dallasnews.comのインタビューより抜粋したものをご紹介します。
As a performer in two shows, Evan Lysacek thrives on his exhausting regimen
Lysacek's dream of being an Olympic champion goes back longer than his dream of being a great skater.
ライサチェックのオリンピックチャンピオンになるという夢は、彼の立派なスケーターになるという夢よりも長く遡る。
"I remember watching Michael Jordan winning in the Olympics for the second time in 1992," he says. "I knew that was what I wanted to do, but I didn't know what my vehicle would be."
「1992年にマイケル・ジョーダンが二度目のオリンピックで優勝したのを見ていたことを今も思い出します」と彼は言う。「それこそが僕のやりたいことだとわかったんです。だけど、僕の達成手段が何なのかはわからなかったんです」
His parents encouraged him to try many different sports and develop his versatility. At 8 he tried skating and by 14 that was all he wanted to do.
彼の両親は、彼に様々なスポーツをやらせて、彼の多様性を向上させるよう勧めた。8歳で彼はスケートを始め、14歳までに彼がやりたいと思った全てのことを試すことができた。
"I had the stability to go fast, and I fell in love with the feel of the wind in my face," he says.
「僕には早く滑る安定性がありました。それに、顔面で受ける風の感覚にすっかり心を奪われていたのです」
And he knew he could always count on his family's support.
そして彼はいつも自分の家族の協力を頼りにできるとわかっていたのである。
"They encouraged me and made sure I knew how important it was to strive for my best," he says. "Sometimes that meant winning and sometimes it wasn't winning, but if I was trying my best, I knew I would make them proud."
「彼らは僕を励ましてくれたし、ベストを尽くそうと一生懸命やることがどれだけ大切かを僕がわかっていると理解していました。時にそれは優勝することだったり、あるいは勝つことではなかったりもしましたが、もし僕がベストを尽くそうとしたなら、彼らが誇りに思えるはずだとわかっていたのです」
Of course, Lysacek's trying for his best looks a bit different from that of most people.
言うまでもないが、ライサチェックのベストを尽くそうとするやり方は、殆どの人とのそれとは少し異なるように見える。
"I really thrive on giving 100 percent every day, and I'm not satisfied at the end of the day unless I have barely enough energy after training to get to bed," he says. "I think a lot of athletes want a balance. But I always found it was better to sacrifice everything for training. I sacrificed every holiday with my family, every birthday party, and I did it gladly."
「僕は毎日100パーセントをつぎ込むことを心から生きがいにしているんです。僕は一日の終わりに、トレーニングの後にかろうじてベッドに入るエネルギーしか残っていないとき以外は決して満足しないんです。アスリートの多くはバランスを求めるものだと思います。だけど僕はトレーニングのために全てを犠牲にすることよりいい方法はないということに気づいていたのです。家族との休暇も、誕生日パーティーも、全てを犠牲にしてきました。喜んでそうしたのです」
He has found lasting friendships with those whom he trains with and who have been by his side through this journey. Texan gold medal gymnast Nastia Liukin is one of those people who are very special to him.
彼は一緒に練習する仲間やこの冒険を通して彼のそばにいた人々に、長きに渡る友情を見出してきた。テキサス州の体操選手で金メダリストのナスティア・リューキンも彼にとって非常に特別な存在の一人である。
"She's been such a positive influence in my life, helping me over the hurdles of the course of last year in preparing for the Olympics," he says. "Very few people understand it, but she had conquered it and she helped me through it. She was in Vancouver and it meant the world to me to have her at arm's reach."
「彼女は僕の人生においてプラスになる影響を与えてくれました。オリンピックの準備に向かうこの一年に、僕が障壁を乗りこえられるよう助けてくれたんです。それ(オリンピックに向かうこと)を理解している人は少ししかいません。ですが彼女はそれを乗り越えて、その期間ずっと僕を手助けしてくれました。彼女はバンクーバーに来てくれましたが、自分の近くに彼女がいるというのは僕にとってかけがえのないことでした」
Even so, how did he manage to seem so serene as he performed that final skating routine that would determine if he had attained his dream?
そうであっても、彼が夢を実現したかどうかを決定するであろう最後のプログラムを演じたとき、どのようにして彼は落ち着いているように見せることができたのだろうか?
"I felt I did not leave anything on the table," he says. "That gave me confidence and calm."
「やり残していることは何もないと感じていました。それが僕に自信を落ち着きを与えてくれたのです」
2 件のコメント:
Askaroseさま、素敵なインタビューを翻訳下さって有難うございます♪〜本当にこちらのブログの有難さを痛感しています(もう自動翻訳アプリとはおさらばだ!笑)最近、エヴァンのスケート人生を振り返るインタビューが多いですよね。。。「よく頑張ってきたなぁ、エヴァン。色々な事があったなぁ・・」とか、読みながらこちらも感無量になったり・・。最近のインタビューで何度か目にする[犠牲 sacrifice]というエヴァンの言葉がいつも私の心に刺さるんです。・・[every birthday party]たぶん全部じゃないだろうとは思いましたが(笑)、幼少期の家族との楽しかったお誕生会の思い出がエヴァンの心の中に、今、寂しさとして漂っているのだなぁ〜と、この一文は思わず涙腺が緩みました(Askaroseさまの翻訳もすばらしくて!)。「エヴァン、もう充分だよ!。今は過ごす事がかなわなかったプライベートの暖かい時間をとり戻して!」って思わず声をかけたい気分になります。
でも「お願い!、1日でも長く競技の世界に存在して!戦うあなたの姿を見たいの!」と思うファン目線の自分もいて、こうゆうエヴァンの集大成的なインタビューは色々と考えさせられます。。。
と、ガラにも無くたまには真面目なカキコミをしてみました(笑)
Mistyさま:
いやはや、私のつたない訳で却って申し訳なく思っているくらいですが、参考にしていただけているなら嬉しいです!
スターズ・オン・アイスで全米各地を巡業している中、オリンピックまでの経歴のまとめのような記事が増えましたよね!行く先々で記事になっていて、内容が重複していることも多いのですが、時折良い言葉が出てくるので抜粋して訳しています。
そして本当に「犠牲にしてきた」っていう言葉がこの頃は多く出てきますよね。お母様もそう発言していますし。。。私もその言葉を目にする度に胸が痛くなります。確かに、数ある選択肢の中で厳しい道を選んで、結果的に成功したけれど、ふとした瞬間に選ばなかった道に思いを馳せているのかもしれませんね。誕生日パーティー、自分のはともかく、家族の集まりに参加できなかったことが多かったんでしょうね。日本だと誕生日、クリスマスやお正月は家族別々でもそんなに珍しくはないですけど、向こうはそういうお祝い事には大げさなくらいパーティーやったり、みんなで集まったりしてるイメージがありますし。。。。
これからの人生ではそういったプライベートな時間をもっと充実させられたらいいなとも思いますが、この人のことだからさらに忙しく過ごしそうな気がしないでもないです(苦笑)。頼むから、倒れない程度に盆と正月くらいはのんびり休んでくれと言いたいところですが・・・そのために永遠に競技にさよならされても寂しくなりますし、難しいファン心理です(苦笑)
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