久しぶりにOK!マガジンでのインタビュー記事です。
翻訳してご紹介します。(元記事はこちら)
Evan Lysacek ‘Obsessed’ With Skating, Warmth
When Evan Lysacek attends the Disney On Ice Princess Wishes opening night gala to benefit Figure Skating In Harlem held Friday at NYC’s Madison Square Garden, memories rush back.
金曜日にニューヨークのマディゾン・スクエア・ガーデンで開催されるフィギュアスケーティング・イン・ハーレムへの寄付のため、『Disney On Ice Princess Wishes』オープニング・ナイトの祭典に出席したエヴァン・ライサチェックは慌しく思い出を呼び起こしていた。
The Dancing With The Stars runner-up, 25, remembers hitting a Stars On Ice show in his native Chicago, and becoming inspired to pursue the sport.
ダンシング・ウィズ・ザ・スターズで次点となった25歳のライサチェックは、彼の地元であるシカゴにスターズ・オン・アイスショーがやってきたのを機に、この競技をやり遂げる気になったことを思い出したのだという。
“I actually decided I wanted to be an Olympian first,” he tells me before hitting a buffet that includes cheeseburgers, French fries, Caesar salad and chocolate chip cookies. “I remember when I was six years old, I watched Michael Jordan win the 1992 Olympics. It was the summer Olympics in Barcelona. The second gold medal was the captain of the U.S. men’s team, and I said ‘I want to be at the Olympics.’ A couple years later, skating became my vehicle. I started skating when I was 8, almost 9. When I graduated from high school in 2003, that’s when I decided I wanted to train and make the Olympics.”
「実際のところ、そのとき最初にオリンピック選手になりたいって思ったんですよ」と、彼は話してくれた。チーズバーガーにフライドポテト、シーザーサラダ、チョコレートチップクッキーを含むビュッフェがやってくる前のことだ。「僕が6歳のとき、1992年のオリンピックでマイケル・ジョーダンが優勝したのを見たのをよく覚えています。あれはバルセロナ夏季オリンピックでした。アメリカ男子チームにとって二度目の金メダルで、僕は『オリンピックに出たい!』って言ってたんですよ。二年後、スケートがその達成手段となったわけです。8歳、いえ殆ど9歳になりかけた頃にスケートを始めました。2003年に高校を卒業して、オリンピック選手になるために練習をするのだと決意したのがそのときです」
Keeping up wasn’t always easy.
だが、その気持ちを維持するのはいつも容易ではなかったとのことだ。
“You have to be in love with what you’re doing,” he says. “Sports are hard. There are good days, and there are difficult days once you reach an elite level. But even at a lower level, there are hard days where you fall down and it hurts badly. If you love what you’re doing, you’ll get through the tough days. The good days are easier to get through because you’re happy to be doing something you love.”
「自分のやっていることをいつも好きでないといけないんです」と彼は言う。「スポーツは困難なものです。エリートレベルに達している時点では、良い日も悪い日も巡ってくるわけですから。だけど下位レベルであっても、失敗して酷く怪我をするような厳しい日々があるのです。もし自分のやっていることが大好きなのであれば、つらい日々も乗り越えることはできますよ。良い日は簡単に過ぎ去ってしまうものです。そういうときは大好きなことをやっていて幸せなのですから」
He adds, “Later in my career, I had disappointing results or I had difficulty learning a specific element and felt like maybe this was never going to happen for me. And then I changed all of my training, and it became more of an obsession for me. I look back now and I wouldn’t change a thing, but I became very regimented in my life, and that’s what works for me. That’s a key to success.”
「キャリアの後半で、僕は(試合の)結果やある特定の技の習得の難しさに失望して、こんなことは今までになかったと感じていました。それでトレーニング方法を全て変えてみたんです。でもそれは僕にとって、さらなる強迫観念となってしまったのです。今振り返ってみれば、変えなくてもよかったのです。生活の中でとても厳格に管理されていましたが、それが僕には効果的だったのですから。それが成功するキーポイントですね」と彼は付け加えている。
How did he update his regimen?
彼は日々の食事をどのように改めていたのだろう?
“I added hours to my training. I started training 8-10 hours a day instead of five or six. I ate the same food at the same time every single day. I stressed my sleep habits. I never went out, I didn’t want to be sick. I made sure I logged enough hours running outside to get vitamin D. It was about routine. I’m a creature of habit, so I found pleasure in that. But as an individual, I had to take it to the point of obsession. It became my obsession.”
