2009年6月19日金曜日

World title brings new attention to Lysacek (icenetwork 6月17日付記事)

昨日の朝に紹介した記事の全訳です。

もっとも、今はみんなDOIに夢中で
ライサのことなんて頭にないと思いますが(そりゃそうだ)
ここであえて空気を読まずに記事をアップしちゃいます。

いつも通り、多少怪しい箇所や微妙な意訳・誤訳のオンパレードでしょうが
参考程度にお願いします。


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World title brings new attention to Lysacek

戦利品は勝者のものというが、エヴァン・ライサチェックも例外ではない。

疲労骨折した左足にはめたギプスによって、彼は5週間氷から遠ざかったがペースを落とすことはなかった。写真撮影やコマーシャル、レイカーズの試合の試合への出席を含む個人的な出演が、24歳の世界王者を多忙にさせ続けていた。

"I feel really lucky to have these opportunities. With the Olympics coming up, I guess the timing this year was just really good," a tanned and relaxed Lysacek said on a break during U.S. Figure Skating's "Champs Camp" last weekend.

「僕はこういったチャンスを持つことができて本当に幸運に感じています。オリンピックがせまってきているので、今年のタイミングは本当にちょうど良かったと思っているんです」と、日に焼けたライサチェックは、先週に行われたアメリカスケート連盟の合宿の休憩の間にリラックスしながら語った。

"I think there's going to be a lot of attention on all the skaters going into Vancouver, [considering] the success companies had using athletes from the Beijing Olympics [to promote] their products. Especially in this economy, they'll be looking to [capitalize] on the kind of attention athletes are going to get."

「北京オリンピックのときに、商品の宣伝に選手を起用してうまくいった企業があることを思えば、バンクーバーまでにスケーター全員に相当な注目が集まると思いますよ。特にこの経済状況ですから、企業は(オリンピックに出場すると思われる)注目される選手を起用することでしょう」

2007年と2008年の二度の全米王者は、ワールドタイトルと練習の中断期間の両方を最大限に活用している。イリノイ州のネイパービル出身で2003年にフランク・キャロルのもとで練習するためにロサンゼルスへ引っ越してから、休暇をとることには注意を払っていない。そのかわり、彼の練習を中断している時間は全て、スポンサーとの仕事やチャリティー活動に費やされているのだ。

"I'm a workaholic anyway, there's nothing I'd rather be doing," he admitted. "I haven't been home for four out of the five weeks.

「僕はとにかくワーカーホリックなんです。常に何かをしているに越したことはないんですよ」と彼は認めた。「ここ5週間のうち4週間は、家に帰ってないんです」

"I got to reconnect with friends in Chicago, because I was there for a doctor's appointment. DuPage Figure Skating Club has been my club since day one, they've been so supportive, so I surprised them and went to their brunch. I'm doing [scholarship] grants right now for the Stephanie Joseph Memorial Fund [founded in memory of a friend]. I've kept so busy, I haven't had enough time to sit and get bored."

「シカゴの友人と再度連絡を取りました、というのも通院のためにそこにいたんです。僕の最初のクラブで、とても協力的なデュページスケートクラブに行ってみんなを驚かせて、彼らのブランチに参加してきたんですよ。今はちょうどステファニー・ジョゼフ記念基金の奨学金の授与をしているところです。ずっと無駄なく日々を過ごしてきて、これまで座って退屈する時間はなかったですね」

より魅力的な契約もあったという。

"I'm really lucky I was chosen by NBC as one of their five athletes to promote the Games, so I did the most incredible commercial on the ice with Sarah McLachlan," Lysacek said.

「NBCの試合を宣伝する5人のアスリートの中の一人に選ばれたのは本当にラッキーでした。それでサラ・マクラクランとの氷上での信じられないようなコマーシャルができたわけですから」

"She's from Vancouver, she lives there still, and she wrote a song about working hard, achieving your goals and everything the Olympics are about. I was out there getting chills just skating to it. There were also crazy stunts with ATV's on the ice and incredible lighting and it was just a great experience."

