2010年3月25日木曜日

ワールド2010男子シングルSPと色々。

今日は空気を読んで、トリノで開催中のワールドについて少々。


男子シングルのSPが放送されました。
オリンピックと比べると実に寂しい放送内容でしたが
見られた選手についてだけでもコメントします。
ちなみに私が整骨院から帰宅する時間が遅れたので
放送を途中から見始めました。嗚呼。


○タカヒコヅカ
クリーンな演技だったけど絶好調というわけではなさそうに見えた。
いつもよりジャンプが低く感じたけどカメラワークのせいかも。
振り付けはこなれてスムーズに、ちょっと遊べるくらいになった模様。
個人的にSPのこのプログラムはまだ進化が見たいなあと思うけど
さすがに来季は違うのを作ってくるだろうなあ。
ともあれ良い点が出てパーソナルベスト更新で現在4位。いいぞ!
マスコミは言及しないだろうからあえて言うけど
彼も優勝候補の一人だということは忘れてはいけないぜ。

○ノブナリン
「これは6分間練習? あるいは公式練習?」と感じるような
ジャンプのパンクに絶句。それも全てのジャンプがそうだった。
・・・内輪で何があったのか全く分からないけれども
普段は強い選手である彼が、こうも歯車がかみ合わない姿を見てしまうと
ただ悲しいし、ものすごくショックだった。
ひょっとするとチームに何か起こっているのかもしれない。
とはいえ彼がフリーに進めないことがあるなんて
誰も想像しなかったはず。シーズン最後だし、良いところを
見せたかっただろうに・・・・。
運命は相変わらず、彼に容赦ない。

○パトリック
この頃、彼がよくつまずく姿を試合で見ることが続いている。
今回もちょっとヒヤリとしたけれど、ジャンプに問題がなく安心。
しかし以前はスキがまったく無いように見えたこのプログラムが
今見るとちょっとだけ物足りなく感じた。多分、気持ちの面で。
自国開催のオリンピックのあとで難しいところも
色々あるのだろうと思った。

○ダイスケ
危なげなくクリーンに終わった。
本人が直後のインタビューで言っていた通り
確かにオリンピックの方が良かったかも、という感想は
否定しないけれども、オリンピックの後にこの試合に出場して
きちんと実力を発揮できたのは賞賛したい。
SP1位ということに関しては何も異存はない。よくやったと思う。

○ジュベール
放送された中で、今日のMVPは間違いなく彼でしょう。
それは4-3のジャンプを決めたからではなく、
この日、最も自らが望んだ演技が出来たのが彼で、
本人がすごく喜んでいて、観客も喜んでいるという事実が全て。
得点云々ではなく、見ている側の「気持ちが動かされた」のは
彼の演技が一番そうだった。
あの悪夢のようなオリンピックを乗り越えて戻ってきた勇気、
プレッシャーの中で自らの力を出してみせたこと、
その姿が本当に嬉しそうで、楽しそうだったこと。
「フィギュアスケートっていいな」と、こういう演技を見たときに
最も実感させられる。ありがとうジュベール!


・・・・あれ?5人しか見てないんだ、私・・・・(涙)
海外勢は結構スルーされたんですね。ま、1時間枠だったしね。
私が見逃したのはアボット君かな?
時間の都合上放送された選手が少ないのはともかく
カメラワークとマイクの位置が悪いなと感じた放送だった。
スピンの最中に足元アップはやめて欲しい(苦笑)
あとマイクの位置と感度が悪いと思う。音質酷かったよ。
どう酷いのかを説明するのは難しいんだけど
会場音ぽくない音の拾い方だった。変にこもってるというか。
使ったマイクが広範囲のコンデンサマイクじゃなかったのか、
感度の良い音ではなかったことは確か。臨場感に欠ける。
っていうかスタッフは誰も違和感感じなかったの??
ああいう音で視聴者から苦情来ないの??
会場の音の反響の影響もありそうだけど・・・・うーん。
個人的にそれに神経質になってしまった上に
カメラワークも悪かったのでイライラしながら見ていました。
ああ、スケートと関係ないことをボヤいてすみません。


イライラしたことといえばもう一つ。
これも直接試合に関係することではないですが・・・
(以下、少数民族による酷い愚痴です。注意!)


個人的に、ダイスケが4回転をやらずにSP首位だということが
こんなに日本中で歓迎されていることに違和感を感じる。
「そりゃアナタ、彼が1位なんだから嬉しいに決まってるじゃない」と
皆さんは思われるかもしれませんが、あちこちで見かける
スケート関係の論調を見ると、どうしても首をかしげてしまう。


本当に「4回転をやる人がトップに立つべき」と思っている人は
4回転を成功させて現在3位になっているジュベールがトップでなくても
別に気にならないのだろうか・・・?