「トレーニングを数時間増やしていました。一日に5時間から6時間やる代わりに8時間から10時間練習することを始めたのです。毎日毎日、同じ時間に同じものを食べていました。睡眠習慣には苦しみましたね。すぐには寝ませんでした、病気にはなりたくなかったので。外を数時間、ビタミンDを得るのに十分なくらい走るようにしていました。日々のルーティンはそんな感じでしたね。僕は習慣から抜け出せないタイプなので、そういう生活に喜びを見出していました。だけど個人的には、それに取りつかれていると言ってもおかしくはないのだと理解しなくてはならなかったのです。それは僕の強迫観念になっていたのですから」
Because it’s frigid outside, I’m hoping Evan can share a tip for keeping warm.
酷く寒い屋外だからこそ、エヴァンが暖かくするアドバイスをくれると期待しているのだが・・・
“I keep warm inside until the moment I have to go take my coat off and do my routine outside,” he tells me. “Keeping your heart rate up is important. If you’re working out outside, keep warm before you even go out so that your body temperature is high.”
「屋外で自分の演技をやるのにコートを脱がなくてはならなくなるその瞬間まで、身体の中を暖かくするようにしていますよ」と彼は教えてくれた。「心拍数を高い状態に保っておくことが大切です。もし屋外で練習するなら、体温を上げるために外へ出て行く直前まで暖かくしておくといいですよ」
Wait, no special assistance like those sticky Grabber Warmers?
えっ、グラバー・ウォーマーズみたいな特別なものはいらないんですか?
“I don’t use them. It’s all natural. Natural heat, that’s right.”
「僕はそういうのは使いません。全部自然のままですよ。自然の熱、まさにそれが一番ですから!」
4 件のコメント:
はじめまして。いつも楽しく拝読しています。英語が苦手なので大変助かっています。この記事も英文を読んだのですが、「I never went out」を「決して外に出なかった」という意味かと思ったので「??」と思っておりました。「すぐには寝なかった」という意味なのですね。でも病気になりたくないこととすぐに寝ないことの関連がよく分からないのですが、寝る前に何かをするということなのでしょうかね??
(翻訳に関するお問い合わせなので優先的に返信させていただきます)
在原さま:
どうも初めまして。いつもご利用いただいているとのこと、大変恐縮です。今回はコメントをありがとうございました。
ご指摘の件ですが、実際のところ私も最初読んだときによくわからず、go outを色々調べたところ「早く寝る」「寝落ちする」という意味があるとわかり、直前に睡眠習慣に苦しんだとあったのでその意味でそう訳したという次第です。病気になりたくないからあちこちへ遊び歩いたりはしなかった、という意味でも通じるので、正直なんとも言えません(苦笑)。全く出かけない、ということはないでしょうし、かといって遊び歩いてたなんてこともないでしょうしね。
また過去のインタビューに「ヘトヘトに疲れるまで決して寝ようとはしない」という内容の記述がありましたし(無意味に早めに寝るのは好まないタイプの性格のようです)、そういう睡眠習慣が逆にストレスになっていたのかなあ、なんて思いながら訳していました。
というわけで、訳した本人も実はあまり深く考えて訳していないというのがバレバレですね(苦笑) ひとまず私の見解はこんな感じです。無論、他に良い解釈があったらすぐそちらに差し替えます(笑)。皆さん、どなたかよろしく!
早速のご返信、有難うございました!エヴァンは(ヘトヘトになるまで寝たくないタイプなので)すぐには寝なかったんだけど、睡眠習慣をつけるために早く寝るようにした(病気にならない為に)こと、がストレスになった…ということなのでしょうか。ふむふむ。為になりました!この投稿へのレスは結構ですのでー。これからも楽しみに通わせていただきますね。
そういえばSOI初日で初めて生エヴァンを見ました。まさかの超良席でスケーターの皆さんの顔立ちまでもが見えたのですが、エヴァンさんが思っていたより男前でときめきました。それにしてもなぜシェヘラザード衣装で火の鳥だったのでしょうね(笑)。
在原さま:
ようやく返信が追いつきました(笑) いえいえ、こちらのビミョーな見解にもこうして謝辞を述べていただいて却ってすみません。
私は実際英語は素人ですし、素人の中でもさらに底辺レベルなのですが(苦笑)何度も訳して、調べまくるうちにそれなりに記事らしい訳を掲載できるようになってきたところです。でもまだまだ誤訳もありますし、よくわからなくても別にいいや、という感じで曖昧な箇所をスルーして載せちゃってるときもありますしね(苦笑)ですので、今後も疑問に思った箇所がありましたらぜひご指摘くださいませ!
そしてこんなブログですが今後ともどうぞよろしくお願いします♪
しかし・・・SOIでの灰色衣装での火の鳥、謎ですよねえ(笑)テレビ放送されなくて良かったです(苦笑)
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