第三回もできるだけ早く書けることを祈りつつ。

【09全米】icenetworkに動画アップ

icenetworkの有料コンテンツですが
全米の試合&セレモニーの様子がアップされています。

以下、雑記です。


○表彰式をようやく見ました。名前が呼ばれて出てくると同時に
選手のフリーの音楽がかかる仕組みになってるんですが
ムロズ君は「トッカータとフーガ」のチャリラ~ンの部分(笑)で登場。
本人にとって嬉しい2位なのになぜかショッキングな感じに。
そして3位のライサのラプソディー・イン・ブルーの冒頭は
妙に残念賞っぽく聞こえる(笑)気が抜けた感じで。
音楽って冒頭が大事だなあと思った。


○試合を改めて見返すと、ムロズ→ライアン→ライサの滑走順は
懸念した通りの作用が出てしまった感じだった。
っていうかライアン面白すぎる・・・。
すっぽ抜けたサルコーの音楽は「ウッ!」の掛け声部分とか
タイミング良すぎて何度見ても笑える。
あとムロズ君はこの後のパトちゃんとの対決が非常に楽しみです。
同じクラシカルな雰囲気が似合う選手で、タイプがちょっと違うので
良いライバル対決が見られそう。


○ライサの改良ラプソディー・イン・ブルー、
何度か見直して見て思ったのは、衣装とともに演技そのものも
少し洗練されたんだけど、その分派手さがなくなって地味な感じに。
このブログでいう、ナゴセンなプログラムがチェコセンにチェンジした
というべきか。前の方がインパクトはあったけどしつこかった。
今の方が見やすいけど全体的に地味。
さて、どっちがいいのか・・・・。
管理人としてはやっぱり曲編集を変えるべきだと思うんだ ←しつこい
振り付けの一つ一つは、今の方が個人的には好きだし
地味に見えるけど要素も密度の濃いものになっているので
あとは全体としてどう作るか、どう見せていくか、
そのへんをマダム・タラソワと相談してもらいたいですね。


以上、ライサチェックニュースでした。

2009年1月27日火曜日

全米終わった。

私たちにとって一年で最もナーバスになる時期が終わりました。(早っ!)


えーと、まずライサに「ワールドに行けてよかった!おめでとう!」
そして「クワドありがとう!他の選手よりも
自分に負けるのを潔しとしないライサが大好きだぜ!!」と言いたい。
明日にでもメールしようかなー。英文書く元気があったらだけど。


ライサの新しい衣装は、胸元のバラにまず驚きました。
いやほら、一応、私ライサイドブログは「ローズ」って
名前でやってるものですから・・・
(皆様には「管理人」というイメージの方が
強いかと思われますが)
私生活でも私を「ローズ」と呼ぶ人が実際にいることもあって
なんとなく私物もバラのものを愛用していたりする管理人なのでした。

バラは私がとても好きな花の一つです。
どういうわけか大学時代にこの名前を与えられて
最初は自分のイメージとかけ離れてるから違和感あったけど
周囲に呼ばれるうちにしっくりきてしまったので
そのまま愛用してるハンドルネームなんですが
まさかライサの衣装にバラがつく日がくるなんて
1ミリも予想してなかった。
あの衣装がオシャレかどうか、似合うかどうか、
センスが良いかどうかは全く別なんだけど嬉しかったんだぜ。
この名前を自分に与えてくれた人に
今さらだけど感謝します。もう会うことないと思うけど(苦笑)
そして、ライサの衣装にバラをつけようと
アイディアを出した人にも感謝します。
別にオシャレではないと思うけど(←苦笑)
このままワールドまでくっついてくれてると嬉しいなあ。


演技の出来については、まあ皆さんご存知の通り。
SPの方が調子が良かったことは明確でした。
スピード違うもんなあ。やっぱりSPの方が元気だったなあ。
それでもクワドを入れちゃったライサのガッツに
私は拍手したい。
「何かを得るためには、何かを手放さなきゃいけない」と
よく言いますが、ライサの場合は
今後、何かの大きなタイトルを獲るために
全米チャンプの称号を捨てて
クワドにチャレンジする必要があったってことで
いいんじゃないでしょうか。
別に全米チャンプの称号にしがみつく必要は、彼にはもうない。
今季は一つもタイトルを獲得してないけど
ゼロになった状態で挑む四大陸とワールドこそ
本当の勝負ですよね。うん、そうだ。←自分に言い聞かせている。


個人的に、ライサに関しては勝てなかったのは残念だけど
彼の心意気を感じられたのがすごく嬉しかったので
その意味で涙腺が緩むのでした。


それより、ライサイドブログにも書いたけど
アメリカスケート連盟、ジョニーに厳しいんだぜ・・・
これだけ貢献してきた人に考慮しないで
単純に全米1・2・3を四大陸とワールドに派遣って。
言っちゃ悪いけどこの三人でオリンピックの三枠が
ちゃんと取れるのかよ!っていう不安が。
いやジェレミー君やムロズ君、そしてライサを
信頼してないわけじゃないけど・・・・
今季一番安定してたのはジョニーだったし
(ジェレミー君も安定してるといえばしてた方だけどさ)
この場合三枠取ること考えたら
やっぱりジョニーを連れて行ったほうがいいと思う。
そりゃー、対パトちゃん要員として
ムロズ君にワールド経験させたい気持ちもわかるんですけどね。

いや、ライサが3位になった時点で
落とされるのはライサじゃないかという不安があっただけに
アメリカスケート連盟のこの決断は非常に複雑なものがあります。
また両方揃わないワールドを見なきゃいけないなんて。
どうしよう、来年のオリンピックとワールドでも
二人が一緒に出ることがなかったら・・・・泣ける(涙)


まー、勝負の世界ですし連盟の作戦もあるから
素人がどうこう言える立場ではないことは重々承知。
しかしだ、ジョニーがあまりに不運に思えてならない。
ライサと同じくらい努力して、頑張ってきたのに。
他の選手が頑張ってないなんて言わないけど
アメリカのフィギュアスケーターで今一番人気なのは
間違いなくジョニーですよね。
ライサは不人気だからね!(苦笑)
海外のショーに一番出てるのだってジョニーですよ。
それなのに~・・・・ワールド出ないなんて
世界中のジョニーズエンジェルが泣いちゃうんだぜ。


というわけで、ライサとジョニーの
明暗をくっきり分けてしまった今回の全米は
管理人姉妹にとって少しガッカリなものになってしまいました。


で、悔しいので去年の全米のSP見て
気持ちを紛らわしたりしてました(笑)
ライサもジョニーも、去年のSPの方が
見やすいというか、本人達のイメージに近いのですが
プログラムとしての密度は今季の方がものすごいなと
今更ながら改めて思った。


さて、あまりグダグダ言っても仕方ないので
今日はこの辺で。
icenetworkで動画が上がったら
手直しされたフリーについて
じっくり観察しようと思います。それでは。

2009年1月26日月曜日

09全米選手権

(注:この記事は2009年4月9日に書いています)

全米選手権のライサチェック雑感。


<SP:ボレロ>

生放送で6分間練習前から見られた試合だっただけに
見ていた方も非常に緊張しました。
何より第一滑走だったし、後に続く選手も強力なラインナップで
文字通り手に汗を握って観戦したのを覚えています。

で、タラソワ版ボレロをローリーに手直ししてもらった
修正版ボレロの最初のお披露目となったこのSP、
出だしの動きから最後のポーズまで、色々な箇所が変わっています。
タラソワ版は終始動きっぱなし、且つライサらしからぬ
柔らかな手の使い方が特徴的だったのが、
ローリーに手直しされたことでプログラムそのものがシンプルに、
リズムに合わせるより、リズムに乗ることを重視した
振り付けとなってますね。
タラソワ版の方が派手でゴージャスだったといえばそうなんですが
ローリー版はジャンプのタイミングや中盤のサーキュラー、
後半のストレートラインへの盛り上がりが計算されている感じで
プログラムとしてのまとまりが良くなったのかなと思います。

