2009年3月28日土曜日

ワールド09男子フリー感想。

早く書かないと全部忘れそうなので、
放送を見た印象を少しでも書いときます。


○無良くん、初出場でこれだけ出来るのはすごいんだぜ。
あと衣装変えてきましたね。こっちの方が良いかと。
髪型もおろした方がいいかな? 
でも無造作だともっさりした感じが出るのか・・・?
そのへんはもう少し研究してもらいたいところです。
なにせ、フィギュアの男子はヘアスタイルがみんな独自色があるのでね。


○ノブナリンすげー! ファントムも思わず笑顔ですな。
ザヤックルールはバンクーバーまでに覚えてくれればいいよ!
何より出場選手中最も難易度の高いプログラムを
最もクリーンに滑った選手なだけに、
ジュベたんが「危険な選手です」と言った気持ちがよくわかる。
しかし、ノーカウントになったジャンプの点数を足しても
表彰台が厳しいというのは・・・それはそれで切ないですね。


○アボットくん。普段は瞑想して集中力を高めてるそうですが
今回は瞑想できなかったんだろう、ということで(苦笑)
だけど彼のフリープログラムはホントに素敵ですね。
ジャンプ失敗しても、それが何?っていうくらい
つなぎの部分とか見ていて惚れ惚れする。
ファイナルのときのような強いオーラや
全米のときみたいな負けないオーラは全然出てなかったけども
そんなのなくても彼は十分見せられる選手なんだと改めて実感。
来季も名作待ってるぜ!
でもアメリカのエースの座は普通にライサに持ってかれちゃったね・・・


○パトちゃんは優勝を確信したような表情だったけど
アンタ、その出来でワールドで勝てると思ったら大間違いよ!
とりあえずトリプル全部揃えてからいらっしゃい!(←何様だ)
あとはオッサンが揃えばパトちゃんの薄味が際立つとわかったので
次のシーズンでどんなプログラムを作ってくるかが重要かなと思った。
今の正統派のままだと、イロモノが揃うオッサンに印象で負けちゃうかも。


○コンテスティ・・・あんた面白いよ(笑)
何気にジュベたんより小芝居派ですかね。マイムうまいし。
ブラッドレイと面白プログラムで対決してもらいたい。
むしろ「面白プログラム選手権」作って出場して下さい(笑)
エントリーはジュベたん、ノブナリン、佐々木くん、ブラッドレイ、
ベルントソン、エイドリアン、ベルネル、南里くん、お洒落魔女(!?)
などなど、小芝居&顔芸の達者なスケーターはいかがでしょう。


○タカヒコヅカ。彼もまた、薄味が際立つ結果になってしまったかも。
(滑走順がちょっと気の毒だと思った)
いや、でも彼のスケートが上手いことも際立ってたと思う。
それがスコアにあんまり反映されてないようにも感じた。
今回のジャッジはオッサン好きが多かったらしい(←違)
ジャンプにちょっとミスが出たことよりも
シーズン前半の好評価が、ここに来て下がってしまったけど
個人的には素敵なロミオをシーズン通して見せてくれて嬉しかった。
最後の最後で衣装変えたら、新鮮さという点で印象違ったかもしれないね。
その辺の戦術はオッサン達に学んでください(笑)


○ベルネル。良いベルネルを久しぶりに見たんだぜ!
いやはや、彼のクワドはホントにキレイですねー!
前半までかなり良かったので
「どうしてこれで表彰台に上がらなかったのだろう」(←結果を知っていた)と
不思議に思ったけれど、後半はジャンプのミスが出ちゃったようです。
でもでも、あれだけ後半ミスしても、あれだけ点数が出るということは
完璧にやったときはすさまじいということじゃないですか。
恐ろしい子!! あと、ライサへ良い空気を渡してくれてありがとう(笑)


○・・・ライサについては後で書きます。


○ジュベたん。衣装どうして変えなかったのかなあ・・・。
ともあれ、モヒカンと比べるとだいぶジュベたんっぽいプログラムに。
個人的にかなりカッコイイプログラムだと思います。
来シーズンも見たいけど、変えちゃうかなー、もったいない。
しかしジュベたんはステップが本当にうまくなったなと。
今シーズン一番の収穫はそれでしょう。
ジャンプにミスが出て、今回は自分自身に失望しているジュベたんですが
予定してたプログラム構成を土壇場で変えて、
考えながら滑っていたらしく(何でそんなことできるんだ・・・)
気持ちの上で余裕がなかったのかなあと感じました。
それでもあの得点だし。クワドも成功させてるし。
君は失望することは何もない、ただ同じミスは繰り返さないように、
そしてもっと自分を信じるようにすればいいのだと思うよ。
今回、ジュベたんは登場したときからものすごい悲壮感が漂ってて
「大丈夫なんだろうか」と思ったけれど・・・
あの悲壮感はなんだったんだろう。
会場はライサに浮かれてたけど、ジュベを敵対視してるようには
見えなかった(現地にいなかったからわからないけど)。
なんだか今回のジュベたんは自ら重荷を背負って登場して
自ら背水の陣の空気につっこんでいったように見えました。
来季、もっと強くなって彼が戻ってくることを信じています。


ひとまずこんな感じですかねー。
うーん、去年のワールドより最終グループは荒れなかったとはいえ
シーズン前半に好評価だった選手が思った以上に得点が伸びなかったのは
個人的に波乱でした。女子は相変わらずあんな感じなのにねえ(苦笑)

あとはクワドとアクセル二回をクリーンに成功させても、
あるいはクワドレスで点が取れるプログラムを組んでいても、
ノーミスで減点のない、質の良いパフォーマンスを見せなければ
そう簡単に勝てないっていう新採点の傾向がそのまま出たなー、と。
「ノーミス」、これは人によってはクワドを決めるより難しいでしょう。
トップ選手なら、誰にとっても「ノーミス」は難しいこと。
それを成し遂げる人が「選ばれる」、そういう競技になったのかなと
感じています。以前はクワドが出来なきゃ、決して選ばれなかった。

その点でライサの最大の長所は「安定性」だと私は思ってるので
実は有利だったってことですかねー。
シーズン前半のダウングレードのおかげで
その「安定性」の長所が全然光らない試合ばっかりだったけど
ダウングレードさえなければ転倒一回とかお手つき一回とかで
それぞれの試合は決して出来は悪くなかったはずなんですよ。
シーズン通して安定した演技を見せてきたってことは
地元ワールドでもそれが出来るという布石だったのかなーと。

ま、ライサの感想は後にとっておくとして
(↑何のためにとっておくのか自分でもわからないけど 苦笑)
思ったよりも色々あった試合で見所が多かったです。
「こうすればこの選手に勝てる」とか
「こういうプログラムならリカバーできる」とか勉強になりました。
来季への参考になればいいけど、またルール変わるかもしれないし
そのあたりはまだわかりませんが。


そして来季のワールドってオリンピックの後だから
オリンピックのチャンピオンが出場しない可能性もありますよね。
あるいはオリンピックを最後に引退する選手が出るかもしれない。
そうなると来季はどんなメンバーで戦うことになるのか
ちょっと気になりますね・・・。
特に、オッサンがどれだけ残ってくれるかが(←それかよ!!)。


ではでは、明日以降にはライサのことが書ければいいなあと思います。
でも明日送別会なんですよねー。あう・・・。

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