2009年10月21日水曜日

今更Progressive Skating & Gymnastics Spectacular

昨年の12月に開催されたアメリカのショーイベント、
Progressive Skating & Gymnastics Spectacularの放送が
icenetworkの有料コンテンツについに登場しました!
見られない方も多いと思うので、一応感想やメモを残しときます。


このイベントは北京オリンピックで大活躍した
アメリカの体操選手達とフィギュアスケーター達が
コラボ
したという、近年稀に見るレアなイベント。
体操選手にスターが多いアメリカだから出来る内容ですね。
フィギュアスケートと体操という採点競技同士が
繰り出す夢のコラボよりも、ベンの怪我による欠場のため
急遽(当時は)カップルによるペア演技をすることとなった
我らがエヴァンさんとタニスちゃんのコラボの方が
(スケートファンの間では)話題を集めたイベントでした。

っていうか、普通ペアやダンスの片割れが怪我で欠場になったら
「残念ですが出られません」ってことになるのが
この業界の常識だと思っていたけど、
あろうことかシングル選手で(当時の)彼氏のエヴァンさんに
タニスちゃんのパートナーやらせるとかクレイジーすぎる(笑)
いや、こちらとしては美味しいけど・・・さ、
日本じゃ絶対できないよね、だって「クリスが怪我したから
キャシーの相手を大ちゃんやってくれ」って言ったって
普通無理じゃないですか!(あ、ダイスケの場合は
キャシーよりひょっとすると身長低いからそもそもが
物理的に厳しかったりする・・・?)
そう思うと・・・ライサ頑張ったねー、今更だけど!


このショーに登場したのは男子シングルはライサとトッドさん。
女子がレイチェルとキャロライン、ロシェット。
ダンスにタニスとベンを予定したのがタニスのみに(涙)。
シングルの面子はみんな2プログラムを滑りました。
で、スケートの合間にリンク上に設置された体操器具やマット上で
体操選手達が音楽にあわせてソロやグループで演技を披露、
といった感じ。当然、スケートと比べると体操は移動が
そんなにないから、観客は体操が見られる席と
そうでない席に分かれちゃう・・・けど、スケート目当てなら
それも悪くは無い・・・かな?
個人的には同じ音楽に合わせるのでもスケートの方が
体操より分があるものだと思わされた・・・
なんていうか、体操選手が音楽に合わせて技をやるって
かなりシュールに見えたぜ・・・
あと女子の体操選手ってそんなに細くないんだと思った。
ナスティアちゃんにしろ、ショーン・ジョンソンにしろ
二人とも小柄だけど横幅も若干あるというか。
単体だとわからないけど、比較してみたときに
スケーターがいかに細身なのか実感しますね。


我らがエヴァンさんは1回目の登場では
このショーでのコラボアーティストの
レイヴン・シモーネ(with バックダンサーたち)との
コラボナンバーを披露。えー、アーティストとのコラボもので
よくある光景ですが、スケートと歌が半々くらいの映像
せっかくのエヴァンさんのコラボナンバーがあまり堪能できず(涙)
出だしの振り付けはあの「カルメン」を思わせる動きに
思わずニヤリとしたし、途中のステップは「ボレロ」っぽい
動きもあり、これはぜひスケートだけの映像にしてくれれば
よかったのにと悔やまれます。まあ仕方が無い。
だってエヴァンさんだけじゃ視聴率取れないもんな。
このショーだけのプログラムとはいえ、他のイベントと比較すると
思った以上によく動いてたし、音楽にも合ってたので
良いフィーリングでやれてた方だとは思う。
エヴァンさんこういう曲(R&B)の方が滑りやすいのかなあ。


