2010年4月22日木曜日

Flexjetとのスポンサー契約に思う。

今、ライサチェックの公式サイトへ行くと
Flexjetのロゴが追加されています。


先週からFlexjet社のプライベートジェットを利用して
DWTSとスターズオンアイスのツアーの旅を続けている
チーム・エヴァンナですが、公式サイトによると
正式にライサチェックとスポンサー契約を結んだようです。
そして本人もツイッターでつぶやいている通り、
国を横断する長旅の間に飛行機の乗り換えをしなくて済んでいるので
とても助かっているとのこと。
なるほど、需要と供給が一致した良い契約ですねえ!


ラルフ・ローレンのときといい、今回といい、
資金的な援助というより実質的な目に見えた援助を受けているのを見て
こういうのってフレキシブルでいいなーと思う。
お金だけじゃないっていうのがね。
日本だと大きな企業に所属するか、CM契約をするか、といった感じで
スポンサー契約=巨額のマネーというイメージになりがちで
この不況が続く中、企業から資金援助を受けられるのは
限られた人だけになってきていますよねえ・・・


しかし我らがスグリフミエのときも思ったけれど
単に「現役を続けるには年間2000万かかるから
企業から支援が必要ですー」と大々的に訴えると
逆に選手個人はイメージダウンするリスクも大きい。
(だからこそ志半ばで辞めていくアスリートが多い)
でも本当はアスリートを支援してあげたいっていう企業や人は
少なくないはずで、そういったお互いの需要と供給ってのは
巨額の資金援助以外に何かないものかと思っていたわけですよ。
例えば衣装屋と契約して、衣装代タダにしてもうとか
靴屋と契約して、とか・・・そういう小さい部分でも
援助という方法はなくはないはずだ、と。
(無論、この経済状況でそんな簡単にはいかないんでしょうが・・・)

我らがフミーはうまいことスポンサー契約が成立して
競技続行できるようになりましたが(さすが!)、
「スポンサーがいないと引退するしかないです~」と
なったときには、本当にファンとして何もできないのが
ただただ悲しかった。
彼女に限らず、日本のアスリートは小さな企業や一般人に
寄付を募ることを潔しとはしない。
だけど、もう大きな企業に抱えてもらうっていう手法は
日本じゃ相当厳しくなっているし
中小企業や一般人レベルでもアスリートを支援できる方法を
本格的に考えないとマズイんじゃないかって思うのです。


その一方で、海を超えてアメリカに視線を向けたときに
選手自らがトレーニング基金を設立していたり、
お互いに協力しあってチャリティーオークションを開催したり、
そういう活動が堂々とできるのを見て、
海外の寄付の精神っていいなーと思っていたら
向こうは企業の支援の仕方もフレキシブルだとわかった。
エヴァンさんは良い支援を受けているなー、と。
もちろんオリンピックでの実績があったからこそですが
企業との良い関係を目に見える形でPRすることも
トップアスリートとして重要なこと。
この競技に限らず、あらゆるアスリートが
どのように支援を受けていくか、どういう方法があるのか、
彼は良いロールモデルになっていると思った。


それにしても・・・海外アスリートのスポンサーって
色んな企業があって面白いですよね!
日本では南里くんの「ふくや」がかなりユニークですけど
タニス&ベンはコンタクトレンズの会社に支援受けてたし
(そして実際に二人ともその会社のコンタクトを使っていた)
ジュベールはアンダーウェアのダマールとか(笑)。
エヴァンさんも今後どんな企業がアプローチしてくるか楽しみです。
というか、企業がエヴァンさんをどう面白く使うのかが楽しみです(爆)

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