2010年2月26日金曜日

ライサチェック、世界選手権を辞退の意向

世間は女子シングルで大荒れかもしれませんが
このブログは通常営業で(笑)今日もライサチェックのニュースから。

オリンピック優勝から約一週間、彼の世界選手権辞退の意向が
icenetworkで発表されました。その記事を、まず先に訳してご紹介します。
また今後の活動についても少し示唆されています。


Olympic champion Lysacek says goodbye for now


The weight of the literally and figuratively large Olympic gold medal gets lighter every day for figure skater Evan Lysacek.

文字通りに、そして比喩的にも大きなオリンピック金メダルの重さは、フィギュアスケーターのエヴァン・ライサチェックにとって毎日を明るくしている。

Maybe that's because he's still floating on air.

その理由は、おそらく彼はまだ気持ちを宙に浮かせているからなのだろう。

It's been a whirlwind week for Lysacek, who captured the Olympic gold medal at these Winter Games just one week ago in Vancouver. Following his strong performance which edged Russian favorite Evgeny Plushenko for the title, Lysacek did endless rounds of media interviews, from Oprah to Larry King to The Today Show and even returned home to Los Angeles for a couple of days.

ほんの一週間前にこのバンクーバー冬季オリンピックで金メダルを獲得したライサチェックには、めまぐるしい週だった。ロシアの有力候補エフゲニー・プルシェンコに小差で勝った彼の堅実な演技のあと、ライサチェックはオプラからラリー・キング、Today Showまで果てしなく続くメディアインタビューを行い、二日前にロサンゼルスの家に戻ることさえした。

Besides getting a rest in his own bed, what else did Lysacek do during his brief respite home?

その上、自分のベッドで休息をとり、彼の家での短い休みの間、ライサチェックは何をしていたのだろうか?

"I actually trained a bit for a couple of hours on Monday,'' Lysacek said. "I'm kind of worried that I'm going to have to do an encore [at the Olympic skating exhibition on Saturday] so I practiced my short program and did some run throughs.

「実際、月曜日は二時間少々の練習をしていました」とライサチェック。「アンコール(土曜日のオリンピックでのエキシビジョン)で何をやるべきか、ちょっと悩んでいるんです。それでショートプログラムを練習して、一通りの演技を何回かやりました」

"It was fun,'' he said. "I had a big smile on my face. It was a little weird because nobody was there. It was just me and a TV crew from NBC.''

「楽しかったですよ。大きな笑みを浮かべていました。ちょっと風変わりな感じでしたね、誰もその場にいなかったので。僕とNBCのテレビクルーだけだったんですよ」

Lysacek won't need to concern himself with technical marks for a while, however. The only performance he has left for this season is at the exhibition. In an interview with icenetwork.com Wednesday night during a reception from one of his sponsors, Coca-Cola, Lysacek confirmed he will not travel to Torino to compete in the World Championships next month.

しかしながらライサチェックはしばらくの間、彼自身の技術点について言及する必要はなくなるだろう。今シーズン、彼に残っている唯一の演技はエキシビジョンだけだ。水曜の夜、彼のスポンサーの一つ、コカコーラとのパーティーの最中に行われたicenetwork.comとのインタビューで、ライサチェックは来月の世界選手権で競技のためにトリノを訪れる予定はないと正式に発表した。

"I have decided that I will not be going to worlds,'' Lysacek said. "I still want to continue to compete, though.

「世界選手権には出場しないと決めました。ですが、まだ競技を続けたいとは思っています」

"I'm not afraid to lose,'' he added as he looked at the gold medal draped around his neck. "And nothing would tarnish this anyway. Regardless of medals, I still have so much to thrive on in the sport. I'm not ready to say goodbye.''

首にかけられた金メダルを見ながら、「僕は負けるのを恐れてはいません」と付け加えた。「どのみち、このメダルを曇らせるものは何もないでしょう。メダルのことはどうあれ、僕はこの競技でもっとうまくならなきゃいけないのです。まださよならを言う準備はできていません」

Lysacek's imminent withdrawal from the world championships opens up a spot for American Ryan Bradley to compete in Torino. Bradley placed fourth at the U.S. Championships last month in Spokane, Wash.