演技の出来そのものは、とにかく緊張している様子が伝わってきて
その中でやれるだけのことはやった!という印象。
最初のトリプルアクセルが「ピサの斜塔」(=斜めに着氷)に
なったときは、「今のダブルじゃなかった?」と一瞬疑ってしまった。
ジャンプは高さはまあまあだったけれど、
着氷がいつもより流れてないところを見ると
そのへんも緊張が出てしまったのかなあと感じる。
それでも第一滑走で、目だったミスはなく、
レベルの取りこぼしもなく、丁寧な試合をした。
08年全米のときはものすごくナーバスになってしまって
SPからジャンプが乱れがちになっていたのを考えると
落ち着いて出来た方なんじゃないでしょうか。


<フリー:ラプソディー・イン・ブルー>

こちらも修正版の初お披露目。衣装もリニューアル(笑)。
この試合、もしかすると自分の中で一番楽しみだったのが
新しい衣装だったかもしれない・・・(苦笑)
当時も書きましたが、胸元のバラに嬉しくなってしまって
その点ではハッピーな気持ちになりました。

それにしても、今動画を見返しても、良い演技をした
ムロズ君、ライアンの後に滑るというのは
ディフェンディングチャンプとして非常にプレッシャーを
感じたに違いないと思う。
演技は見てないとしても、観客の反応でどことなく
空気は伝わっていただろうし・・・

その中で自分の意思でもってクワドにチャレンジしたこと、
その後少しペースを乱しても、出来るだけのことは
しっかりやったこと、この二点で彼がチャンプの座を
「守り」に行ったのではなく「獲り」に行った姿勢に
改めて敬意を表したいです。

演技そのものの内容は、クワド失敗により
その後のトリプルアクセルなどで着氷にミスが出て
結果的に今季のフリーの中で最もミスが出た試合に
なってしまいました。
それでもクリーンにやったスケートカナダよりも
ずっと胸にこみ上げるパフォーマンスだった。
彼の「気持ち」がすごく出ていたというか。
プログラムを修正して、より自分のモノとして
進化させたことも大きいでしょう。

当時は修正版のフリーを見ても「どう変わったかあまり指摘できない」と
思ったのですが、これもSP同様、かなり色々なところが変わっています。
出だしの振り付けから、つなぎの部分や音楽の合わせ方が特に。
タラソワ版はより「粋」で「洒落た」方向を目指して
それが従来のライサ的な暑苦しい表現とごっちゃになって
なんだかヘンなことになっていた印象があったんですが
ローリーによる修正版は、どちらかというとシンプルで、
勢いや迫力を抑えることで、「洗練さ」を重視したような感じ。
ライサのパフォーマンスの従来の「男っぽさ」や「情熱的」な
表現は封印し、より「都会的」で「紳士的」なものへと
シフトチェンジしたように思います。
当時、その違いを指摘できなかったのは見てる側も緊張してたのと、
ぶっちゃけ、あまりタラソワ版のプログラムを見てなかったから
(というか、見てられなかった)でしょう(苦笑)。
とにかく、衣装共々リニューアルされて
「これからこのプログラムはどうなるのだろう」と
新たに期待を感じさせるものとなって一安心しました。
でも、「この曲編集は変えた方がいい」とまだ思ってたわけですが(笑)

結果的にこの全米は3位に終わり(フリーだけなら4位・・)
ライサはギリギリでワールドの切符をもぎとったことになりました。
今季好調だったアボット君に抜かれるのはありうるかもとは
思っていたけれど、ムロズ君にまで抜かれるとは考えてなかった。
そしてジョニーがワールドのメンバーに選出されないなんて
全く予想していなかった。
というわけで、試合が終わった直後は結構凹みました。
それだけこの試合が彼にとって大事だとわかっていたし
本人も全米王者の称号を失ったのはショックだったろうなと
すごく感じていたので・・・。

でも、当時このブログに

「何かを得るためには、何かを手放さなきゃいけない」と
よく言いますが、ライサの場合は
今後、何かの大きなタイトルを獲るために
全米チャンプの称号を捨てて
クワドにチャレンジする必要があったってことで
いいんじゃないでしょうか。
別に全米チャンプの称号にしがみつく必要は、彼にはもうない。
今季は一つもタイトルを獲得してないけど
ゼロになった状態で挑む四大陸とワールドこそ
本当の勝負ですよね。うん、そうだ。←自分に言い聞かせている。

と書き残していたのにはちょっとビックリ。
何気にその後の展開の希望をさらりと書いてますが
まさか二ヵ月後に実現するとはこのときは思いもしなかった。
予言とまではいかなくとも、私、わりと冷静で前向きに
現実に向き合っていたんだなー、と・・・(笑)。
でもそれはライサ本人が前向きだったからに他ならないですけどね!
だって本人が前を向いてるのに、
ファンが後ろ向きじゃ何にもならないもの!
・・・結局、応援している相手に助けられてばかりで
なんだか自分が不甲斐なくも感じますが。


余談ですが、この試合はよほど印象に残ったのか、
今シーズンのどの試合よりも自分の感想の記述が多くて
それだけ重要視していたんだなということがわかります。
久々の試合だったというのもあるんでしょうか。
何より、新しいプログラムと衣装にずっとガッカリしていたのが
この試合である程度救われたのも大きい。
「胸にこみ上げる演技」が見られたことも一因でしょうか。


ああ、来年の全米はどうなることやら!
おそらく最後の全米になると思うので
できたら現地観戦したいんですがね・・・資金がたまるかなあ(苦笑)


以上、全米選手権感想でした。

【09全米】男子フリーのスコア&ワールドと四大陸の派遣

男子フリーのスコアがでました。(これ


ライサ、クワドはダウングレードだったんだ。
その上転倒だから得点なし(苦笑)
この採点システムには今ここでは文句言うのはやめとくけど
得点なしのリスクをものともせずチャレンジしたライサ・・・。(涙)
これが来週の四大陸、3月のワールド、そして来季へとつながることを
祈ってます。
個人的に最悪なのはクワドを回避して負けることなので
(スケートカナダのときは悪夢かと思ったんだぜ・・・)
同じ負けるでも、こういう負け方なら潔くて好きなんだぜ。

それにしてもムロズ君、技術点(良い意味で)ヤバイと思ってたけど
ストレートラインでレベル4とってるじゃん!!ギャヒィ!!
まさか対パトちゃん用にこんな秘密兵器が隠されているとは
試合前には思わなかったぜ。若者には若者を、ということか。
(つまりオッサンはオッサン同士争ってろってこと?
やだー! オッサンも若手の仲間に入れて!!)
とりあえずワールドでパトちゃんをやっつけていらっしゃい。
オッサンはやっつけなくていいからね(笑)

ジェレミー君は緊張してる中でよく頑張ったなあと。
もちろんファイナルのときの方が出来はよかったけど
最終滑走でミスを最小限に抑えたのはオッサンの意地か。
好調を四大陸、ワールドまでキープしてくれれば
彼も対パトちゃん戦力としてオッサン達に希望をくれるかもしれません。
(なんかパトちゃんがすごい強敵みたいな扱いになってる・・・?
いや、あんまりジャッジに愛されてるからちょっと嫉妬してるだけっス)