「彼女はバンクーバー出身で、まだそこに住んでいて曲を書いているんです。みんなの目標とオリンピックの全てを実現するために一生懸命働きながらね(訳注:彼女はバンクーバーオリンピックのタイアップ曲を手がけている)。撮影ではぞくぞくしながら、単純に滑っていました。ものすごい照明の中、氷上でATVのすごいスタントも行われて、本当にただ素晴らしい経験でしたよ!」

ライサチェックは、バンクーバーオリンピックに向けたアスリート達による「シックス・パック」の一員として、コカコーラのキャンペーンの写真撮影も二日間行った(全米優勝ペアのキオーナ・マクラフリンとロックニ・ブルーベイカーや、他の選手達も同様である)。その上、6フィート1インチ(約185センチ)の彼は4月にニューヨークを拠点とするDNAモデルマネージメントとも契約し、紳士服デザイナーのラルフ・ローレンとの仕事に署名した。

"I'm shooting for their new campaign three days this week," he said. "It's going to be direct mail, postcards, and special product displays in stores. A bunch of other athletes are doing it, too -- I know that (Olympic ski champion) Ted Ligety has been finalized."

「今週も三日間、新しいキャンペーンの撮影があるんです。(撮影されたものは)ダイレクトメールやポストカード、あるいは店頭に飾られるスペシャル商品になる予定です。他の大勢のアスリートも撮影していますよ。(オリンピック・スキーチャンピオンの)テッド・リゲティはすでに終えたそうです」

コマーシャルと楽しみに夢中になっていた滞在期間は、今のところ終わりつつある。今度は氷上に戻るときが来ているのだ。

"I had a really good MRI report," Lysacek said. "My bone is clean and a lot of the damage to the ligaments and tendon is much improved. The doctor gave me the go-ahead to slowly get back into training, so we're going to take baby steps and hope it snowballs from there."

「MRIの検査結果は非常に良好でした。骨はきれいで、靭帯と腱の大きな損傷もかなり回復しています。医者からもトレーニングに少しずつ戻っていいと許可をもらいました。僕達は少しずつ前進して、雪だるま式にやれることを増やしていきたいと考えています」

彼の怪我が発覚したのは、3月に世界選手権で優勝するほんの2週間前だった。彼はスムッカーズ・スターズ・オン・アイスツアーの出演義務を果たし、ギプスをつける前に初開催のISUワールドチームトロフィーでチームUSAを勝利に導いた。オフシーズンとなった今、彼は長らく振り付けを担当しているローリ・ニコルの手で新しい振り付けを得ることに注意を向けている。

"I'm going to Lori starting June 28 until July 10. I have no music, I have no idea what I'll be doing, it's all speculation at this point," he said.

"I love my "Bolero" [short] program, but I don't know that I'll keep it. About all I do know is Vera Wang is doing my costumes. I've had a couple of meetings with her; she's never done menswear before so she's excited, but she also told my agent she's nervous."


「6月28日から7月10日までローリのところにいく予定です。音楽も選んでいないし、何をするかというアイディアもありません。今の時点では全て推測ということになります。僕は『ボレロ』がとても好きだけれど、続けるかどうかはわからないですね。わかっているのはヴェラ・ウォンがコスチュームのデザインをするということです。彼女と二回ほどミーティングをしました。彼女は今まで男性向けの服は手がけたことがなかったから、とてもわくわくしているそうです。でも僕のエージェントには『私はナーバスになってるの!』って言ったみたいです」

ライサチェックは、金メダル候補の一人としてオリンピックシーズンに挑むにあたって、彼自身が「興奮しているが神経質になってるわけではない」と考えている。

"If I've ever thought about placing or winning, I don't do well," he explained. "If I say, 'I have to win,' it doesn't happen. I didn't go into worlds thinking 'I have to win, I'm going to win, I can win,' I just went in with my blinders on and did my job. That has a lot to do with my coach, Frank Carroll, he said, 'You don't have to do anything except skate your best.' That's definitely going to be my approach."