やっぱり世論なんて所詮そんなものよね、と笑ってしまう。
自国の(あるいは贔屓の)選手が勝つならば、
どんな勝ち方であっても歓迎されるのだ。
私もそうだけれど、その程度の甘いこだわりしかないなら
関係者でもないのに4回転論争はしないほうがいい。
正直言って、実際は大したこだわりもなく、要は贔屓が勝てるかどうか、
その打算でこの論争をあちこちで撒き散らしている人にはうんざり。

少なくとも今回、SPでダイスケが1位であることに
大きく納得して、心から喜んでいるのであれば、
仮に明日のフリーで4回転がない王者が出たとしても、
その選手を非難する理屈は全く通らないし、
そういう選手が勝つ採点方式について疑問を抱くことも矛盾する。
なぜならSPとフリーは同じ採点方式の下で行われていて
多少のジャッジの裁量が左右する部分はあれど、
個々の技の得点はSPもフリーも同じなのだから。
SPは4回転がない選手の首位が歓迎されて
フリーでそれが非難されるなんて、そんな筋の通らない話はない。

その点で、明日は誰が勝つのか、その選手によっては
どんな賞賛と批判があるのか、それをよく見届けたい。


個人的には自分にとって「その日一番良かった人」が勝てばいいと思う。
それは贔屓の出場の有無はあまり関係ない。
そして私が思う『良かった』というのは、今日のジュベールのように
「トップレベルの選手の内容のプログラムをきちんと滑った」
「本人がそれに納得して喜んでいるなどの感動があった」
「出場選手の中で上記2つを最も満たしている」という3つがあるだけの
とても曖昧なもので、そこには得点もジャンプの種類もない。
この価値観については誰もが異なるものであり、
何を最も重視すべきかということに関しては好みが分かれて当然。
それについて議論しても平行線を辿るだけのように感じる。

見ている側にとって大切なのは自分自身が感動したスケートの演技について
「なぜ感動したのか」「どこに感動したのか」、それを突き詰めることだ。
理由は何だっていい。「この人が好きだから、この人のやることには
何でも感動する」という極端なものであったとしても
それがその人のスケートを見るときのアイデンティティなのであればいい。
肝心なのは、おかしいと感じる採点方法について論じるときに
自分の「誰のスケートが好き」「誰の演技に感動した」などと
言った好みと「この競技や採点がどうあるべきか」という主張が
実際のところ本当に、全く矛盾しないのかどうかということ。

単純な例をあげれば、例えば私は「男子の4回転が好き」で、
「難しい技にチャレンジするアスリートに感動する」けれども
「4回転がなかったライサチェックの演技に感動した」。
この時点でかなり矛盾している。だけど人の気持ちというのは
複雑な曖昧さがつきものだし、スケートを見るにあたって
そういうところがある時点で、私には「高難度の技を重視すべき」等という
ハッキリしたこだわりがないとも言える。
少なくともそれは確実な私のアイデンティティではないのだ。
だからこの論争に加わるつもりは全然ないし、
この論争について誰の意見や主張も否定しようとは思わない。


だけど自分と同じく、本来はあまりこだわりのない人たちが
自分の大好きなスケータや、そのファンを傷つけるような批判を
堂々と主張しているっていう現状にはイライラしてしまう。


私は未だに、うっかりスケートの記事が集まる場所へ行って
そこでちょっと目に入った読者のスケートの論争を見る度に
ものすごく神経質になっている自分に気づく。
そして同じ思いをしている人がどれだけ多いかと思う。
(少ないかもしれないけど 苦笑)
こんな辺鄙なブログに次々と新しいお客さんが流れ着くのも
それが遠因なのだとよく理解しているだけに、尚更。


しかし今日の一件で、もう傷つく必要は全然ないと
自分の中で証明できたように思う。
今目の前で起こっているのと同様に、人の価値観だとか主張は
こんなにも移ろいやすいものなのだから。
それに一喜一憂したところでどうにもならないし
世の中には世論を容易くミスリードする罠が溢れている。
肝心なのは真に自分がどういった価値観を持って、
どのように物事を判断しているのかを、
自分自身がきちんと理解していることだ。
その上での感想であり、意見なのであれば
誰に何を言われようが、それは確固たるものであり、
誰にも傷つけられるものではないのだということ。


・・・というわけで、スケートの試合の感想一つで、
なぜか人の価値観とは何たるものかを考えてしまった。


長々とした独り言になってしまってごめんなさい。
明日の男子フリーはもう少し穏やかな気持ちで楽しみたいです。

8 件のコメント:

らん さんのコメント...