そして四大陸の派遣もワールドと同じ面子なんですね。切ないっス。
ライアンとジョニーも出してあげてよ~!!
オッサン切りしないでやってよ~~~!!と叫びたい。
ライアンだって今回フリーは3位ですよ。
ライサより上ですよ(悔しいけど!!!)。
ライサイドな管理人は、そりゃライサがどっちの大会でも
派遣されるのはうれしいけど・・・
他の選手やファンの人に「ライサはアメリカスケート連盟の
お気に入りだから選ばれた」って思われるのは悲しい。
(そういうことを言わない人が大部分と信じてるけど)
そして出来るだけ多くの選手にチャンスを与えるべきではないかと
思うんですよね・・・・


それにしても、スコアを見て本当にジョニーに
早く彼本来の姿に戻ってきてほしいと思った。
今まで彼がどれだけ大変だったか、どれだけ貢献してきたか
そしてどれだけ努力してきたかと思うとこの現実は悲しい。
できればライサとジョニー、二人そろってワールドに
出てもらいたかった。
「この二人の時代はもう終わった」なんて言う人を見返してほしい。
この二人の時代が終わったんじゃない、
ただメインキャストが増えた、それだけのことなのに。


ああ、延々とグダグダ書いてしまってすみません。
また情報あったら追加していきます。

【09全米】引き続き雑談。

ライサの記事を探してるのに
ジェレミー君とジョニーの記事ばかり出てくるのが悔しいっス(苦笑)


○ジョニーがワールドに行けないのはどうなのよ? というコラムが
こちらのブログにいろいろ書いてあります。
ものすごく要約すると
「2008年ワールド銅メダリストで全米王者に三回なってて
スケートアメリカ、NHK杯で銀メダル、さらにファイナルで3位の
ジョニーが、今体調不良だからってワールドに行かせないのは
どうなんだ! ワールドは3月なんだからそのころには体調だって
戻ってるじゃん! それにベルビン&アゴストは欠場したけど
ワールド行くことになってて、だったらジョニーも最初から欠場してたら
ワールド行けたんじゃないの? それってどうよ」

っていう感じです。
大方管理人と意見が同じです。
で、仮にジョニーを救うとして、落とされるのは誰なのかって
話になるとまたややこしくなるんですが(苦笑)
だってその場合、ライサが落とされる可能性が高いから(苦笑)
私は正直、ライサは3位以下だとワールド行けないかもと思ってて
(てっきりジョニーが救われるものかと思ってた)
今回の上位三名っていうアメリカスケート連盟の決断には
やはり驚いていますし、憤りを感じます。
ま、これでライサが落とされてたらそれはそれで落ち込んだんだけどさ。

○ライサはクワドにチャレンジして負けたけど、他にも
細かいミスはあって(ステップアウトとか)
それらはクワド失敗の影響なのかなと思う。
たぶんクワドやらないでクリーンに滑ってれば勝てた試合だった。
(ジェレミー君もミスがあったからね)
彼はそれを潔しとせず、クワドにチャレンジした。
大事な国内大会、全米王者のタイトルを守りたかったろうに
それを投げ打ってでも自分の限界へ挑んだ。
守りに入らずに攻めに徹したライサを思うと泣ける・・・
結果的に若手のムロズに2位を譲った形になったけど
それでワールド組の三番手になったわけでは決してない。
この際順位は気にしなくていいと思うんだ。


○衣装の変更は、オシャレかどうかは別として
ライサらしくなってよかったです。見事なチェコセン。
そして色は黒じゃなく紺らしい。
(動画と写真じゃよくわからんかった)
でも胸元のバラは何!? どんな意味が!?
ちょっと、無駄に管理人喜んじゃったじゃないですか(笑)
赤いバラさんをぜひワールドにも連れてってあげてね!


○それにしても、プログラムをだいぶ手直ししたわりに
スコアにあんまり反映されてなくて悲しい。
いや技術点と連動してるのはわかるけど、もうちょっと出してあげても・・・・
あ、そうか。ライアンの後だからインパクト薄かったのか?(苦笑)
ライアン、やっぱりあいつ美味しいとこ持って行きやがった!(笑)
詳しい個人的な感想は動画を見直してからにします。


さて、こんな感じでつらつら書いてしまったけど
引き続き記事やコメントが出てたらまたアップします。

【09全米】ライサ、三位で終了。

フリーは4位で総合3位に落ち着きました。


ああ、でも、ライサがんばったよ。今はそれしか言えない。
泣きたい。すごく泣きたい。ホントその一言に尽きます。
私は果敢に闘った彼を誇りに思います。

そしてどうでもいいけどフリーの順位はジョニーと並んだよ。
(ライサ4位、ジョニー5位)
二人揃ってコケて並ぶなんて
どんな仲良しコンビですかあんたたち。

で、ワールド行けるんでしょうか・・・・?

えーとえーと、これから仕事なので夕方に調べます。
詳しくは、また夜にでも!

2009年1月25日日曜日

4時間後にフリーが始まる。

4時間後にフリーが始まります。ドキドキ。


プレスインタビューのときの姿に苦笑いしつつ
(そのアップの写真が出回っても
多分怖くて見れない・・・・)
明日の試合が楽しみです。
衣装とプログラムがどうなってるのか、
そして結果は、などなど気になること盛りだくさん。


明日はいつもの朝のライサイド通信はできないけど
朝にライサの情報をオンエアするわけだから
本当の意味での「ライサイド通信」になるのかな(苦笑)


ライサイドブログにも書きましたが
改めてSPを見直してみたけど
「ボレロ」、非常に密度が濃いプログラムです。
ジェレミー君より難しいことやってる。
それはファンとして誇りに思います。
これに4-3入ってたらなあ、って思うのは贅沢か。
でも私は果敢に4-3を跳ぶライサを久々に見たいので
フリーではぜひ!と思ってるんですがどうかなあ。
妹が言うには「ジョニーがクワド入れたらライサもやると思う」
とのことですので、ジョニーの動向にまずは注目ですかね。


ついでに、妹のライサの新しい衣装の予想は
「白いブラウスに赤い蝶ネクタイ、下は着まわし黒パンツ」だそうです。
じゃ、管理人は「とりあえず全身黒」に賭けましょう。
ハズれたら・・・・妹に何か甘いものでも奢ります(笑)
いつぞやのライサイドビルディングな衣装も見たいけど
これはSP向けに作ったという説も考えられるので何とも。


では今日はここでストップです。
明日はライサにおめでとうを言いたいな。いや、言うぞ!
三連覇!三連覇!


皆様もライサを、そして他のみんなを応援していただけると
嬉しいです。みんな頑張ってるので。
じゃ、また明日! ここにハッピーなことを書けるのを祈りながら。

09全米SP終了後のライサ。

しつこくライサの話題です!(笑)


○SP終了後のプレスインタビューの動画がicenetworkにありました。
ライサ・・・・白っぽい無地のパーカーはともかく
髪型が・・・アレはなに!? 前髪パッツンだったよ!?
ライサ、こんなところで笑いをとらなくていいのよ(苦笑)


○アメリカでの25日に男子の練習を見たライサイドなアメリカの子によると
ライサは4-3降りてたそうです。でもアクセルで失敗して派手に転んだとか
特に怪我とかはしてないといいけど、それでアクセルにナーバスにならないと
いいなあ。ただでさえナーバスになってるんだから。

○そのライサイドな子によるとライサのママンとダディに会ったそうだ。
ライサ、風邪を引いてるとか。でもこの時期は毎年のことなんだとか(笑)
そーいやキス&クライでも、出て行く直前も鼻かんでたなー。

○そしてタニスが会場でサイン会やるらしい。なるほど、試合に出ないなら
そういうことで客寄せに使われてるのか・・・(苦笑)
でも会場でライサをじっくりサポートできるなら、
それはそれで良かったよね。支えてあげてね、タニス!


