ライサチェック、四回転回避を示唆

FigureSkatersOnlineのサイトにて、ライサチェックについて
気がかりな情報が入っていたので、その部分をピックアップして
ご紹介します。元記事はこちらです。


World Champion Evan Lysacek believes in the power of the quadruple jump. “I think that the quad is essential to winning the Olympics,” he told Figure Skaters Online in an exclusive interview earlier this season.

世界チャンピオンのエヴァン・ライサチェックは四回転ジャンプの力を信じている。「四回転はオリンピックの勝利のために必要なものだと思っています」と、彼は今シーズン始めの独占インタビューでフィギュアスケーターズ・オンラインに語っていた。

But Lysacek said Thursday that he is unlikely to perform the a quad toe at the 2010 Olympic Winter Games in Vancouver, Canada, because he does not want to aggravate an old injury to his left foot.

しかし、木曜日にライサチェックは2010年カナダ・バンクーバーオリンピックで四回転をやることはなさそうだと語っている。彼の左足の古傷を悪化させたくないというのが理由だ。

“It’s a big risk factor for me with my foot,” said Lysacek, who did only one triple toe and one double during Thursday afternoon’s practice, his first on Olympic ice. “This just happens to be a jump that’s too dangerous for me to do.”

「四回転は僕と足にとって大きなリスクの要因になります」と言ったライサチェックは、木曜日の午後、オリンピック会場での最初の練習で一度のトリプルトウループとダブルジャンプをしてみせただけだった。「僕にとって、たまたまそれが（四回転が）やるのが非常に危険なジャンプになってしまっているんです」

Lysacek practiced the quad through the 2010 U.S. Championships in Spokane, Wash., but fell on the element in his free, a mistake that helped put him a distant second to Jeremy Abbott. Feeling pain after that performance, he feared his stress fracture had returned, although his doctor later confirmed it had not.

ワシントン州スポケーンでの全米選手権期間中にライサチェックは四回転を練習したが、彼はフリーで失敗してしまい、それによってジェレミー・アボットに引き離されて２位となった。あの演技の後に痛みを感じて、彼は疲労骨折が再発したのではないかと懸念した。後に医者がそうではないと確認したけれど。

He competed with a stress fracture at the World Championships. Without performing a quad, he scored 242.23 total points, which was not only a personal best but it was also the highest score ever received by an American man.

彼は世界選手権で疲労骨折を抱えて試合をした。四回転を入れずに、総合得点ではパーソナルベストというだけでなく、アメリカ人が記録した中で最も高い242.23点を得た。

Lysacek surpassed that mark by scoring 249.45 at December’s Grand Prix Final, again without the quad. In his free skate, he landed eight triple jumps, including two triple-triple combinations, lutz-toe and flip-toe. His only error came when he popped his second triple Axel, which was supposed to be in combination.

12月のグランプリファイナルにおいて、ライサチェックは再び四回転なしで249.45点を得てそれを上回った。フリーでは二度のルッツとフリップからの３回転-３回転のコンビネーションを含む８回のトリプルジャンプを着氷した。彼の唯一のミスはコンビネーションになる予定だった二度目のトリプルアクセルがシングルになっただけであった。

And he qualified for the Grand Prix Final without trying a quad at Cup of China or Skate America.

そして中国大会やスケートアメリカにおいても四回転への挑戦なしにグランプリファイナルに出場するには十分だったのだ。

Even without landing the quad in Vancouver, he could still land on the podium.

バンクーバーで四回転の着氷がないとしても、彼にはまだ表彰台に登る可能性がある。


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（以下、訳し終わった雑感）

難しい状況になっちゃったなというのがファンとしての気持ちですね。
ちょうど四回転必要論が吹き荒れている中、ものすごい逆境というか
つらい立場になってしまったなあって。
しかし逆にチャンスでもあるだろうし、ワールドとファイナルでも
あれだけの演技が出来た人だから、絶望することは何もない。
前に掲げた彼の物語に、新たなエピソードが加わった、
それだけのことじゃないですか。
これで物語としては美味しくなった。かなりね。
限られたカードでどこまで勝負できるか、
彼のターンはとてもエキサイティングなものになりそうです。


私は彼と彼のコーチの選択を信頼しています。
上記のように言いながら、本番で挑んでくる可能性だって
ゼロでもないしね。ぶっちゃけやりかねないとも思ってる（冷汗）
それが最終的にどうあれ、彼らの選択だ。
オリンピック終わった後にはワールドだってあるし！

ただ個人的なことを言えば、いつか書いたように
私は男子シングルの四回転が好きだし
ライサチェックの四回転を大舞台で見たい気持ちはある。
それが見られないのならば、少し残念なところはあるけど
それは彼自身も同じだと思うんだ。
彼の気持ちを思うとつらい。
でも乗り越えないと。試合はまだ始まっていないのだから。
これは彼の物語の１ページに過ぎないのだから！


今後メディアの論調は厳しくなるような気がするけど
引き続き当ブログでは目に付いた記事や彼の発言を紹介していきます。
どうぞよろしくお願いします。