気持ち、わかります。
あれだけ4回転云々と言っている癖に自国の、もしくは贔屓の選手なら別にいいんだ、そんな問題なんだと感じました。
そんな軽い気持ちでの論争で傷付けられる人間がいるってことは理解してもらえないんでしょうね。
もしこれで高橋が4回転なしに優勝して海外からバッシングされたとしてもそんなに大袈裟に取り扱わない気もするし……。
なんだかオリンピック後から色々とヤキモキしていたライサ側の人間の気持ちって悲しみ損ですよね(苦笑)
同じ苦しみを味わえ!とまでは言いませんが……下手に口出ししないほうがいいって意見に賛成です。
どうしても、どんなに言葉を選んでも飛ばない事への批判=選手自身への批判と受け取りやすいので快く思えないのも一員なんですが。
放送を見て早く氷上のライサが見たくなりました。

POPO さんのコメント...

私は、ライサチェクのファンではありませんが、オリンピックの金メダルは彼しかなかったと思っています。
どう見ても 「パーフェクト」という言葉がぴったりな演技でしたよね。

実は、私は、ライアンのファンなのです。
全米で計3回の4回転を飛びました。
でも、オリンピックには出られませんでした。
3回も飛んだんだからオリンピックに出してよーなんて、ちっとも思いませんでした。
まぁ、ショートのミスが大きかったから。
ライアン本人も「自分のミスのせい」と言ってましたしね。
そして「エヴァンが4回転を入れるかは本人が決めること。入れなくても素晴らしい演技ができる」とも。


男子なら4回転とか、女子なら3回転半とか飛べればいいのか??
違う!
あれだけ、オリンピックの時に、3回転半3回も飛んだのにって報道していたはずの日本のマスコミが、今回は??
4回転飛ばなくていいの?って聞きたい。

今回、ワールド切符をライサチェクから頂いたのに、ライアン自身も「自分に腹が立つ」と言うような演技でごめんなさい。
ただ、怪我をしているので・・・

Askarose さんのコメント...

らんさま:

おっしゃる通り、私たち本当に「悲しみ損」ですよねえ(苦笑)。実際にオリンピックのときの反応で「こんなに4回転が大事だと思ってる人がいるんだ・・・」とビックリしたものですが、実際はそれほどでもないのだということがよくわかりました。もう!人の気持ちも知らないで暢気なもんよねー!なんて思っちゃいますね。少数派の気持ちはいつも軽視されるものです(苦笑)

今回の結果では高橋君は4回転にトライ、認定はされなかったけど着氷はした、そして優勝という、ちょっと複雑な終わり方でしたがメディアが「4回転論争に決着をつけた!」とはしゃいでいるのを見て「どこが?認定されてないじゃん」と言いたいです。4回転を成功させた人が大きな大会で優勝するまで、あーだこーだ言われ続けるんでしょうね(苦笑)

とりあえずこの論争に加わってる人は自分の贔屓が勝つことだけしか考えてない人が大半なのだと実感して、少しほっとしている次第です。それにしてもスケートの試合にライサチェックがいないのも寂しいですね。今回の試合では上位の選手が誰一人としてクリーンな滑りをしなかっただけに、「ノーミスの人がいなかった」寂しさもありました。個人的には、ノーミスの選手が1位の方がすっきりした気持ちになるので。。。

Askarose さんのコメント...

POPOさま:

お初にお目にかかります。コメントありがとうございました!オリンピックのときのライサチェックを褒めていただいて光栄です。あのときは出場者の中で最も良い出来だったので、自分としてはそれだけで優勝に値するものと思っています。

POPOさまはライアンのファンなのですね!私は彼の演技とても好きです。同い年なので親近感があるというのもあり・・・ですのでオリンピックに出られなかったのは残念でしたが、最後まで諦めずに果敢に戦ってくれたのは嬉しかったです。こうしてワールド出場にもつながりましたしね!今回は怪我で思うような演技ができず、本人が一番悔しかったと思います。私は映像は見ていないのですが、スコアを見て、怪我をした状態でも果敢なプログラムで攻めた彼を立派だと思いました。