以上、全米SP終了後のライサの様子でしたー!
今日はもうちょっと探して何もなかったらそのまま寝ます!

【09全米】男子フリーの滑走順。

全米男子フリーの滑走順が出てます。
(第二グループからコピペします)

7 Jason Wong, SC of Boston
8 Adam Rippon, SC of New York
9 Shaun Rogers, University of Delaware FSC
10 Johnny Weir, SC of New York
11 Stephen Carriere, SC of Boston
12 Dennis Phan, All Year FSC
13 Curran Oi, SC of Boston
14 Brandon Mroz, Broadmoor SC
15 Ryan Bradley, Broadmoor SC
16 Evan Lysacek, DuPage FSC

17 Parker Pennington, Winterhurst FSC
18 Jeremy Abbott, Broadmoor SC


(太字は注目選手・・・いやオッサン選手です)

ライサ・・・・ライアンの後か~~~!!
よりによってライアン!! ウーッ!アッ!
私、ライアンも結構応援してるので
明日の朝はライアンで笑った後にライサを見守ることになるわけで
気持ちの変化が大変なことになりそうです。
朝から笑ったり絶叫したり喜んだり泣いたりになるんじゃないかと予想。
あんまり泣きたくはないけど、
結果がどうあれ泣きそうな気がする管理人でした。

そしてジェレミー君はSP1位、最終滑走のプレッシャーに
どう挑んでくるでしょう?
それと最終グループ落ちしたジョニーはどれだけ巻き返してくるのか?

あーあ、12時間後には結果がわかってるのかと思うとドキドキです。
以上、ライサチェックニュースでした。

【09全米】言い忘れてたこと。

icenetworkに早速昨日のSPがアップされてるので
見返してみたら、ここで書くのを忘れてたことや
見落としていたところがあったのでメモしておきます。


○「ボレロ」も結構手直ししたみたいです。
細かい動きが増えました。手の動きが特に。
一番わかりやすいところでいえば、フィニッシュのポーズが変わってます。
前はジャンプしてしゃがんで終わりだったのが、今回は片腕を挙げて
フラメンコでいう「オーレ!」のポーズみたいな感じになってます。
同時にすごい歓声。スタンディングオベーション。ヒュー!

○ライサの動きは全体的にものすごく速い。
一体幾つ要素を詰め込んだんだっていうくらい凝縮されてます。
さらに密度の濃い内容になったし、今度はちゃんとモノにしてるなと思う。

○中盤のサーキュラーは必見。めまぐるしく、息をつく暇がない。
これでもかっていうくらい動いてます。
マオたんの鬼ステップを男子でやらせたような感じ。
ここはタラソワン、やるなーと思った。ライサ、ちゃんと消化してます。
これはレベル4上げてもいいでしょう。ワールドでも取れるといいな。

○音楽とあんまり合ってないか?と最初思ったけど
よーく見たら手とかちまちリズムに合わせて動いてた。
衣装黒いから手が胴体に隠れてよく見えなかったのだろう。(いつもか)

○スピンが速い。速すぎて少し雑に見えないかと思ったけど
(キャメルスピンはちょっと斜めだった)
ラストのシットスピンからそのままショットガンスピンに移るのはスゲー!
ライサのスピンの技術って地味に長けてるよね。
地味だけど難しい技をあの回転速度でやっちゃうライサ、良いぞ。

○6分間練習の直前になぜかライサは含み笑いをしていた。
ニヨニヨしてた。
最初はいつも通りの、黙ってたら怖く見える表情だったのが
不意に口元がほころんでたのをライサイドな管理人は見逃さなかった!!(笑)
なぜあのとき笑っていたのだろう・・・?
何か面白いことでも頭をよぎったのろうか・・・・?
試合の後の寿司のことでも考えてたんだろうか(笑)


以上、空気を読まないメモでした。

【09全米】SPのスコア

男子SPの詳細スコアが出ています。(これ


ライサ、スピンは全部レベル4でサーキュラーステップもレベル4、
ストレートラインがレベル3。やはりカチっとした良い出来。
一番難しいことが出来ててそれが認定されてるって嬉しいです。
ジェレミー君は加点もりもり作戦で上回った感じ。まあ仕方ない。
だってジェレミー君の方がきれいだったからなあ。
あとライサはトリプルアクセルでピサの斜塔になっちゃったので(苦笑)
やはりここは惜しかったなあ(っていうか危なかったなあ)と・・。
でももう少しGOE引かれてると思ってた(苦笑)。
-0.6で済んでよかったよ、ホントに・・・

ライアンは4-3は成功したもののダブルルッツになった失敗とか
スピンが一個レベル1だったとか、そんな感じであまり点にならなかったのね。

あとジョニーはステップが二つともレベル2でした。むむ?
これこそ、一昔前まではステップはライサよりジョニーの方が上手いと
言われていたんですけど、ここ最近見た目より点が出てないですね。
ペトレンコさんが作るステップは非常に難しいと聞くけど
試合で披露するとなるとさらにハードなんでしょうね。

それにしても、他の選手もスピンやステップでレベル3とか4を
バンバン取るようになってますし
やはりアメリカ男子は層が厚い!と感じる。
あと意外にもオッサンが生き延びてるというか(笑)。
3位のパーカー君って24歳だっていうし(笑)。
(パーカー君の記事はこれ
なんだか本当にチーム・オッサンが活躍していて嬉しいです。
嗚呼ジョニー、君もチーム・オッサンの一人だから
フリーはがんばってね(苦笑)

それとワシントンポストの記事も出てますので(これ
こちらも合わせてお楽しみ下さい。

【09全米】SPの後のコメント。

おなじみicenetworkにSPの記事が掲載されています。(ここ


ライサ本人は出来に満足してるみたいですね。
・・・個人的にそれよりも、ジョニーについてのコメントがツボでした。
「僕たちはみんな、今晩彼(ジョニー)のことを考えると思うよ。
僕は彼のスケートを見てないけど、スコアを見て、彼が雑な演技をしたんだと
思ってる。今夜、彼が良く眠れることを祈ってるよ」
 だそうです。

なんだかんだ言ってライサがジョニーを心配してるのがわかって
ちょっと嬉しいんだぜ。


あ、あとSPの写真も出てるけどギャヒィな衣装だし一枚しか写ってないから
あえてリンクは貼らないでおきます(苦笑)


以上、ライサチェックニュースでした。

全米SPが終わって・・・

全米最中なのにあまり更新できずすみません。


さーて、第一滑走に緊張しながらネット観戦した全米SP、
ライサよりもジェレミーよりも、ジョニー!!
あんたどうしたの!? っていうのが正直な感想です(苦笑)
本人もガッカリしてるみたい。
でもまあ、フリーで巻き返してくるとは思いますが・・・


ライサは冒頭のトリプルアクセルが空中で斜めになったときは
ヤバイ!と一瞬思ったけど、根性で着氷してました。
ダウングレードにもならなかった(多分大丈夫だった)。
その後の3ルッツー3トゥが非常に良く、フリップも良かった。
スピン、ステップは、まあそれなりに。
大体、いつも通りなキチっとした感じで。
ステップをもっと音楽にあわせられたらなあ、と思ったけど
今日の演技自体が全体的にそんな印象でした。
なんていうか、よくも悪くも音楽が耳に入らない演技で
動きに魅入ってしまったというか、
彼の気合をそのまま演技にしたというか・・・
でも音楽と演技が以前より離れた感じがして
そこは少し残念かな。
リズムに合う、合わない以前に
良くも悪くも音楽と演技が独立してしまってた。
うーん、やっぱりタラソワさんの選曲は
ライサ向きじゃないのかもなあ。
ただ、あのゴージャスな音楽に負けない
ゴージャスな演技だったのでそれなりに見栄えはしました。
ホントに音楽が聞こえたのが
最初のトリプルアクセルくらいまでで
それ以降は身体の動き一つ一つに目を奪われるような
パフォーマンスでした。
良かったですよ、うん。見ててスカっとする感じ。