で、ショーの真ん中で思わぬ目玉となってしまった
エヴァンさんとタニスちゃんの夢の(笑)コラボ。
きっとこの先二度と見られないだろうという意味で超貴重映像に
なっちゃいましたね(と言いつつまた組むこともあるかもしれないけど)。
最初はタニスちゃんが出てきて、仰向けになって足を上に上げる、
あのマオちゃんがよくやるスパイラルとか披露してたよこの人!
オープニングナンバーでもタニスちゃんはチラリと出てきたんだけど
シングルの女子三人より明らかにオーラが違って
「タニスちゃん、シングルでも全然イケるよ」って思った。
この人にベンがついてるんだもの、そりゃ強いさね(笑)
で、スターのオーラを出しまくるタニスちゃんをよそに
そそくさと出てくる我らがライサ。緊張してるのか、
キビキビした振り付けにちょっと力がない。
その後二人が向き合って踊るんだけど、この時点で
エヴァンさんタニスちゃんに迫力負けしすぎ(苦笑)
アンタその身長で圧倒されてどうするよ・・・
タニスの脚に触れたりとか、わりとセクシーな振り付けなんだけど、
エヴァンさん遠慮しすぎで全然セクシーじゃないし(笑)。
あんたら付き合ってんだから遠慮しなくていいだろうに。
それから手をつないで、一応ダンスリフトなんかも披露しますが・・・
もうね、リフトの入り方から色々大変そうだった。
あの身長差(25センチくらい差がある?)なので、一度止まって、
ライサが少しかがんで、タニスが前からライサの首に抱きついて
しっかり力んでから、ようやくリフト
って感じなんですよ(爆)
リフトのポジションはタニスの柔らかさを生かして
片足キャッチフット、もう片足はライサが持つ、という感じで
まあまあ見栄えがするんだけど、持つのも下ろすのも
一苦労という感じ(苦笑)
それから一旦離れて、ソロでスピンしたり踊ったりするんですが
一人になった途端にライサの動きがキビキビしだして、
ああもう、ダメだこりゃと(爆)
二人で向き合ってダンスのときは完全にリードされてるし
いかにしてライサが合わせもの向いてないかよくわかった(苦笑)
そりゃジェフ君やジュベたんのようにダンスのキャリアが
あるわけでもないし、普段から踊れてる人でもないけど
ここまで迫力負けするのも珍しくなかろうか(苦笑)
このプログラムの最中はライサは余裕ないし、タニスは
ライサが何をやらかすか冷や冷やしてるみたいだったし
そんなスリリングなところがある意味目が離せない。
で、このプログラムも例にもれずレイヴンさんとのコラボなので
二人の演技の最中にやはりアーティスト側へカメラが廻るので
完全に見られたわけじゃないのが残念だ。
あるいは、酷すぎてあえてそういうカメラワークにしたのか・・・?
それにしても、あのタニスちゃんに全然迫力負けしないベンは
本当に凄い。そして名古屋で二年連続でマオちゃんとペアを
上手に披露したジェフ君も凄い。ここで二人の凄さを実感。
タニス&ライサのコラボで合わせものがいかに大変かが
よくわかったような気がします・・・
(でも去年のFOIでもチラっとコラボしたと聞いたけど
そのときは大丈夫だったのだろうか・・・)


ライサ3回目の登場は当時披露したばかりの「Stronger」。
今と比べると滑りなれてなくて振り付けの力が
あんまり入ってないんですが、やはりこの人は
一人の方が上手いですね(本業だから当然か)。
しかし当時ブログにも書いたけど、この日の登場は
衣装が全部黒で妙に嬉しくなってしまう・・・(笑)


とにかく、実はスケーターの中ではエヴァンさんがメインキャストだった
珍しいイベントをこうして見られて良かったです。
ライサがメインだなんて二度とないかもしれない(←酷)
しかしスケーターよりも体操選手達の方が一般アメリカ市民にとって
有名だったろうから、この企画は現地でどんな扱いだったのかも
気になりますね~。ただ体操とスケートは一緒にやるもんじゃないなと
いうのが放送を通して見た感想です。移動するスケールが違いすぎる。
体操は近くで見ないことには面白くないと思うぜ・・・!

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