どの競技においても、一部の選手が難しい技を持っているからといって、必ず勝てるわけではないですし、もしそうなら難しい技ができない選手は次々と競技を去っていると思っています。だけど去らないのは、その競技がその技が全てではないから、ということですよね。どんな競技でもそれは同じことで・・・
ただフィギュアスケートにおいては、日本勢が高難度ジャンプができる選手が集まっているだけに、そういう論調がこの4年間ですっかり根付いてしまった感があります。もっとも、伊藤みどりさんの時代からそんな煽り方はありましたが。

報道とは報道する側が責められないように、巧妙にミスリードを仕掛けてくるものだと、今回のオリンピックや世界選手権で実感しました。報道する側の論調に矛盾が出たところで、それにこちらが気づかなければ、都合の良い報道に振り回されてしまいますね・・・

匿名 さんのコメント...

はじめまして。実は昨年新横浜で偶然ライサチェク&タニスとすれ違ったという果報者?です。(すいません、特に彼のファンではないですが、ちょうど広島から帰ってきて、空港からのバスの終点が新横プリンスで、降りたら、いたんです。思わず「うううわライサチェク」と言ってしまいました。連れはタニスに見とれていたらしく、ライサは「大きい、黒い」と思っただけだったそうです。でもちょっとタニスとクールな空気だったかな・・)

4回転論争、確かにロシア&ヨーロッパの論調はガチに「ジュベールこそ金の価値がある」だそうで(言語の問題があるからか浅田真央さん絡みじゃないからか日本では報じてないと思いますが・・)日本はなんか浅田真央さんがらみでフニャフニャと論調が変わったと感じています。女子の後から突然プルシェンコ応援が増えたというような・・・。

そういえばもっと新し目の日記にも書いておられた「失言王子」チャンですが、4回転への過剰反応(2009)で悪名高くなった彼、スケーティングスタイルを本国の大衆レベルで揶揄されることが多いらしく(ジェフはどういわれていたのかちょっと知らないんですが)、ブラウニング・ストイコスタイルのスターを熱望する圧力が相当あるようで、しかもストイコさん本人が相当きついこといいまくってるんで^^;、そうだなあ確かにカナダが4回転の本家だったのに今や4回転協会会長はフランス人、名誉会長ロシア人だもんなあ、と・・・。そう考えるとやっぱ日本人玉虫色というかあっち行ったりこっち行ったり・・・これがお国柄なんでしょうね。

Askarose さんのコメント...

匿名の方へ:

コメントありがとうございます。
昨年の新横浜・・というとフレンズオンアイスの時ですか! そのとき私、リンクの外で出待ちしてたら、いち早くタニスと、彼女に続いて出てくるライサチェックが出てきたのを見ました。別れても一緒に行動する二人が微笑ましい一方で「ベンはどこに!?」と内心不思議に思ったものです。二人はその後お迎えタクシーに乗って新横プリンスに到着したのでしょうね~!偶然出くわすなんて羨ましいです♪

さて、4回転論争ですがロシアとヨーロッパでそんなふうに言われてたとは全然知らなかったですね。日本では日本人選手に好意的な記事以外は紹介されないですから、今回も「アメリカのメディアも賞賛」とかそんな記事しかなかったような。。。やはり日本は「勝てば官軍」って空気がありますしね(苦笑)。まして今は女子シングルの影響がものすごいですから。。。

失言王子のパトリック、本国で揶揄されるなんてお気の毒です。確かにサンデュの頃まではカナダ男子って4回転ジャンパーのイメージが強かったですものね。その系統を継ぐレイノルズも頑張ってますしね。しかしパトリック、これだけセカンドマークが出ている時期に大きな国際大会で勝てず、個人的にだんだん可哀そうになってきています。。。勝てないのもバッシングされる一因でしょうしね。

とりあえず日本人は基本的に「日本人がんばれ」という感じですので、海外選手への評価はよほどのスターでない限りまちまち、特に普段話題に上がらないライサチェックなど、メディアでも格下扱いだったわけで。。。事前にメダル候補に名前をあげなかった選手が勝ってしまったことへの言い訳に、4回転論争が使われているようにも見えます。ともあれ、日本では「日本人がいかにして勝てるか
」が正義ですので(笑)、今後もこの論争がフラフラするのだろうと覚悟しておきます。コメントありがとうございました!

Lilla さんのコメント...