そしてジェレミー君。非常に緊張してたとは思うけど
彼は非常に良い出来でした。
一個一個の要素が全部加点がつきそうな出来だし
音楽との一体化、つなぎ、曲の解釈全部が
(悔しいけど)ライサより良かったです。
この演技構成点の点差はプログラムの魅力の差と言っても
いいんじゃないでしょうか。
そう思うとマダム・タラソワに説教したい気持ちが
ふつふつと沸いてくるのですが・・・・(苦笑)
というか、選曲って大事だなあということを
今更ながらすごく感じる。


他の人の感想もメモしておきます。
上位と、印象に残った選手を。



ジョニー:
痩せた。そしてあの髪型は妹との話し合いの結果
「ジョニーはきっと今ごろになってチーム・オッサンに
加入しようとしたんだ」ということになりました。
っていうか、ジョニー、チーム・オッサンに
入れてあげればよかったね(←違うから!)


ライアン:
SPで4-3入れられるのは君だけか!!
(ダウングレードだったらしいけど)
それにしても、全米のあの空気の中で
あんな楽しいプログラムを披露しちゃう勇気に
彼の男気を感じます。さすが!


アダム:
ひところのダイスケのコピーのような動きがなくなり
アダムらしさがようやく出てきたように感じました。
あと、顔つきも大人になったと思う。
彼、成長したらラテン系金髪のいい男になりそう。


キャリエール:
ジャンプのミスが惜しかったー。
相変わらず器用なんだけど地味な感じなキャリエール。
彼の使ってる曲も結構素敵なんですけど
なぜ衣装はあんな感じなんでしょう(苦笑)
でもA字スピンやってくれるので応援してるぜ。
フリーでもぜひA字を!


ムロズ:
ジャンプをクリーンに決めてた。
若い割りには振り付けもしっかり踊ってるし
これからが楽しみな選手。
でもフリーの衣装はアレなのかなあ・・・・


パーカー(Parker Pennington):
SP3位の人。
やはりジャンプをクリーンに決めてた。
あまり見てないけど、妹が言うには出来が良かったそうです。


コーラン(Curran Oi):
彼のオペラ座の怪人、とても良かったです。
手袋で仮面を表現するオシャレセンスの持ち主。
将来が楽しみ。



おまけ


ジョナサン(Jonathan Cassar):
「誰?」と思う人が多数でしょうが・・・。
遠めからみるとライサを縮めたように見えます。
なぜなら全身黒い衣装を着ていたのと、
顔つきがちょっとだけライサに似てるから。
ステップで足を蹴り上げるところといい、
演技もちょっとライサに似てる。
今後ちょっと注目してみようと思います(笑)


ニコラス(Nicholas LaRoche):
ジョニーと同じグループで滑ってた
スキンヘッドがイカしてる方。
6分間練習を待っている間、ジョニーの前に立っていたので
妹が「ジョニーを隠すな!!」と怒ってました(苦笑)
そのとき、彼の見た目で「彼はきっとチーム・オッサンだ!
そして私と同じくらいの年齢じゃないかしら」と
思ってバイオを見たら、やはり同い年だった(苦笑)
がんばれチーム・オッサン!(笑)



こんな感じで、フリーはどうなることやら。
個人的にはライサが勝つと思ってますが・・・・
なぜだろう。ジェレミー君のプログラムが良いことは
重々承知なんですけどね。
クリーンに滑ったら点も出るだろうし。
なのにライサが勝つと予想するのは、
一応ファンだし、それに調子が良さそうだし
何よりスケートアメリカやカナダのときの前のような
あの何とも言いがたい不安と悪い予感を感じないからかなあ・・・
スケアメのときは正直SPの時点で
タカヒコヅカがかなり怖いと思ってたし
スケカナのときは試合前から
台落ちする可能性が高いと思ってたので
あのときに比べたら、今はそういう不安を感じない。
(色々な点で)大丈夫だと思います。
ま、これでダメな結果だったら笑うしかないけどー!


とにかく決戦は月曜日。
少しそわそわするけど、楽しみです。


ではまた明日。(もう2時だけど)

2009年1月24日土曜日

【09全米】ライサSPのスコア

第一滑走で挑んだSPは83.59!


トリプルアクセルが斜めになってしまってたけど
それ以外はクリーンに、特に3ルッツー3トウが素晴らしく
見ててワクワクする出来でした。

が、直後の第二滑走のジェレミー君が
もっと素晴らしいパフォーマンスを見せて86点台を叩き出し
ライサは現時点で2位っス。

あとはジョニーが何点出すかですね。ライアンも。
(キャリエール、アダム君はミスがあって点が伸びず)


っつーか、地味に全米男子もオッサン大活躍の予感です。
ヒュー!!!

2009年1月22日木曜日

【09全米】ライサ、SPの滑走準はなんと1番。

我らがライサ、SPの滑走準が1番だそうです。
このページから詳細を見てね)


第一グループの第一滑走とか、どんなクジ運なのよ(苦笑)
そして第一グループはライサの次にジェレミー、キャリエール、アダム君
続きます。って言うか第一グループがすでにカオス!!!

個人的にはそれほど心配してないんだけど
ただうっかり生放送を見逃さないか、これだけが不安ですね。
現地時間とこっちの時差をちゃんと確認しておきます。
男子SPって確か土曜の朝10時くらいからスタートだったはず。
9時半くらいからスタンバイしておかなきゃ!


ついでにジョニーは第三グループの一番最後。全体の14番目。
そういえば去年はライサとジョニーがまさかの第一グループで一緒だったとか
そんなんだった気がする。
去年と比べればライサとジョニーの間に間があるので
ライサイドとジョニーズ・エンジェルにとって
気が抜けない時間ができちゃいますね。
本当にどうなることやら(笑)。まあ、見てる側としては応援する以外
なんにもできないので、大人しく応援してます。


以上、ライサチェックニュースをお届けしました!

2009年1月20日火曜日

ライサチェック公式サイト、大幅リニューアル。

ライサの公式サイトが大幅にリニューアルされましたここ
(それに伴い、アドレスも変わりました)


端的に言うと、完全なリニューアルです。
基本的なもの(連絡先、ファンレターのあて先)以外は
ほぼ変わったといっていいくらい変わりました。


まずトップページ。
グーグルマップが埋め込まれていて、
地図上のアイコンをクリックするとライサの予定がわかります。
たとえばモスクワで3月1日からタラソワさんとトレーニング、とか
そんな細かいスケジュールがわかるという優れもの。


そしてギャラリーが見やすくなったのと(今まではいちいちクリックしないと
次の写真に進まなかったけど、今度はスクロール式に変更)、
スケートアメリカのときの写真が追加されてます。
(まあ、あのギャヒィな衣装だから個人的にギャヒィなんですけども 笑)


新しく出来た目玉はファンゾーンでしょう。
まず、ライサがfacebookというSNSに参加したんですよ。
日本でいうmixiみたいなサービス。招待制ではないので一応誰でも入れます。
(ライサのfacebookのページはここ
ここでライサのファンに登録すると、ボードに書き込むことができちゃうんですね。
一応オープンな感じでメッセージが送れます。
(見るだけなら誰でもできるらしい)
facebookは日本語に設定すれば日本語で利用できるので
(当然だけど、メッセージは英語で送らないとライサが読めないから注意!)
登録してファン登録してみると良いでしょう。
日本のライサイドの子もすでに数人ファン登録してるみたい。


そしてファンゾーンの中に「Evan's playlist」というところがあるんですが
これで、ライサのお気に入りの音楽を聴けちゃいます。
おそらく定期的に中身が変わるのでしょう。
「今ライサはどんな音楽聞いてるのかしら」って思ったら
ここでチェックできるわけですね。オ~ウ、便利!