差し迫ったライサチェックの世界選手権の辞退は、アメリカのライアン・ブラッドレイがトリノで出場するために一枠を提供することになる。ブラッドレイは先月のワシントン州スポケーンでの全米選手権で4位となっている。

There has been much ado about the quad at these Olympics. Lysacek opted against trying a quad at these Games and came away with the gold medal. Plushenko landed a quad-triple and has been outspoken in his opinion that he that he should have won.
Lysacek said he is not ruling out the possibility of trying quads again but ruled out doing the quad toe.


今回のオリンピックにおいて四回転についての大きな騒動が生じている。ライサチェックは今回の試合で四回転への挑戦に背くことを選び、金メダルを連れ去った。プルシェンコは四回転-三回転を成功させ、自分が勝つべきだったという意見を率直に述べている。ライサチェックは再度四回転に挑戦する可能性を排除してはいないが、四回転トウループについてはそうすると述べた。

"I'm afraid of the toe,'' he said. "I don't want to break my foot. Maybe I could try the loop instead.''

「トウループは怖いのです」と彼は言う。「僕は足を骨折したくはありません。その代わり、ループに挑戦することになるでしょうね」

For the moment, whether or not he ever does a quad will not matter in the history books. He's now a part of an elite club that includes Americans Scott Hamilton, Brian Boitano, David and Hayes Jenkins and Dick Button. In the week since his victory in Vancouver, Lysacek said he has received congratulatory phone calls and emails from all of those living legends, in addition to messages from each one of the U.S. women's Olympic gold medalists.

当分の間は、彼が四回転をやるかどうかは歴史において問題にならないだろう。彼は今や、アメリカのスコット・ハミルトンやブライアン・ボイタノ、デヴィット&ヘイス・ジェンキンス、ディック・バトンを含むエリートクラブの一員なのだ。ライサチェックがバンクーバーで優勝してから一週間の間に、彼は生きた伝説である彼らの全員から電話やe-mailで祝福を受けたのだという。加えて、アメリカの女性オリンピック金メダリストたち一人一人からのメッセージも。

"Every single one,'' Lysacek said. "I've heard from Dorothy [Hamill], Sarah [Hughes], Tara [Lipinski], Carol Heiss, all of them, and it feels like I sort of had a piece of all of them with me when I skated.''

「誰も彼も、全員からですよ」とライサチェック。「ドロシー(ハミル)、サラ(ヒューズ)、タラ(リピンスキー)、キャロル・ヘイス、彼らの全員から連絡がありました。僕がスケートをしていたとき、一緒にいた彼ら全員の中の一員なんだというような気持ちになりました」

Following these Games, Lysacek plans to tour with Smucker's Stars on Ice. He also has an appearance booked with Ellen DeGeneres for her popular talk show.

この試合の後に、ライサチェックはスムッカーズ・スターズオンアイスのツアーを予定している。また、エレン・デジェネラスの人気トークショーへの出演の予定もある。

Bea Perez, the senior vice president of integrated marketing for Coca-Cola, said she couldn't be any happier having Lysacek as one of the company's sponsored Olympic athletes.

コカコーラのインテグレーテッド・マーケティングの上級副社長ビー・ペレツは、この会社の支援するオリンピックアスリートの一人にライサチェックがいることが、この上なく幸せだと話している。

"It's very special for us,'' Perez said moments before a chocolate cake frosted with Olympic rings and a gold medal was sliced in Lysacek's honor. "We've known Evan for five years and have been affiliated with him for the past year. We could see something special in Evan and our relationship wasn't contingent on him winning the gold medal.

「私達にとって本当に特別なことです」と、ライサチェックの表彰でオリンピックの輪と金メダルの形に粉砂糖が描かれたチョコレートケーキが切り分けられる前に、ペレスは言った。「私達は5年の間エヴァンを知っていて、この1年に彼と提携してきました。私達はエヴァンに特別な何かを見出すことができたのです。私達の関係は、彼が金メダルを獲ることが条件ではありませんでした」

"Winning the gold medal is the cherry on top of the sundae.''

