2011年6月26日日曜日

Dreams on ice 2011に行ってきました

唐突ですが、日本代表EX『Dreams on Ice 2011』を
観に行ってきました!


いや、行くのを決めたのが昨日だったんですよ(汗)
東京に住んでいるメリットを最大限に生かせて何よりです。


以下、簡単な感想を。


○オープニング
 出演者が一人(一組)ずつ紹介される、おなじみの方式。
 今日のこの部分のハイライトは何と言ってもタカヒコヅカでしょう。
 猛スピードで突進してきたかと思ったら、
 勢い余ってスポンサーの看板に激突していました(爆)
 その後も客席側に近づいて、また看板にぶつかったり、
 ちょっと気合入れすぎだろうと冷や冷やしました。
 全員が揃っての群舞はほどほどに揃ってましたが
 やはりダンスが上手いのはフミーとステ様ですね。
 最後の決めポーズで、ステ様が両手を後ろにして
 鳥が羽ばたくようなポーズになっていたのが可愛かった。

○木原くん
 シングルのトップバッターは木原くん。
 王道のクラシックを堂々と披露。
 まだ若いのにクラシックをきちんと滑れるのはいいなあ。
 全体的にスピードがあり、リンクが狭く感じました。

○西野さん
 『タイム・トゥ・セイ・グッバイ』をたおやかに披露。
 以前の力強いイメージが一新して、エレガントに。
 見違えましたね~。かつてのアラカワさんのようだった。
 余談だけどこの曲、かつてのライサチェックのEXでしたね(笑)

○健人くん
 今季の新SPを披露。タンゴに挑戦!
 随所にタンゴの振り付けをちりばめ、
 ダンスしているのを見事に披露した良作でした。
 グリーンの衣装が何ともオシャレで効果的。

○雅ちゃん
 『Shall we dance?』のテーマで
 フロアダンスさながらの振り付け。
 あの映画同様に女性がリードしている様子を
 巧みに表現していました。

○田中くん
 なかなかエンタメ性の強い凝ったプログラムだった。
 何の曲かわからなかったけどストーリー性があったと思う。
 途中で女性客に駆け寄って跪くなど
 サービス精神旺盛なところも見せていました。

○庄司さん
 ディズニー映画『ラプンツェル』の主題歌。
 元祖ナゴセンと言わんばかりの超ピンクなワンピースがまぶしい。
 これは今の年齢だから着られるのよね!
 映画を意識した、何とも可愛らしいプログラムながら
 意欲的にジャンプも取り入れていました。若さですね!(←違)

○村上くん
 映画『Passion』のサントラ。
 我らがライサチェックがかつてSPで使っていた曲です!
 (知らない人はYouTubeで検索してみて!06-07シーズンですぜ!)
 村上君のアプローチもなかなかカッコイイです。
 衣装が黒のボディスーツタイプに赤の模様、と
 なんとも元コーチのモロゾフを彷彿とさせますが(苦笑)
 
○遥ちゃん
 地が黄色の花柄をあしらった、なんとも南国系な衣装で登場。
 アイスショーの寒さとプログラムのリゾートな印象が好対照。
 元気でさわやかな、若い子らしいプログラムでした。

○無良くん
 出てきた瞬間にシニアの風格が!
 体格といい、間の取り方といい、かつてのタケシ・ホンダを
 思い出させますが、曲も『アランフェス』。(アレンジは現代風ですが)
 彼本来の力強さを生かした良いプログラムですね~。
 とはいえ、まだまだ絶好調とは言いがたいようです。

○フミー
 我らがフミー、第一部のシングルのトリとして登場。
 もちろん、先日PIWで披露した仮面のプログラムです。
 オープニングでも誰もが得意技を披露して登場する中で
 一人だけ長く激しく踊っていましたが(笑)
 今回も度肝を抜いてましたね!!
 そして若い選手が続いた後に出てくると
 彼女の風格というかものすごいオーラが際立ちます。
 ジャンプで変な失敗をした箇所はあったものの
 圧倒的なインパクトを残しました。さすがフミー!!!

○神宮Ice Messengers Grace
 群舞といえばシンクロの皆さんが本業!
 ショーの群舞の練習をする暇があまりとれない日本のショーは
 オープニングやエンディングの群舞は全部シンクロの皆さんに
 頼めばいいのに・・・と、ちょっと思った(笑)
 いや、みんなのグダグダなダンスも好きですが。
 ともあれ、さすがの本業は安心して見られますし
 リフトなんか女性が持ち上げているというのに超スムーズ。
 リンクを使うのも上手で、どの方面にいるお客さんにとっても
 見やすく、楽しめるようにプログラムができていますね~。
 色々と感心しながら見ていました。


○明子ちゃん
 第二部のトップバッターが明子ちゃん!
 4月に飛行機の中で見た映画の曲を使ったというEX、
 光沢のある黒いジャケットを羽織り
 中はミラーボール並みにギラギラのゴールドのワンピースという
 実に名古屋っぽい衣装で登場。
 曲が前半と中盤で印象が変わり、
 どちらのパートでもコケティッシュな魅力を振りまいてました。
 彼女はウエストのラインがキレイですよね!
 プログラムが終わった後も腰を振りまくって
 お客さんにアピールしまくっていました。可愛かった!

○羽生くん
 今季のフリーの曲で登場。テーマは『ロミオ』。
 彼が使う音楽でよく見かける、現代風アレンジの曲ですが
 衣装はわりと王道、振り付けも凝ってます。
 運命に抗う若者を、力強く演じていたのが印象的。
 そして今日のショーで一番キレイなトリプルアクセルも
 やってくれました。ショーでやってくれるのは嬉しい!
 このプログラムも競技で見るのが楽しみです!