そして! 個人的に今回一番嬉しいのは壁紙&アイコンの
ダウンロードページができたこと!
 ヒュ~!!!
今まで(多分)なかったので、これは嬉しい。
早速全部ダウンロードしちゃうぜ!
もちろん見切れてないからノープロブレムですよ(笑)


さらにライサのファンサイトへのリンクもあります。
(ライサイドブログは当然ですがないですよ! むしろあったら困るよ! 苦笑)
おなじみのELFF(ファンフォーラム)とか、
海外のライサイドな方のサイトへ気軽に行けます。
英語できればどうにかなるので、ライサイドな方はぜひ行きましょう。
(っつーかライサイドは英語は必須科目ですね。しんどいわ 苦笑)
とにかく、充実のファンゾーンに今にも踊りだしそうな管理人です。


それから新たに加わった項目として「Causes」というのがあります。
これはライサの趣味(というか、ライフワークなのかな)である
各種チャリティーのサイトへの説明とリンクです。
ここに新たにページを作るということは、普段から相当な気合を入れて
チャリティー活動にいそしんでいるのでしょう。
ライサのショーでおなじみの「Make a wish fundation」もあります。


そしてコンタクト(連絡)のページでは、ちょこっとQ&Aがあります。
「あなたのサインはどうしたらもらえるの?」という質問に
「ショーで会ったらサインするよ! もし会えなかったらリンクに直接
手紙書いてくれるのがベストな方法だよ」
と答えてますので
ファンレターを直に送るとサインもらえるらしい。
やってみようかしら・・・うーん、でも、私・・・
サインせびるような年齢か?(苦笑) 一応彼より年上だし、
さすがに大人気ないから(←こんな馬鹿ブログやってるくせに)
イマイチ勇気が出ないのでした。


まあ、こんな感じで全米前に大幅にサイトがリニューアルされるという
ライサイドにとってかなりウッヒョイな状況です。
全米に向けて、ライサイドな皆さん、
ぜひ一丸となってライサを応援しましょう。


以上、ライサチェックニュースでした☆

2009年1月17日土曜日

今季フリーの衣装を変更だそうです。

ライサの衣装チェンジは「ラプソディー・イン・ブルー」の方らしいです。


icenetworkに記事が出てます(ここ
できれば「ボレロ」も変えて欲しかったんですが・・・
あのピッチリトップス(笑)、何度見てもエネミーに見えるので(苦笑)。

いや~、それにしても・・・・
世界中のライサイドな人の念が通じたのか、
見事に衣装チェンジにこぎつけてホッとしています。
私も「もっと君に似合う衣装に変えてくれると嬉しいぜ」と
メッセージを送った甲斐がありました。
きっと同じような人が何人もいたんでしょうねー。
だけどあのマジシャン衣装、エキシビジョンだったら
全然アリだったと思うんですけどね。笑えるから(笑)


では、今日も空気を読まないライサチェックニュースでした。
記事紹介するの遅れてすみません。(誰も期待してないか?)

2009年1月16日金曜日

衣装変えるんだって。

ライサ、衣装変えるそうです。
(そういえば昨日紹介した電話インタビューでそれらしきこと
言ってたんですが、確証が持てなくて・・・)


icenetworkのこのページ
Also, that he will be debuting new costumes next week,
about which we are very intrigued...


ということですので、変えるんでしょう。
多分、フリーの方だと思うけど・・・
あれ? もしかして両方!? costumesってことはそうなのか!?

ヒュー!!
次は私にギャヒィと言わせない衣装を期待してるよ!

以上、相変わらず空気を読まないライサチェックニュースでした。

2009年1月15日木曜日

【音声】09全米に向けて 電話Q&A

icenetworkの全米イベントページにて、
ライサの全米に向けた電話でのインタビューが聞けます。(ここ
(ちなみにジョニーのものもあります)


こちらは会員でなくても聞けるので(音質は悪いけど)
約30分くらいですが、英語で差し支えなければどうぞ聞いてみて下さい。
声のテンションは超低いけど、ライサ本人は元気そうです。

ちなみに内容の全文がこちら(前編後編)に掲載されてるのでどうぞ参考に。

【動画】バックステージ Progressive’s Skating and Gymnastics Spectacular

icenetworkの有料コンテンツですが、
Progressive’s Skating and Gymnastics Spectacularの
バックステージ動画が公開されてます。


ライサは直接インタビューはされてないけど
(インタビューされてるスケーターはキャロライン・ジャン、
レイチェル・フラット)
ちょくちょく後ろで見切れたり(笑)、何度か映ってます。

タニスとのダンスを練習してたり、ツイズル練習してたり、
体操選手のサマンサの手を引いてスケート教えてたり。
(これまたサマンサとの身長差が・・・ 笑。
ていうかライサ、絶対背が小さくてカワイイ子好きだよね 笑)
最後のみんなで集合のシーンでは(屋外なんですが)
横にいるタニスがフード被ってて
頭がペンギンみたいになってて可愛いのにも注目。


以上、今日も空気を読まないライサチェックニュースをお届けしました。

2009年1月14日水曜日

Reinventing Lysacek: A New Look for the National Champion(Blades on Ice 2009年2月号インタビュー)

(この翻訳は2009年6月29日に公開されました)


※雑誌記事の翻訳につき、原文の転載は控えさせていただきます。


ライサチェックの改革: 全米王者の新しい姿
-「Blades on Ice」2009年2月号より


ロシアの非凡なコーチ、タチアナ・タラソワと一緒に仕事をすることは、全米代表のエヴァン・ライサチェックに期待できる殆ど最後の手段といっていいだろう。彼のスタイルは決して古典的ではない。彼自身、特別な親近感をロシアに抱いているわけではない。さらに、バレエに対してはわずかな嫌悪感さえ認めている。おそらく彼は人生における挑戦をした、というのがタラソワに指導を受けた正確な理由なのだろう。怪我と失望のシーズンの後は、完全に自分を見直すための時間だったのだ。

「僕は新しいスタイルと外観を欲していました。タチアナには全部変えてくれと頼んだんです。まさにその通りのことを彼女は僕にしてくれました。素晴らしい経験でしたよ!」

しかし、それは容易いことではなかった。一緒に仕事を始めるにあたって、ライサチェックはそれまでごく少数のスケーターがしてきたように、彼女を信頼しなければならなかった。スタイルや選曲から最終的な振り付けのニュアンスまで、彼のスケートのあらゆる面に彼女が決定権を持った。

「自分で全部コントロールすることをあきらめて、タチアナにありとあらゆる点で僕を思い通りにさせるって約束したんです」。彼がモスクワに足を踏み入れた時、すでに衣装の裁断が行われていた。

その瞬間からハードワークが始まった。新しいプログラムを作り、新しいキャラクターに取り掛かることは全てのスケーターにとって挑戦である。しかしライサチェックにとって、それはこれまで彼の人生の大部分でしてきたスケートから脱皮して、まったく新しいスタイルを受け入れることを意味していた。リズミックなボレロをショートプログラムに、ガーシュインのクラシカルなラプソディー・イン・ブルーをフリープログラムに取り入れることになった。彼曰く、この二つの音楽は「自分では決して買わないプレゼントみたいなもの」だそうだ。