「金メダルの獲得は、サンデーの上にあるチェリーのようなものです」

Perez said she and Lysacek plan to discuss new ways he can utilize his sponsorship connection with Coca-Cola in the future.

ペレスとライサチェックは、将来的に彼とコカコーラとの支援関係を役立たせる新たな方法について議論するつもりなのだと彼女は語る。

"We have to sit down and think about what he's trying to accomplish, but we do a lot with Boys and Girls Clubs, recycling initiatives, environmental projects and we'll work with him to get more specific,'' Perez said. "We look forward to working with him for a long time.''

「私達は彼が成し遂げようとしたことをじっくり考える必要があります。ですが、私達には多くのボーイズ・アンド・ガールズクラブや、リサイクル構想、環境プロジェクトがあるので、より具体的に彼と働くことになるでしょう。私達は彼と長い期間、共に活動することを楽しみにしています」


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(以下、雑感)

世界選手権辞退は、優勝した時点でそうなるだろうという気がしたので
意外なニュースではなかったです。
ただ、私ときたらオリンピックが始まる前から
さんざん「万が一、ライサが優勝したら・・・フフフ」などと
妄想を繰り広げていたというのに、この件については
すっかり忘れていたので、何とも言えない寂しさが、
今、胸からこみ上げてくる・・・といった感じです。
仮に優勝しなくてもいいからトリノまで現役でいてくれと思っていた頃もあったし
今シーズンの試合がオリンピックで見納めになるという心構えが
私の中に全くなかっただけに、気持ちに折り合いをつけるのは大変だけれど
どうにか乗り越えます。競技をすぐに辞めるつもりはないようだし。
四回転については、「俺の足はトウループだと疲労骨折するから
いつかループでやってみようと思うぜ」
という、
なんだかよく分からない発言ですけども(爆)
これで意地になって四回転ループを試合で成功させたら
この人は伝説になれるとちょっと思った・・・。
いや、これについては叶わない夢に終わっても誰も文句は言うまい。
で、これがサルコーじゃないのはサルコーが好きじゃないからなのだろうか(笑)


そしてもう一つ。

私ってば、エキシビジョンのことを殆ど考えてなくて、
妹に昨日「エヴァンさん、EXで何滑るの?」と聞かれて
「そういえば何だろう・・・全然考えてなかった」という発言で
ダメライサイドっぷりを披露してしまいました。何と言う大失態。
でも、この記事を見る感じだとエヴァンさんもアンコールまでは
考えてなかったっぽいですよね・・・(笑)
まあ、アンコールでSPを滑るのはアリじゃないでしょうか。
EXそのものが何を予定してるんだというところもありますが、
うーん、シナトラ? ラプソディー?
あるいは、(今のところ)幻になってるトゥーランドット?
いっそStrongerでも自分としては全然OKなんですけど、
サラ・ブライトマンがその辺にいるなら(←いないって)
タイム・トゥ・セイ・グッバイでも素敵かもしれないね~とか、
適当なことを言ってみる私・・・。
ま、当日のお楽しみで良いのではないでしょうか。
私は職場から見ることになるのかな?

2 件のコメント:

paja306 さんのコメント...

とりあえず、衣装は伝家の宝刀ぴっちり横分け+ミッドナイトブルーのタキシード姿なんじゃないかとドキドキしています^^;
楽しみですね~!!

Askarose さんのコメント...

paja306さま:

どうやら2回滑る内の一つが「火の鳥」らしいですね~、個人的にはやっぱりミッドナイトブルーの衣装で登場なんじゃないかと思うのですが!(でもぴっちり横分けは、個人的にはしなくてもOKよ!と言いたいです 笑)

ついさっきNHKの報道で選手達が練習している様子が流れて、その中で一瞬エヴァンさんも映っていました。どうやら無事に出演するようで何よりです(笑)ほんとに楽しみですね~、いやあ、プルさんあたりに美味しいところを全部持ってかれるような気がしてなりませんが(爆)

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