○リード姉弟
 今日はしっとり系のプログラムでした。
 元々大人っぽい二人ですが、深みが増してきましたね。
 技の方も、リフトをずいぶん軽々とやるようになったなあと
 感心してみていました。相当な練習積んでるんでしょうね~。
 今回、アイスダンスがこのチームだけだったので
 その点では美味しかったかも。

○カナコちゃん
 白い清楚な衣装で登場。
 曲も昨季とは一転して落ち着いたバラードだけど
 ああ、あの元気はつらつな子がこんな曲を
 滑るようになったんだ・・・!と感動しました。
 すっかりシニアスケーターらしさが出ているだけでなく
 プログラム後半に三連続ジャンプも入れてくるなど
 なかなか意欲的なところも見せてましたね。
 曲のわりに運動量の多いプログラムでした。
 演技が終わって、お客さんに手を振っているところは
 いつもの彼女らしい感じが出ていました(笑)

○織田くん
 彼も父親になってから、どんどん凛々しくなってきたというか
 今日は実に大人の雰囲気を醸し出していましたね~。
 曲が夜のイメージだった、というのもあるかな。
 まだ本調子ではないようで、ジャンプがちょっと
 いつもの感じではなかったのが気がかりなんですが
 思ったより身体は動いているように見えました。
 フィナーレでも果敢にジャンプを跳んでいたし
 怪我もずいぶん良くなってる・・・のかな?

○ナルミちゃん&マーヴィン
 曲はジョン・レノンの『Imagine』のストリングス。
 どんどん大人っぽくなっていく二人が頼もしい。
 リフトもEXらしいアグレッシブでデンジャラスなやつを
 どんどん披露していました。
 成美ちゃんが小さいので、うっかり飛んでいかないか
 不安になるくらいです(笑)

○ボロソジャル&トランコフ
 続いて海外組が登場。
 メッセージのナレーションが冒頭に流れました。
 その後、『I will always love you』のメロディーで
 歌詞が違うバージョンを披露。(ひょっとしたら違う言語だった?)
 演出がなかなか凝っていて、曲と同様にドラマチックで
 感動的な展開を最後まで見せてくれました。

○ステ様
 ナレーションから日本語を入れるという茶目っ気を披露してくれたステ様、
 演目はラフマニノフのピアノ曲、『プレリュード5番』。
 一小節目で「あ、これ昔弾いた曲!」と若干複雑な気持ちに(苦笑)。
 何せ曲の冒頭から最後まで全部知ってるので
 果たしてこれをステ様がどう表現するのだろう・・・と思いきや
 さすが、巧い解釈で魅せてくれました!
 個人的に、この曲は重く力強い、どちらかというと
 ライサ的イメージ(←この変な日本語は何だ)を抱いていましたが
 今日のステ様の解釈を見て、ああ、こういう柔らかさというか
 凛々しさの中にある弾性、といった表現があったのだと
 逆に勉強になりましたね~。
 (どんだけ私が重く激しく弾いていたんだ、という話ですが)
 ちなみに曲編集も、冒頭を繰り返した以外は下手にいじらず
 実に理想的な曲の使い方をしてくれていたと思います。
 音響技師としては、みんなこんな風に曲一つを
 上手に使ってくれればいいのになあ、と思うこの頃。
 とにかく、素敵なものを見せてもらいました!

○タカヒコヅカ
 いつも通り、あまりお金のかかってなさそうな衣装で登場。
 すっかりそんなキャラで定着しちゃってますが
 世界選手権銀メダルになっても、それを変える気はなさそう(笑)
 男性ボーカルのしっとりした曲で滑っていました。
 いつもながらのスイスイとしたスケーティングに
 長い長いイーグルなどの見せ場も悠々と披露。
 もうちょっと表現面では欲を出してもいい気がするけど
 若いファンにとっては、今のさわやか路線の方が安心なのかな?
 すっかり人気者になって感慨深いです。

○美姫ちゃん
 昨日は『ブラックスワン』だったとのことですが
 今日は『千の風になって』の英語バージョン。
 白い衣装に、白いレースのような照明でスタート。
 冒頭で氷の上に正座して始まる印象的なオープニングで
 そのあとは彼女らしい『祈り』を象徴する振り付けが続きました。
 恐らくは震災の被災地を意識してのプログラムと思いますが
 こういうのが出来るのも彼女だからこそ、ですよね。
 多分、日本で一番こういうのを表現するのが巧い人だと思う。
 その意味で大トリも納得。

○フィナーレ
 例年通り、男子はジャンプ大会になっていましたが
 一気に跳ばれるので誰が何にチャレンジしたのか
 あまり覚えてない(苦笑)
 でもソロで失敗してた子も、フィナーレでは決めていたりするので
 それはそれで惜しいなと思った(笑)


★余談
 今回のショーの収益は全て震災の寄付にする、ということで
 恒例の出場者へのプレゼントやお花は受け付けていませんでした。
 (プレゼント代は募金して下さい、とのこと)
 個人的にはそれで正しいのだと思います。
 でも、ファンレター受付くらいはあった方が嬉しいかも。。。
 他のショーはどうですかね、ちょっと気になります。


以上、雑ですがショーの感想でした!
現地に行かれない皆様も、テレビで是非ご覧になって下さいませ!

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