そして、毎日、少なくとも一時間半以上のバレエのトレーニングが始まった。バレエはすでに彼の毎日のルーティンワークの一部になっている。

「バレエは役に立ちます。だけど、あまり好きじゃないんだ」と彼は、ブロッコリーの皿を手渡された子供のような表情で笑った。

「僕がこの二つのプログラムが本当に好きだと言えるようになったのは、たくさんの努力のおかげです。これらのプログラムは僕自身のように感じています。どんどん僕の一部になってきているような感じなんです」


おそらく最も重要なのは、タラソワが彼の気持ちに火をつけたことだろう。

「彼女は僕に喜びを与えてくれたんです」。それに大げさな褒め言葉は殆どない。最終的に一番大切なのは他人からどのように見られるかではなく、氷の上に足を踏み入れたときの必要以上の活気なのだという。

「これらを滑っているときはいつも、プログラムの中にタチアナの一部を感じるんです。彼女はこれらの中にものすごい情感とエネルギーを込めてくれましたから」

彼自身を改革したいという欲求は、悪いシーズンの後にしばしば生じた。2008年世界選手権の数日前にライサチェックのブレードが折れ、彼は氷の上に叩きつけられた。彼は肩を脱臼し、肩と肘のじん帯を損傷したのだ。その怪我によって彼は残りの試合のシーズンから欠場し、彼のエネルギーとこの競技へのとてつもない愛情を消耗した。モスクワへの旅は彼に新しい生活を与えたのである。


ライサチェックの新しいシーズンが開幕したとき、彼は元気付けられると同時に幸福感を感じていた。10月のスケートアメリカで彼の新しいスタイルが発表されたとき、順位はあまり重要でないように見えた。

「僕は自分のプログラムが本当にいいものだと感じています」と、クリーンに滑ったショートプログラムとフリープログラムで全体で3位に終わった後に彼は言った。「そのことが、去年やってきたこと全てからの進歩だと思っています。それが僕のより大きな目標なんです」

そしてエヴァン・ライサチェックが幸せと感じるときは、観客がそれに一役かっているのだという。

「僕はお客さんの方に目をやって、ハッピーな表情を見たかったんです」と彼は言った。難解なプログラムでも、ライサチェックは自分のやることが観客に何かをお返しすることができると信じているのだ。

「スケートというのは個性的なスポーツです。なぜなら僕たちはフェイス・マスクやマウスガード、ゴーグル、ヘルメットは着用しませんから。誰もが僕たちの表情を見ることができて、それで僕たちはお客さんとのつながりを明確にすることができるんです。だから、もしスケーターが『しまった!』っていう顔をしたら、お客さんは心配してしまいます。だけどハッピーであるように見えたら、彼らもまた嬉しくなるのです。それは簡単なことじゃないけど、僕はそうすることが重要だと思っています」

彼にとって不運なことに、ジャッジは喜ばしい採点をしなかった。今シーズンの二つのグランプリシリーズにおいて、ライサチェックは期待に及ばずスケートアメリカとスケートカナダ両方で銅メダルに終わった。両方の試合においての問題点は、彼のパフォーマンス全体ではなかった。四回転を除いて、ライサチェックは精力的に三回転ジャンプを組み込んだパフォーマンスを滑りきった。しかし二試合の間における三度において、彼のジャンプ(トリプルアクセル)は、彼がよくやってしまいがちなわずかな回転不足によって、三回転が二回転へとダウングレードされた。(数ポイントを失ったこの結果は、全米チャンピオンをグランプリファイナルへの出場を断念させるほど深刻なものだった)

ライサチェックは今シーズンのジャンプコールの以前より厳しいやり方に対して意義を唱えている。

「ジャッジの下す得点は正確なものです」とスケートアメリカの後に彼は言った。

「問題はジャンプコールとダウングレードなんです。ジャッジは冷酷なダウングレードをするようになりました。どうしてみんな(難しいジャンプを)諦めようとするのだと思いますか?もしプログラムの後半にトリプルアクセルをするなら、それはダブルではなく、トリプルアクセルと認定されなければいけないんです」

それ以外の点では、ライサチェックは各方面からの高まる批判を受けているこの採点システムについて、異議を唱えるつもりはないようだ。実際、彼は様々な異なるスタイルにジャッジが報いていると感じるこの採点方法を喜ばしく思っている。

「今の採点方式では誰もが同じように見えるという人もいます。僕は男子シングルにおいてはそう言い難いと思うんです。僕は皆が違って見えると感じています。選手達はみんな、よりレベルの高いものを求めて、彼らにとって効果的なスタイルや外見を模索しています。ジョニー(ウィアー)を見てください。彼はとても優雅で滑らかです。他に誰が、同じくらい優雅で滑らかだといえますか?一方で、タカヒコ・コヅカはキレがあってとても素早いですよね。体型だってみんな違います。ジャッジは選手達がそれぞれ違ったように見えて、それぞれのジャンプやスピンも異なるように見えつつあるのを受け入れ、正当に評価し始めているんです。それが、一人のスケーターを他の誰かよりもより優れていると見なすことでしょうか。違いますよね。僕がスケートアメリカで嬉しかったのは、そういった異なるスタイルやテクニックが報われたことなんです」


今シーズンの経験にも関わらず、ライサチェックは、多くの若いスケーターたちが取り入れている最も新しい角度のある動き方を認識している。

「僕が本当に見るのが好きなのは、ミキ・アンドウやカロリーナ・コストナー、ステファン・ランビエールのようなスケーターです。僕が好きなのはそういったスタイルなんです」

他に彼の大のお気に入りの選手は、偶然にも1998年にガーシュインのラプソディー・イン・ブルーで優勝したイリヤ・クーリックである。ライサチェックは今年、スターズオンアイスの初仕事の間に、クーリックと一緒に仕事をして、パフォーマーとしてプロ中のプロである彼に近づく機会に恵まれた。

「皆さん、本当にすばらしいキャストでした。彼らと一緒に仕事をしてすごく楽しかったです。イリヤ・クーリックは僕の大好きなスケーターの一人で、彼のこれまでやったプログラムは全部好きなんです。彼は練習のときに僕を助けてくれましたし、彼と一緒に仕事するのは素晴らしかった。それからユカ・サトウも大好きです。トッド(エルドリッジ)も素晴らしいですね。とても良い経験だったし、このツアーがどういうものなのかがわかり、そして僕がこの場に持ち込むことができるものは何か、いい考えが浮かびました」

ライサチェックはこのツアーに定期的に参加することを計画し、来春のスターズオンアイスの10公演への出演をちょうど契約したところだという。


トレーニングや試合、ショーの出演、スポンサー獲得のための活動でぎっしりのスケジュールにも関わらず、ライサチェックはすぐに彼の大きな情熱となるもののための時間を見つけている。それはチャリティー活動である。多くの有名人が自分の名前を貸し、ときどき慈善活動の時間を選んでいる間に、彼はより熱心かつ私的な形でこの活動に魅了されているようだ。おそらくそれはとても個人的な消失 -子供の頃からの友人でありスケート仲間だったステファニー・ジョゼフが今年4月に亡くなったこと - が、悲劇によって人々の命が病に襲われることに対して、一石を投じたいという彼の欲望に火をつけたのだろう。

ジョゼフが長いガンとの戦いで亡くなってからすぐに、ライサチェックはイリノイ州のメイク・ア・ウィッシュ基金とのコラボレーションである「An Evening of Hope」のスポンサーと出演するスケーターの両方を得るために、モスクワにいるときでさえも電話をかけていた。このショーは9月27日にライサチェックのホームタウンの近くにあるイリノイ州ジェニーバで開催され、大成功を収めた。

