たまには国内の空気を読んで(笑)、現在、日本のスケートファンの間で
もっとも話題になっているであろうトピックスについて触れてみます。
今、日本女子シングルの絶対的存在である浅田真央さんが
今季のフリーにリストの「愛の夢」を使用するとのこと。
振り付けはローリ・ニコル。
(ちなみにSPは「タンゴ」となっているけれど
誰の何のタンゴなのかはわからないっす)
確かオリンピックシーズンである昨季にも彼女のプログラムの
候補に挙がった曲だったと思うんですが、タラソワ先生の後押しで
最終的に「鐘」になったって話だったはず。
(その後周囲の評判と先行きを懸念したタラソワ先生が
曲変更する意思があるかどうか聞いたけれども
今度は彼女自身の意思で「鐘」を続行させたとのこと)
あの「鐘」のプログラムそのものが良かったかどうかはともかく、
原曲の良さを台無しにしているオーケストラアレンジに
当時の私はさんざんこきおろしていたわけですが(笑)
選曲や振り付けにタラソワ先生が絡むとあらゆるピアノ曲の
オーケストラアレンジされたプログラムを使うことになるので
これはタラソワ先生に師事した悲しい宿命と思うしかない。
それをクラシックファンがどう思うかなんて本人達には関係ないしね。
ただ、オリンピックが開催された今年は華々しいショパンイヤーなので
せっかく「ショパンの曲が似合う」と言われているのだから
ショパンの曲を使えばよかったのにと内心思っていました。
まあ、今季のプログラムとしてショパンと交流の深いリストを選ぶのは
なかなか洒落てるなと思いますけどね。
「愛の夢」、彼女によく似合うんじゃないでしょうか。
本人のコメントを読む限りだと振り付けに恋愛の要素があるようで
それはそれですごく楽しみだ。ウットリできるかも!
その昔、このブログに「エヴァンさんに『愛の夢』で滑ってもらいたい」と
書いたことがあります(当時の記事は恥ずかしいからリンクは貼らない 笑)。
個人的にはそのくらい愛着のある曲だし、自分でもレッスンで
弾いたことのある曲だし、一般的にもあまりに有名なピアノ曲ですが
スケートのプログラムとしては弦楽バージョンを使うことが多いのかな?
真央ちゃんの今までの傾向を考えるに、多分弦楽アレンジを
使うのだろうとは思うけど、昨年の「鐘」と同様、楽曲の良さは
ピアノ版にこそ表れていると思っています。
(もっともこの曲自体は原曲が歌曲で、ピアノ版の方が
ずっと有名になってしまったわけですが)
こちらはテレビ番組で演奏されている「愛の夢」の動画。
妹もこの曲が好きで、たまに「弾いて」ってリクエストされるんですが
私が今もうろ覚えで弾けるパートは中間部(動画でいう2分過ぎくらいから)で
あの激しい部分を弾いたら「そこじゃなくて、最初の方のきれいなところ」と
文句を言われたことが多々あります。。。
この曲のハイライトって言ったら中間部じゃないのか・・・!?
(弾いてる側としては、最初の方は意外と弾きづらいし面白くないんだなこれが)
せっかく同じ曲が好きでも好きな部分が違うとか、私と妹はどうも
基本的な好みは似通っているわりに肝心なところで意見が分かれる。
(例:同じフィギュアスケートアメリカ代表のライサとジョニー)
それはともかく、私が好きなこの曲の「激しい」部分は
オーケストラにはないピアノだからこそのものなので、
スケーターにもこういうところを使ってくれよと切に思いますね!
エヴァンさーん、いつかこういうピアノだけの
激しくてカッコイイ曲で滑って~!(←どさくさに紛れて主張してみる 笑)
ラプソディー・イン・ブルーもピアノ独奏版だったら良かったのになあ。
以上、久々に音楽の話題で一人で盛り上がってみました。
あと、どーでもいいけどリストの若いころの肖像画って
ジュベールに似てるような気がする(←またか 笑)
ヨーロッパ人によくいる顔立ちなんですね、彼は。
ジュベたんがマキシム版の「死の舞踏」で滑るのもカッコよさそうですね!
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