こんばんは、匿名の者です(おとといは名前をどこに書いてよいのかわからなかったので・・・)
「遭遇した」ということで実はトップ5の中では高橋君は別として(笑)、ライサチェクを応援していたんですよ。中スポ?だったか名古屋の浅田舞さんとの対談も読んでましたし。あとプルさんについてはジュベールのNHKの特番で「休んでいた間に頑張ってた選手に勝ててうれしい」(ロシア杯で)と言ったという話が取り上げられて「ムカー」ときていたので「こりゃいかん、休んでなかった人を応援せねば」(ランビエールごめん・・・)と思っていたので・・。SP終了後は「これはプルさんに勝てる可能性があるのはライサだけ?」とも思っていました。そのときはわずかな望みでしたけど・・。

>ロシアとヨーロッパ

高橋君には優しい論調が多いようですが、少なくともブライアンがSP1位であるべきだったという意見が結構あったり、ホントにガチに「あんなクロールしてるだけの人たちよりジュベールが・・・」という論調(ロシアの新聞)があるようです。チャンには相当キツイ論調が多いです。今後4年間(2013年のワールドはどこか知りませんが)、アメリカでも「彼よりジュベールが銀であるべき」とジョニーにテレビで言われたそうですし、トリプルアクセル以上を飛べないまま一線をキープしていたとしたら「完全超アウェイ」になりそうです。

CBCカナダ放送の彼への応援CMが「ピアノの前で優雅に優しげに微笑む少年」という内容だったんですが、どうもこういう「2004年ごろのジョニー」みたいな路線が揶揄やストイコさんたちの批難の対象になってしまうようです。

今の日本の4回転論争はなんか「われらが真央ちゃん」を持ち上げるためだけに、真央ちゃん側?の人(プル、ブライアン)株が急上昇、Kさん側?(カナダ系の人など)を貶めているような雰囲気があると思ってます。ウィキペディアなんかもそういう人たちが仕切っていて怖いです。
でも高橋君もKさんのような「ジャッジのお気に入りなんだよー」とすごくモヤモヤしてしまいます。その辺は「完全スルー」なんですよね・・・。

Askarose さんのコメント...

Lillaさま:

コメント欄がわかりづらいブログでごめんなさい(苦笑)。再度投稿ありがとうございます。

間近で見た選手、遭遇した選手って応援したくなりますよね~。私は滅多に遭遇したことないですけども、同じ新横浜でジョニーとランビエールが会場入りするのを間近で見ました。ジョニーはサイン会状態でしたが、誠実に対応しているのを見て「感じがいいなあ、ジョニー」と感心したものです。

NHKのジュベールの特番、そのプルさんの発言よく覚えています(笑)。声に出して「チクショー!余裕だなオイ!」などとツッコミを入れたものです。まさか自分の贔屓が、オリンピックで彼を下すとは当時は思ってなかったですね。というか、プルさん自体がオリンピックまで体が持ちこたえるのか?という疑問が個人的にはありましたので。しかしいざオリンピックが始まって、SPが終わってみて、思ったより点差がつかなかった時点で「これはプルさんがミスしちゃったらエヴァンさん優勝フラグ?そんなまさか!」とは少し思っていましたが。。。

ヨーロッパ側ではワールドのSPはジュベールを支持する声が多いのですね。日本でほぼ何も言われなかったというか、むしろ「ジュベールより高橋が上でラッキー、いいぞ高橋!」みたいな風潮もなくはなかったですが(苦笑)。ただ、どこでもパトリックはアウェーになりつつあるとよくわかりました。彼、持っている最高難度のジャンプがトリプルアクセルで、それがあんまり安定していないという時点でそう簡単に勝てない選手のはずなんですけど、本人がいつでも勝てるといわんばかりの態度ですからね・・・(苦笑)まだ若いとはいえ、もうちょっと謙虚であればここまで叩かれないのに、と思います。しかしCBCのCM、個人的には悪くなさそうな気がしますけど向こうでは「男子アスリートなのにこれはないだろ!」っていうことなんでしょうか。だとすると作った側の責任が大きいような気がしますが・・・・(苦笑)

おっしゃる通り、今の日本での4回転論争はあくまで女子シングルへの布石として浮上したものに過ぎないですね。だってヨーテボリのワールドでその問題が浮上したときは、それほど話題に上がらなかったですし、むしろ発言したジュベールが叩かれているのをよく見かけたくらいでした。ところが今回はプルさんの株が急上昇。「我らが真央ちゃん」効果もここまでくれば大したものです。それが悪いとは言いませんが、彼女を持ち上げる人たちが貶めようとする「ジャッジのお気に入り」には、高橋くんもそうですが、他ならぬ彼女自身も入っているように思っています。あえてそれを最大限に活用しない戦略で挑んだために、結果的に点差はつけられてしまいましたが。。。

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