「僕は順位とか勝つことを考えたら、うまくやれないんです。もし僕が『勝たなきゃいけない』なんて言おうものなら、それは実現しないんです。僕は世界選手権に『勝たなきゃいけない、勝ちに行くんだ、絶対勝てる』なんてことを考えて出場したのではありません。ただ自分のファインプレーをしに行き、そして自分のやるべきことをやっただけです。このやり方は僕のコーチであるフランク・キャロルによるところが大きいです。彼は『ベストを尽くして滑ること以外は何もしなくていい』と言いました。それがまさに僕の試合への取り組み方になっているというわけです」

オリンピックの金メダルはライサチェックのキャリアの集大成となるだけでなく、キャロルコーチの成功も完璧なものにするだろう。アメリカと世界フィギュアスケートの両方に殿堂入りしている彼は、1976年と1980年にリンダ・フラチアニを、1988年にクリストファー・ボウマンを、1998年にミシェル・クワンを、2002年にティモシー・ゲーブルを、そして2006年にライサチェックをオリンピックへ出場させている。これまでの彼のメダル獲得はフラチアニとクワンによる二度の銀メダルと、ゲーブルの銅メダルだ。ライサチェックは4位だった。

"Frank has been around the block with Olympic hopefuls and favorites, triumphs and disappointments. Anything that happens, I'm sure he's been there before and will know what to say about the situation. I'm lucky to have a weapon like that in my arsenal."

「フランクコーチはオリンピックのメダル候補や有望選手達と一緒に、勝利や失望も含めた経験を積んできています。何が起ころうと、彼は全部知り尽くしているし、その状況で何を言えばいいのかもわかっているのだと思います。僕は自分のチームに彼のような武器となる人がいて、とても幸運です」

キャロルコーチは最近、ミライ・ナガスを新しい弟子に迎えたばかりだ。彼女は2008年の全米女子シングルチャンピオンだが、2009年の全米選手権で5位に終わり、それから挽回しようとしている。

"It will be interesting, having her at the rink," said Lysacek, who trains alongside the Lakers and L.A. Kings at El Segundo's Toyota Sports Center.

「彼女が(自分と一緒の)リンクに来て面白くなりそうです」と、レイカーズとロサンゼルス・キングスが並ぶエル・セグンドのトヨタ・スポーツセンターで練習しているライサチェックは語った。

"When Frank and I work together, regardless of who else is there, we work one-on-one. It will be the same as it always is. I'm happy for him; I think he loves to be busy, he's a workaholic just like me."

「僕とフランクコーチが一緒に練習するときは、そこに誰がいようが、一対一でやります。彼女の場合も、いつもそうなるでしょうね。僕にとって幸いなことに、フランクコーチも忙しくしているのが好きなんだと思います。僕と同じように、彼もワーカーホリックなんですよ」

今後のトレーニング期間は四回転トゥループをメインにし、ライサチェックはこれをプログラムに取り入れたいと考えているようだ。彼は2009年全米選手権でこのジャンプに失敗し、ジェレミー・アボットとブランドン・ムロズに次いで3位に順位を落とした。そして世界選手権では必要としなかった。それでも、彼はバンクーバーではこのジャンプを自分のレパートリーにしたいと望んでいる。

"Before nationals and [the 2009] Four Continents I was doing quads consistently in practice and getting a little nervous or tense in competition, and they were hit or miss. That happens, it's a sport.

"At worlds I was forced to take the quad off the table because of my foot, but now it's back on. Whether I do it or not is going to depend on my own consistency, but I think in Vancouver someone will skate two clean programs with a quad. I think that person will win. And I would love for it to be me."


「2009年全米選手権と、四大陸選手権の前は、僕は四回転を練習で一貫してやっていました。ただ試合では少し神経質になったり緊張してしまったんです。それで(2回のチャレンジは)それぞれ成功と失敗になってしまいました。でもスポーツですから、それは起こりうることです。世界選手権では足が原因で四回転をプログラムから外さなくてはいけなかったのですが、今は(足の状態は)回復しています。僕が四回転を入れるかどうかは僕自身の安定性にかかっていますが、バンクーバーでは誰かが四回転を入れた二つのプログラムをクリーンに滑りますよ。それをやってのけた選手が優勝するでしょうね。そして、その選手が僕だったらいいなと思っています」


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(後で訳し終わった感想でも付け加えときます)

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