ライサチェックは、ニューヨークの学齢児童に達する少女達のためのカリキュラムであるFSH(Figure Skating in Harlem)の一員でもある。このカリキュラムのためにスターがたくさん集まる募金イベントは「星空の下のスターたちとのスケート」と名づけられており、来年の4月にセントラルパークのウォルマンリンクで開催される予定だ。ライサチェックはスペシャル・オリンピックスやロナルド・マクドナルド・ハウスにも参加している。彼の恵まれない人々に対する協力への強い呼びかけによると、たとえ地元のマクドナルドハウスへの1ドルの寄付でも、自分の思いを率直に表現することに変わりないのだという。

「こういった組織の活動で行っていることは、家庭での暮らしに一石を投じることなのです。メイク・ア・ウィッシュ基金では彼らに病院や医者、医療費のことを短期間の間忘れさせる機会を与えます。彼らと会って知り合うことは僕を満たしてくれます。僕は今、こういうチャンスやプラットフォームを持っているのです。なぜなら僕はアスリートで、世界をよりよくして、もっと美しいものにする組織と一緒に活動することができるから。それを活用することができて、僕はとてもラッキーですね」


しかしながら、近い将来にライサチェックは目前のある作業に焦点を合わせることになっている。彼のプログラムとジャンプを厳しい試合へ向けて、前もって改良しなければならないのだ。全米選手権では男子の試合が最後となり、スケートの試合としては珍しいセッティングである。ライサチェックは男子シングルへの関心の高まりが、ジョニー・ウィアーとのライバル関係への注目によるものだということを認識している。

「男子シングルへの関心が高まることはいいことですね」と言った後に彼はすぐに、(アメリカチームの)全体像が、その中の二人であること以上に重要な意味があるのだと付け加えた。

「僕が本当に誇りに思っているのは、今年はチームUSA全体が見ることができて、全部の部門において、とても強いスケーターがたくさんいると言えることです。僕たちは国際試合を制覇することでしょう」

ライサチェックはきっと、その中で先頭に立っていることだろう。


--------------------------------------------

(以下、訳し終えた雑感)

2009年全米前の結構古い内容なのですが、
プログラムに対する気持ちや、好きなスケーターの話など
それなりに興味深いものがあったので掲載しました。

毎度ながら参考程度にお願いします。
っていうか、きっとすでに優秀な訳が出回ってるんだろうなと
思うのですが(探してないけど)、まあ自己満足ということで。

2009年1月13日火曜日

【プリンス座談会】ライサの前評判はこんなもんか。

プリンス座談会が久しぶりに更新されています。

(あ、良く見たらインデックスの絵が変わってる!)
話題は全米選手権。
内容は「今年は誰が勝つかわかんないから面白い」みたいな感じ。


絵は今回は・・・ジョニーズ・エンジェルとライサイドな皆さんには
あんまりオススメできません。なんか二人とも可愛くない・・・
いっちゃ悪いけど絵が不細工っス(涙)アダムとか可愛いのになあ。

そしてディフェンディングチャンピオンのライサの扱いが何とも微妙で
これ、書く人はライサを褒めるに褒められなくて辛かったのが予想できます。
ああライサ。前評判なんて忘れてさせてくれるくらい、
目の覚めるような演技を期待してるよ! がんばろうぜ!!

2009年1月12日月曜日

【HP】ライサイドなバナーや写真を募集中らしいぜ。

ライサのファンフォーラムにFigureSkatersOnlineからの募集がありました。


それによると、

①ライサとライサファンが一緒に写った写真、
②ライサイドなグッズ(Tシャツとか応援旗)を持ったライサファンの写真
③ライサの写真を使った壁紙とかバナーとかボタンなどの作品



を、募集してるそうなんですよ。
どうやら公式サイトに載せたいらしいです。


そーいや過去に「GO!EVAN!」とか施した団扇とか
作ったよなあ、なんて思い出しつつ・・・
(他に「Evan is My Hero」とか作った気がする。
どこに行ったんだろう?)
管理人は恥ずかしいので提出はしませんが(苦笑)
立派なバナーをお持ちの方、素敵な壁紙を作ってる方なんかは
提出すると良いと思います。
あて先は、jamie@figureskatersonline.com です。(← 一応@は大文字に
してありますので、送るときは注意!)
件名を「Evan Lysacek site」にして送ってくださいとのことでした。
あなたの写真がライサ公式サイトに載るチャンスです!
ライサイドなあなた、シャイな管理人の代わりにぜひチャレンジしてください(笑)

以上、空気を読まないライサチェックニュースをお届けしました~。

2009年1月8日木曜日

【放送】Progressive’s Skating and Gymnastics Spectacular

先月の「Progressive’s Skating and Gymnastics Spectacular」が
1月18日にNBCでオンエアされるそうです。(詳しくはIFS


多分、来年の今ごろにはicenetworkでも見られそうな気がしますが
いち早くライサとタニスのコラボの全貌が見たいぜー!
ライサの新エキシビジョン見たいぜー! というライサイドな方は
色んな動画サイトにアップされるのを待つといいかもしれません。
(すぐ削除されると思うけど)

ま、ショーよりも全米の方が気になるわけですが
いかんせん、フリーをどう改善するのかがまだ謎なので
ショーで彼らしいパフォーマンスを見ると少し安心します。
全米のエキシビジョンでも新作が見られるといいな。
できれば大トリでね! やってくれるよね!

というわけで、ライサチェックニュースでした。

2009年1月2日金曜日

ライサに合いそうな曲①「オペラ座の怪人」

ライサイドな企画をこのブログでやってみることにしました。


その名も「ライサに合いそうな曲」
名前の通りの企画です。


いや、「ラプソディー・イン・ブルー」の失敗を元に
(↑すでに失敗扱いしている酷いファン)
「どんな曲ならライサに合うのか?」ということを
実は真剣に、かれこれ2ヶ月くらい考えてまして
頭の中で色々候補が増えてきたので
メモ代わりに書こうと思ったのです。
よって、ライサに興味のない方はどうぞスルーしてください。


今日は第一回目!


これはフィギュアスケートファンなら
一回は聞いたことある曲ですが
「オペラ座の怪人」


近年ではダイスケのモロゾファントムのプログラムが
印象に残ってるでしょうか。
管理人、2006年の全日本を見に行ったんですが
間違いなくダイスケがその日この曲で一番良い演技をしました。
あと、当時まだ現役だった神崎君も確かこの曲だった。


個人的にライサを演出しようと考えたとき、
ライサって正統派っていうよりはヒールの方が似合うんですよ。
いや、ヒールっていうより・・・
うーん、正統派じゃない主人公というか。
正統派にしてはちょっとくどいんだな、色々(苦笑)
深い悲哀、あるいは正反対の馬鹿(←!?)、
そういった両極端なイメージが似合うのかなと。

そう思うと「ラプソディー・イン・ブルー」は
開き直ってコメディにすりゃ良かったのに
なんか微妙なところで正統派気取りでダメですね、あれは。
(↑ファンとは思えない発言・・・)
全米までにどーにかしてくれることを祈ってます。衣装も含めて。
ライサ、あなたなら馬鹿なコメディも出来るはず!


で、今回は『悲哀編』(!?)ということで
オペラ座の怪人のファントムなんて
結構似合うかも~と思ったんですよ。
あの『ジャーン・ジャジャジャジャーン』っていう
ちょっと怖いオルガンの響きもよく似合う。
本人はこういうの嫌がりそうだけど(苦笑)
でも衣装黒くてOKだし、悪くないと思うんだけどなあ。


とりあえず顔はダイスケよりもヒールっぽいし
ファントムとしての迫力も出そうだし
単純にライサが演じやすそうだと思う。
「カルメン」や「トスカ」のときより
つなぎの部分とか強化すれば名作になるんじゃないだろうか。


そんなわけで、第一回は「オペラ座の怪人」でした。
思いつく限り、近いうちに第二回もやりますよ~。
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