2009年5月2日土曜日

フィギュアスケートの音楽を競技用編集②実践編その1

少し久しぶりになってしまいましたが、引き続き
フィギュアスケートの音楽を競技用編集するべく
一緒に作業していきましょう!


今日から実践編ということで
より具体的な手順に入っていきます。

前回の準備編では必要なものを揃えたところで
終わっていたと思うんですが、
じゃあ早速、iTunesで音楽をインポートしてくださいな。
さすがにそれくらいなら、皆さんできますよね?
「ごめんなさい出来ません!」という方は
こちらを参考にすると良いでしょう。


iTunesにインポートしました?
じゃ、Audacityを起動してね。

起動したら、早速音を取り込みます。
「ファイル」>「取り込み」>「オーディオの取り込み」を選択。



その後、iTunesで取り込んだ音楽を選択します。
各自、インポート先のフォルダなどで探して下さいね。



今回使用する楽曲名は「12 Dos Codencias Sobre _Adios Nonino」。
(12っていうのはトラック番号)
これを選択します。



そして、取り込みが終わると波形が出てくるはずです。



ちなみに、この時点で「FFMpeg」をダウンロード&位置づけしていないと
取り込めないので気をつけてください。(ダウンロードはこちらからどうぞ)


取り込んだ?
じゃあ早速編集作業といきたいところですが・・・

その前に、音楽のどこを編集すべきなのかを検証します。
じゃないと、編集しようにもできないですから!

検証といっても、「曲のどことどこをつなげる」とか
「どこをカットする」とか、そういうことをメモする程度で良いのですが
実はこれにかなり時間がかかります。
特に、一秒の狂いもなく競技用と同じにしたい!という場合は
かなり厳密に、どこを編集するのか決めなければいけません。


というわけで、音楽のどの部分をカットするかをまず聴いてみましょう。
Audacityで取り込んだ音楽を、聴いてみるのがいいと思います。
あと、できれば競技の動画もいつでも再生できるように
しておいたほうがいいかも。そうしたら、すぐに比較できるので。


で、私が検証した結果は以下の通り。

○曲の8.2秒~15.5秒の間は使わない(カット)
○曲の2分21秒~5分14秒の間は使わない(カット)
○曲の1分31秒のところに、1分25.3秒~1分26.9秒の部分を
入れて(繰り返して)次のメロディーにつないでいる。
○曲の1分53.3秒のところに、1分49.8秒~1分53.2秒の部分を
入れて(繰り返して)次のメロディーにつないでいる。



個人的にはてっきり不要な部分をカットしてつないだだけの
編集かと思いきや、地味にメロディーを繰り返し使っている部分が
二箇所もあったことに驚いています。
ジェフめ、こんな小細工をしていたとは侮れない奴!(笑)

そういうわけで、以上の四点を踏まえた上での編集となります。
詳しくは次回からやりましょう。

あ、Audacityが音を取り込んだままになってる!
せっかく取り込んだのだから、今回はプロジェクトファイルを保存して
次回使うことにしましょう。
「ファイル」>「プロジェクトファイルを保存」を選択し、
自分のわかるように名前をつけて下さいね。
あと、プロジェクトファイルの保存にはかなりの容量が必要になります。
いずれ全部の編集が終わって、音楽ファイルを書き出したら
必要に応じて削除しておきましょう。


じゃ、プロジェクトファイルを保存したところで次回へ続く!
どうぞお楽しみに。

2 件のコメント:

stargazer616 さんのコメント...

初めまして、ローズさま。ジェフファンの stargazer616 と申します。ライサイド、ずっといつも読ませていただいています。音響講座素晴らしいです!今回は adios nonino のデータまで、どうもありがとうございました。永久保存版にします! すっごく細かいんですね。短いフレーズを繰り返しにしたり。こだわりが伺えますね。CDを聞くと、プログラムに入っていないカデンツアの部分が盛り上がっているので、どう編集したのかな?とずっと気になっていました。私もピアノを弾きます。adios ~、鬼のように難しそうですが、コードだけでも雰囲気だけでもいつか弾いてみたいですね。ジェフ君はピアノを弾けるようになりたいんだそうですよ(^^) 

Askarose さんのコメント...

stargazer616さま:

どうも初めまして、ライサイドブログの前管理者&こちらのブログの管理人のローズです。あの馬鹿ブログをご愛読くださっていたとは恐縮でございます。どちらのブログもますますカオス色が強まっていますが、今後もどうぞお付き合いくださいませ。

いやー、この講座まで楽しんでいただけているとは恐縮です。今回、たまたまAdios noninoを例にしてみましたが、短いフレーズをつなげていたのには、やはり驚きました。プログラムを見る感じだとステップのために長くしたのかなー?という印象を受けましたが、本当にさりげない編集ですよね。あ、stargazar616さまもピアノを弾かれるのですか。このカデンツァ、原曲となる楽譜も一応あって購入したんですけど、CDのように音を揺らして弾けるようになるには大分時間がかかりそうな感じです(苦笑)いえ、原曲もそれなりに難しいのですが。
一応参考までに、原曲の楽譜情報はこちらです。

この楽譜についてるCDを聴くと、パブロ・シーグレルはうまく編曲してくれたなあと感じます。

ジェフ君、ピアノを弾けるようになりたいんですか・・・!ほほう、ぜひチャレンジして、いつか披露してもらいたいですが、とても時間がかかりそうですね。でもテレビの企画とかでやってくれないかな~なんて思ってしまいました。

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